#938 東京都交響楽団第825回定期演奏会Cシリーズ

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「魔法使いの弟子」にしても、この「幻想交響曲」にしても、あたかも全力で格闘技を試みているかのような彼の一挙手一投足、あるいはステージ上の俳優が身体を張って演技するかのように彼のタクトに応える都響の迫真の熱演に、会場を埋めた聴衆の誰も彼もが思う存分酔わされたのではないだろうか。

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#73 悲喜交々

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そういえば、近年、シャープな技量と豊かな音楽センスを持つ若いドラマーが続々と出現している。日本という限られたマーケットの中でもドラムス分野から注目すべき人材が来日しているのをご存知だろうか。

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#1386 『渋さ知らズ/渋樹 JUJU』

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「ジムノペディ」についての謎はともかく、のっけからフル回転する狂騒のソロ爆発~立花秀揮(as)、石渡明廣(g)、山田あずさ(vib)~には久々に脳髄がほてった。

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#1378 『トニー・ベネット/ザ・ベスト・イズ・イエット・トゥ・カム』

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10人が10人、90歳を超えてこんなパンチのある溌剌とした声量で歌えるものかと誰しも怪訝に思ったのではないか。、実際、終盤になって熱狂的な大歓声の中で再登場したベネットは、彼の十八番といっていい「ザ・ベスト・イズ・イエット・トゥ・カム」や「霧のサンフランシスコ」などをいかにも喜びを爆発させるように歌った。

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追悼 “Dr.Jazz” 内田修 「ドクター内田の死を悼む」

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もし、スイスで私が内田さんと巡り会わなければ、私のカメラは故障したままだったろうし、ルイ・アームストロングの姿も幻のままで終わることになっただろう。

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この1枚2016(国内編)#07 
『MARU/I Can Handle It』

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それはジャンルを超えているらしい。これを図らずも示したCDがMARUのデビュー作だった。私は初めてこのCDで彼女を知った

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この1枚 2016(海外編)#11 『ブラッド・メルドー・トリオ/ブルース・アンド・バラッズ』

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海外の<この1枚>も2枚がブラッド・メルドーがらみで、今日のジャズでは最も魅力に富み、2枚とも味わいと奥の深いアルバムだった。

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このコンサート/このライヴ 2016(国内編)#08 東京ビッグバンド directed by ジョナサン・カッツ

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東京ビッグバンドはステージに並んだ顔ぶれを見ただけで、野趣横溢する屈強のビッグバンドであると分かる。これから何か楽しいエキサイティングな演奏が起こるという期待が湧いてくるのだ。

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このコンサートこのライヴ2016(海外アーティスト)#07 

ゴンサロ・ルバルカバ

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まともに各項目に1点づつ推すという理想にはほど遠かった。しかし、好意的な解釈をすれば、それだけ甲乙つけがたい秀演が多かったということになるだろう。

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# 72 ヘイトスピーチとヘイトクライムをめぐって

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それにしても、ごく最近に限ってもこの国はおかしい。

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#928  読売日本交響楽団・第564回定期演奏会

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彼の演奏を聴きとどけた時点で、この夜の私のほとんどすべては終わった。私にとってのコンサートはデームスを聴き終えた時点で終わったも同然だった。だが、実際は前半が終わったに過ぎない。まだ後半が残っている。

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#925 佐藤久成 ヴァイオリン・リサイタル

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、往年の知られざる規模の小さな作品に息を吹きかけるように演奏して観客を楽しませる術といい、日本にもかくも奔放にして個性的な演奏をする演奏家がいるのかと、その演奏を目の当たりにして実は嬉しくなった。

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#924 中彩香能 三弦リサイタル(第3回)

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若い芽がすくすく育って、気がつくと大きな器に磨きがかかり、魅力的なアーティストとなって颯爽とした演奏を披露している。

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#1354 『Andrew Cyrille Quartet / The Declaration of Musical Independence』

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ここでのシリルは定則ビートに忠実なドラミングを展開しているわけではない。大向こうを唸らせるようなプレイとは無縁の、ここでのサウンドに即したリズムの在りようを見出し、ビル・フリゼール、リチャード・タイテルバウム、ベン・ストリートらが描きだすサウンド絵巻や音の情景描写にふさわしいパーカッシヴ・サウンドを、あたかもスティックを絵筆に代えたアーティストとなって生み出している。

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#921 遠藤千晶・筝リサイタル

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2009年から足掛け7年で彼女は着実な成長を遂げ、いまや邦楽界の第一線を闊歩する。ジャンルとしての邦楽を超えた彼女のさらなる飛躍を私は大いに期待する。

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#1343 『藤井郷子(Satoko Fujii)ジョー・フォンダ(Joe Fonda)/Duet』

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両者のこの演奏を聴いて、常に作曲者であるインプロヴァイザーと、現代音楽作曲家のスコア作品との明らかな違いがよく分かった。すこぶる興味深かった。

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#917 「東京都交響楽団・定期演奏会Bシリーズ エリアフ・インバル」

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プログラムの楽曲解説とは違った楽曲の捉え方やショスタコーヴィチ音楽の面白さがあることを発見し、批評家や曲解説の執筆者の判で押したような解説を飛び越えてイメージを思う存分膨らます楽しさを久しぶりに味わった

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#913 Tokyo Big Band Directed by Jonathan Katz 東京ビッグバンド

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東京ビッグバンドはステージに並んだ顔ぶれを見ただけで、野趣横溢する屈強のビッグバンドであると分かる。これから何か楽しいエキサイティングな演奏が起こるという期待が湧いてくるのだ。

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#909 東京ジャズ・フェスティバル(15TH TOKYO JAZZ FESTIVAL)

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東京ジャズ祭が国際フォーラムから撤退し、来年2017年度から渋谷に場所を移して開催されることが決まった。渋谷での Tokyo Jazz Festival 開催に向けた新しい動きがすでに始まったといっていいだろう。

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#71 食べある記 XVI

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16回目の今回は、ニューヨーク・リコリッシュ・アンサンブル、Satoko Fujii Quartet、くりくら音楽会~二台ピアノ大作戦、ニコール・ヘンリー(Nicole Henry)を食べ歩く。

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#70 食べある記 XV

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世代交替は世の常であるが、それにしても昨今、一際優れた能力を持つ新鋭がジャンルの別を問わず、枚挙に暇がないといってもいいくらい次から次へと出現するさまは壮観ですらある。
6月に聴いたジャズ(系)・ヴォーカルの寸評を3つ。もう余白があまりない、最後にクラシックの演奏会から。

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#1318 『ブラッド・メルドー・トリオ/ブルース・アンド・バラッズ』

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そこにピアニストとしての、あるいは音で語り、音を織り成していく詩人としてのメルドーの、いわばメルドーらしさが、この新作に息づいているということではないだろうか。

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#896 東京都交響楽団 第807回定期演奏会

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 当夜のプログラムはペルトとライヒの作品が2曲づつ。これではいくらクリスチャンへの注目が高まっているとはいっても入りは期待できまいと踏んだ当初の予想は、見事に外れた。

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# 893 Big Phat Band

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このBig Phat Band を率いるのはゴードン・グッドウィンズという男だが、普段はピアノの椅子に座ってバンドをリードし、演奏が終わればマイクでファンと交歓しあい、喜々としてメンバーや演奏曲の紹介を通して雰囲気を盛り上げる。

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#69 小さなホールで出会った喜びと驚き

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♩テクニックといい、表現術といい、演奏スケールといい、まさに舌を巻かざるを得ないソロ・サックスの妙技に酔った2時間余であった。(上野耕平:サクソフォン)
♩6歳を数えた2016年4月、<邦楽2010>が大きな春を迎えたといっていい小ホールでの出来事だった。(音のカタログ Vol.6)

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#888 「京都フィルハーモニー室内合奏団/第203回定期公演」三陸のうた 祈り

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私たちのあの悲劇への痛切な思いが、このときの演奏と合体した。少なくとも私はそう思って身を震わせた。汗を噴き出しながら指揮した斎藤の胸中に何が去来したのか。久保摩耶子は最後に書いている。<この「三陸のうた」を聴いて自然の大惨事の風景をそこに探そうとするならば、それは間違いです>、と。

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Vol.69 変わりつつあるジャズ・ヴォーカル地図〜3人のジャズ・ヴォーカルを聴いて

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この2ヶ月ほどの間に聴いた出色のジャズ・ヴォーカル公演を久しぶりに取り上げてみよう

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Vol.68 | 食べある記 XIV

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photos:VOLCAN (古賀恒雄

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# 1231 『ロバート・グラスパー・トリオ/カヴァード』

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同一メンバーでピアノ・トリオ吹込に再度挑戦したこの新作は、グラスパーという音楽家が現在では演奏家としてのスケールも能力もすべて飛び抜けていることをまざまざと示し出した。

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Vol.62 | イーダ、それからコルトレーン

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text by Masahiko YUH

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#710 山下洋輔スペシャル・ビッグバンド・コンサート 2014

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山下にとっては2年に1度相まみえるメンバーとのこの邂逅は、まるで牽牛と織女の逢瀬ならぬ、待ちこがれた一夜なのではないだろうか。あるいは私自身がそうだったように、当夜が待ち遠しくてならなかったのはむしろSBBの熱烈なファンの方だったかもしれない

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#990『Genzo Okabe/Okabe Family』

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待てど暮らせど彼女たちに対抗する若い才子が現れないとなれば、潮目が男性側に来ていないのだと思うしかないか。あきらめかけていたところに飛び込んできたのがこのオカベ・ファミリー(Okabe Family)を名乗るユニットのデビュー作である。といえばいかにも恰好いいが、実際、このユニットの音楽は目をみはらせるほど新鮮だった。

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#54 食べある記 Xl

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年が改まってはや3ヶ月。時の流れは予想を超えて速い。早くも鞭が入ったかと錯覚するほど、2013年の幕が開いてほどなく、次々とジャズの威勢のいい演奏と出会った。そこで、その幾つかをピックアップすることから本年最初の<食べある記>を始めることにしよう。

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『早坂紗知/Beat Beat Jazzbeat!』

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しばらくぶりに聴くと驚くほどうまくなっている。決して誇張ではない。主婦でも、一児の母でもあるというのに、大したものだ。

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