#1589 『本田竹広トリビュートバンド/セイヴ・アワ・ソウル』
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その本田珠也が敬愛していた父本田竹広の偉業を受け継ぎ発展させようとの思いで結成したのが「本田竹広トリビュートバンド」である。
Read moreゲストを含むコントリビュータによる書籍、CD/DVD、コンサート/ライヴのレヴューと及川公生による録音評
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その本田珠也が敬愛していた父本田竹広の偉業を受け継ぎ発展させようとの思いで結成したのが「本田竹広トリビュートバンド」である。
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昨2018年10月にTOWER RECORDSが新たに創設したレーベルDay’s of Delightの第2弾として発表されたものである。
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リューダスは己自身の中で管楽器の演奏の「進化」と「根源」を同時に見せてくれる。これは音で聴く50分弱の生命史か?
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伝統の継承と、驚くほどにパワフルな革新。本盤を聴くと、「テナー・タイタン」の称号はJBLことジェームス・ブランドン・ルイスにこそ与えられるべきではないかと思わせられてしまう。そしてジェイミー・ブランチ。間違いなくかれらの時代である。
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弦。ひたすら弦の響きに飲み込まれるようにして聴く音楽だ。
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ポエトリーは単なる「言葉」ではなく、4人が共有する「感情」として「音楽」と触れ合い、揺れ合い、震え合い、ひとつになって豊潤な物語を紡ぎ出した。慈愛と共感に満ちた真の創造の場の現出であった。
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高音質録音でなければ、この作品は成り立たないと筆者は経験から判断する。
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自然で音色に艶を追求したピアノは、やるなあ〜と声が出てしまった。
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ドラムの表現がうまく録音されていて、アナログ時代の豊かな質感が聴ける。
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サブタイトルに「音楽で生きていくために」とあるが、決して「音楽家」を目指す者だけに限られた内容ではない。
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一噌幸弘がふたつのセシル・テイラー追悼作を出した。それらは、同じ時代と場所を共有した者として、一噌自身が現在のフリージャズを鮮烈に提示した作品となっている。
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MAD-KABは基本的に石渡明廣(g)の曲を石渡の想うように演奏するグループ
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「即興とはなにか」という問いへの返答が等しいウェイトで偏在する、11編の対話の記録。
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ギタリスト加藤一平のリーダーバンド「鳴らした場合」の1stアルバムは、新鮮な郷愁の満ち溢れる、優しくバグった世界。
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即興ジャズの熱気とも、クラシックの厳格さとも異なる、知的な遊び心に満ちた実験精神は、室内楽的ハードコアジャズとでも呼べばいいだろうか。
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サックスとパーカッションで太古の洞窟で演奏する試みは、命をかけた馬鹿げた挑戦などではないが、このレコーディング作品のキーワードが<生命>にあることは確かである。
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2018年に26回を迎えた、ニューヨークの夏の終わりを彩るチャーリー・パーカー・ジャズ・フェスティヴァル。そのメイン・コンサートの1日目、若手実力派シンガーのブリアナ・トーマスと、チャールズ・トリヴァー(tp)が自らのリーダー・デビュー作『Paper Man』のリリース50周年を記念して、当時のレコーディング・メンバーのゲイリー・バーツ(as)と、新たにバスター・ウィリアムス(b)、ジャック・ディジョネット(ds)、ジェイソン・モラン(p)を加えたスペシャル・クィンテットで出演した。
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ジャズ方面の方も、能は一度体験すべきと思う。ジャズが開いたプロフェッショナルの使い道は、恐らく楽理や演奏の追及やエンターテイメントだけではないだろう。能は、南アジアや西アジアの古典音楽に匹敵するだけの哲学を有しているように感じる。
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東京で活動する即興音楽家6人が倉庫のようなギャラリーに集まり、ソロパフォーマンスと共演を行った。また、終了後にはトークセッションが開かれ、「即興」という極めて曖昧なテーマを巡り、多くの発言がなされた。現段階で腑に落ちるような明快な共有解はないだろう。方法論や意識のあり方への議論そのものが、各演奏者への新たなフィードバックとなれば、それはまた愉快なことだ。
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彼の強烈なエモーションと、知的コントロールの共存する演奏に圧倒されたライヴだった。
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私はフリージャズを聴いたことがなかった。Bitchesで初めて触れることになった人間で、その世界を知らない。
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Bitches Brewにおけるリューダス・モツクーナスのレジデンシー最終日。イソギンチャクのように多方面に触手を伸ばす梅津、重量を維持しながら連続と断絶とを繰り返すモツクーナス、幅広さと重層的な響きとをもって音のコミュニケーションの形を作る大友。あるいは、大友のポルタメント、梅津のフレージング、モツクーナスの大きな慣性。三者それぞれの個性が展開された。
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古典からモダンまでを幅広く扱うタンゴを聴きたければ、トリオ・セレステは間違いなく推薦できる日本有数のタンゴ・バンドのひとつと感じる。
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プログラムの進行とともに時代が現代に近づくが、それに比例して音色が目に見えて変化する。終盤のプロコフィエフをターゲットに、じりじりとフォーカスが絞られていくようだ。
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ユニークな点は、ここに集う作曲家が邦楽畑の出身ではなく、洋楽出身の人々という点だ。
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大阪を含めた全四回の公演は、何よりヴァルター本人がリラックス出来て、様々なアーティストと共演を楽しめて実りの多いものだった。
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いよいよ5日間の最終日を迎えたチャーリー・パーカー・ジャズ・フェスティヴァル。パーカーゆかりのトンプキンス・スクエア・パークには、8月最後の日曜日の午後に、新旧4つのグループが登場。チャーリー・パーカーのジャズ・スピリットを高らかに歌い上げた。
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チャーリー・パーカー・ジャズ・フェスティヴァルのメイン・コンサート2日目は、再びハーレムのマーカス・ガーヴェイ・パークに、新鋭、中堅、ヴェテランの、多彩なスタイルの4バンドが登場した。トリで登場のモンティ・アレキサンダー(p)のハーレム〜キングダム・エクスプレスが、ニューヨークとジャマイカを音楽で繋いだ。
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「ラ・フォル・ジュルネTOKYO」と改名し、東京国際フォーラムに池袋・東京芸術劇場が加わり、運営体制も変わった新生LFJの各コンサートの様子をレポートする。
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2トラックのピアノの音源に伴う響きは、身震いする。
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さらに音色の多様な変化を詳細に捉えたサウンドが素晴らしい。
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即興の大事さを音場感で仕上げた録音だ。
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マイキングの位相の管理もできていて、エンジニアの優れた音質管理に賞賛を。
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不思議なのだが、どの楽器もエネルギーに満ちたサウンドで迫り来る。
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インテンポでの高速のスイングは “SABU”の大きな魅力の一つでありサックス・トリオの導入部としては正にパーフェクト。
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名古屋の異端サックス奏者柳川芳命と大阪のパンク・ドラマー藤田亮。何にも頼らず自分のスタイルを創り上げる無頼派同士の初のデュオ・アルバムには、即興演奏の彼方を目指すエネルギーが溢れている。
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フリージャズやマッチョ性といった既存の制度への収斂から逸脱し続けるマイケル・フォスターとベン・ベネットとの注目すべきデュオ、3作目。
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堅いトリオは揺るがない。確固たる3人による、確固たる音楽である。だが、これは硬直してしまった古臭い音楽では決してない。
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音色に対する常ならぬ追求をみせる、ジョー・モフェットのトランペットソロ作品。
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三人の演奏は、ヨーロッパ・フリージャズの草創期から今日に至る、その積み重ねられた年輪に裏打ちされた揺るぎない音世界を描いてくれた。
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自然発生的ながら、張り詰めたテンションはいかなる時も健在。自らを知り抜いていることが他者への自然な配慮となって現れる。/Their interplay is spontaneous, but never loose intensity of tension at any time. The fact that they thoroughly know their own music is emerged as tolerance to others.
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会場は秋田の地酒メーカー「高清水」の醸造蔵を改装したイベントホール、会場一杯の約100名のオーディエンスが集った。
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指先と鍵盤との距離は最短であり、音が生成されるまでの速度は最速だ。ネイガウス門下、ロシア・ピアニズムの黄金時代を今に継承するヴィルサラーゼの奏法は合理性に貫かれている。どっしりと体幹を構え、身体の動きは最小である。
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たしかに、新しい解釈に照準をあわせ、作品の時代性が目まぐるしく引き上げられたり引き下げられたりする彼のスタイルは、賛否両論を生むかもしれない。「正統派」の基準をどこに合わせるか。
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ヴォーカルの肉質感の素晴らしさは特筆すべき録音
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見事な音質配分で仕上げた録音技術が光る。
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バックのビックバンドのサウンドもさることながら、コーラスの扱いに気合のこもった快適サウンドが展開する。
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緻密な譜読みとバランス感覚は録音技法から見て最高難度。
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とくに高音部の美しさは、エンジニアの持ち味で、聴いただけで名前がわかる。
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リズムセクションにストリングスが加わるバックのサウンンド・バランスが見事
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この1作を聴く機会に恵まれて、初めて宮嶋みぎわという名の作曲家を知り、その作品にアプローチする幸運を得たことを改めて感謝したい。
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幕開けの「ファシネイティング・リズム」にノックアウトされた。いや、圧倒された余波で思わず ”ブラボー” と叫ばずにはいられないほどの感動の波に襲われた。
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欧州のジャズ大国オランダの新進で、ネオ・ハード・バップを身上とするオーセンティックなラッパ吹きだった。
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板橋文夫の発想が突飛で奇想天外、思わず聴く方も手に汗を握り我を忘れる。
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その彼がカルテットでのライブ。私は山内のフリージャズを初めて聴いたように思う。トラック4が特にそう思えるし、このアルバム内でもベストだ。
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一曲目「月食の夜」が圧巻だ。タイトルチューンにしたのも納得する。ベースの紡ぐ網目に管楽器各自の伸びやかな音(と声)が絡まり合い、風通しが良い景色が見える(蓮根だから穴があいている?)。
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2006年7月19日ヴェネツィア・フェニーチェ劇場でのピアノソロコンサート。キースは「ヴェネツィア・ビエンナーレ」音楽部門での金獅子賞受賞しており、そのお祝いとキースの健康と長寿を祈るリリースと推測される。アンコールでヨーロピアンカルテットの<Blossom>が演奏されていることにも注目だ。
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イタリアのテナーサックス奏者、Edoardo Marraffa による18年ぶりの無伴奏ソロ作品。マルチフォニックを駆使しつつ、荒々しくもナイーヴで、抒情的でありながらも勇壮な音と演奏に円熟を感じる
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待望の初来日ツアーを終えたピーター・エヴァンスが、本誌 No. 245 の来日直前インタビューで予告していた新作4枚を、彼の主宰する More is More から同時リリース。本誌でも4作品を同時レビューする。
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ブルックリンを拠点に活動するトリオのデビュー作。伝統のトリオ編成に現代的感覚を備えた、個性的かつ印象的な小品集。
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エヴァン・パーカー、エリアーヌ・ラディーグ、サルヴァトーレ・シャリーノ、DJマグス、ウィリアム・バシンスキー、アルヴィン・ルシエ……。これらは本作の「謝辞」に掲げられた音楽家の名前である。
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今は亡きシュールレアリズム詩人の生前のポエトリー・リーディングと今を生きる前衛ジャズの共演は、ビート・ジェネレーションの血が受け継がれる西海岸の即興シーンの豊潤さの証である。
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サックス/ギター/ドラムによる重金属&変拍子&前衛ジャズが、ウェストコースト・アンダーグラウンドの雑食性ハイブリッドの優位性を証明する。
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筆者がこのバンドのライブをどうしても観たかったのは、このバンドはサウンド自体がインプロで構築されているからだ。恐るべしグラスパー!
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彼女はシャーマンであるよりもまず表現者であり、現代世界のノマドであろう。「時間、空間を選ばず、遊弋(ゆうよく)しながら思想を伝える人」という解釈をしたい。
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熟してなお意気と品格、洒脱さを増す、大人のロマンティシズムを堪能した。
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元来、ムローヴァの血であり肉である強靭なロマンティシズムは過剰な表出を要しない。ストレートなボウイングが、そのままシンプルで美しい軌跡を描く。
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清濁併せ呑む風格、血の通った威厳。昨今失われた、或いは生き様の根源に関わりながらも捉えられないものだからこそ追わずにはおれない。音によって畳みかけられた60分の余韻には、若干痛みも伴う。痕跡を超えた、音楽の爪痕である。
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藤山裕子、18年ぶりの日本ツアー。長いニューヨークでの活動で培われたであろう、音風景や言葉と分かち難い独特のピアノサウンド。そしてレジー・ニコルソンのシンプルで鋭いドラミング、<あるがまま>の境地に入った齋藤徹のコントラバス。
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場内の拍手まで客席のリアルな表現が怒涛の雰囲気。
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ビッグバンド録音を問う時、大きな話題作であることは間違いない。
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ジャズの伝統的な聴かせかたのツボを押さえた優秀録音。
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ヴォーカル、ヴォイスが、マイクの使い方に熟練していることが大きい。
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バランスの緻密なサウンドながら、トゥッティの勢いを失わないサウンドが強い印象を残す。
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その場の聴き手に伝わる音場を細工なしに捉えている。
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マルチマイク手法のサウンドに慣れた耳には新鮮。楽器の質感が深い。
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ここでの廣木はこの高柳のコンセプトを継ぐクール派としての面目躍如で、渋谷を相手にクールにスイングし、新鮮である。
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今、最も注目すべきイスラエル出身31歳のピアニスト、シャイ・マエストロの待望のECMデビューリーダーアルバム。あふれるアイデアを持つ若き才能がマンフレート・アイヒャーとの出会いで創作の転機を迎えた。
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ベルリン・コンテンポラリー・ジャズ・オーケストラの活動と同時期に吹き込まれた、ピアノ表現の可動域をダイナミックに拡張させたデュオ作品。
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19世紀の初めにシェラレオネからキューバ農園に連れてこられた、一人のキューバ黒人奴隷の物語を描いた叙事詩的ジャズ組曲。
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アルバムは一言でいえば“キューバン・ガイ(キューバ人)・インNY”といった趣きの作品で、その楽曲のどれもが土の匂いを漂わせながらも都会的(NY的)でもある。
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ポスト「メアリー・ハルヴァーソン」、ジャズギターの新星によるデビュー作。ハルヴァーソンとは異なる個性の発展を期待させる。
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逸脱を極めれば極めるほど、古典や伝統への親和性が高くなる。異才ギタリスト、パク・ハンアル率いる無名の小惑星の名前を持つトリオの演奏は、まだ誰も提唱していない「特殊逸脱性理論(Special Deviation Theory)」の確立なのかもしれない。
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作曲家グループのオーケストラ・プロジェクト が1979年以来続けている、作曲家の新作に焦点を当てたコンサートがあった。次回のオーケストラ・プロジェクトに期待をつなぐことが可能な一夜であった。
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