ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #9『Maiysha (So Long)』

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このアルバムは筆者にとって宝箱のようであり、どの曲を楽曲解説に選ぶか随分と迷ったが、よく吟味してみるとどの曲も奥が深く、簡単には楽曲解説などできないと考え始めた。そこで選んだのがマイルスの1974年のアルバム、『Get Up With It』の2曲目、<Maiysha>(マイーシャ)のリミックスだ。

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#289 『辛島文雄/マイ・フェイヴァリット・シングス』

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ジャズに欠かせないミュージッシャンのパワーが、録音のパッケージ規格の頂点を叩く肝の座った処理に拍手。

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#288 『スガダイロー/ゴールデンフィッシュ』

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演奏者の技量を音圧で捉え、ミックス・バランスでかぶりを仲間に取り込む。

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#287 『TRIO : Beirach Mraz Huebner/Live at Alte Kirche Boswil』

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アコースティックをその場で聴いている雰囲気。

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#286 『カーメン・マクレエ/ニューヨーク・ステイト・オブ・マインド』

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ライヴは制約のあるマイキングを強制される。それを録音の技法で、クリアな音色に仕上げて、清々しい音色の包囲でヴォーカルを生き生きと浮かせる。

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#285 『チョビ渋』

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トランペットやソロをとるエレキギター、みんな中学生、高校生。バックの熱いサウンドも同じく。音場をディストーションで構築したか?

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#284 『Jane Ira Bloom / Early Americans』

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ジム・アンダーソンは過去にないドラムスとベースに挑戦している。重低音のベースの力強さ。ドラムスの音像の濃厚さ。お歳を召してさらに重厚さと粘りの表現に挑戦。ミックスバランスが表現する音像の組み立て。支えるベースとドラムの質量感が前面にしっかり安定。オーディオ指向も気になる。

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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #8 追悼ジェレミー・スタイグ

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ジェレミー・スタイグが亡くなってしまった

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#283 『ジェレミー・スタイグ=エディ・ゴメス/ホワッツ・ニュー at F』

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スタイグさん、息を吹き込む雑音的な音も重要なサウンドなのだ。うなり声も重要なのだ。鬼気迫るとはこれだ..。

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#1326 『川嶋哲郎カルテット/ソウル・スイート』

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前作にも収められていたペルゴレージの古典曲の別バージョンを除く10曲は、すべて彼のオリジナルで、そのほとんどが書き下ろしという野心作・意欲作にして、そのテナー・タイタン振りを窺わせるに充分な好個の力作でもある。

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#1325 『Jane Ira Bloom / Early Americans』

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異能のソプラノ・サックス・プレイヤー、ジェーン・アイラ・ブルームの長いキャリアで初めてのトリオ作品は、リズムとメロディが交錯する野心作だ。パートナーに選んだのはマーク・ヘライアス (b) とボビー・プリヴェット (ds) 。コードの束縛から解放され、ブルームのフリーキーなメロディが、柔軟なリズムにのって飛翔する。

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#1324 『Tord Gustavsen / What was said』

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トルド・グスタフセンがアフガニスタン人の父を持つケルン生まれの歌手シミン・タンデールと出会ったことで生まれたプロジェクト「Hymns and Visions」。取り上げているのは、グスタフセンが子供の頃から親しんだ賛美歌のパシュトー語訳とペルシャの神秘学者で偉大な詩人ルーミーの英訳詩。ルーター派賛美歌とスーフィーがひとつのアルバムの中で出会う。

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#1323 『森山威男 板橋文夫/童謡 おぼろ月夜』

閲覧回数 20,391 回

ドラムとピアノの一対一、ましてや森山威男と板橋文夫となれば壮絶なバトルを想像するのが普通だと思うがここでの二人の問に対決はない、ただただ漂う哀愁のまにまに色彩ゆたか、陽気で明るい二人の親密さが伝わってくる。

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#1322 『Sebastian Noelle / Shelter』

閲覧回数 17,780 回

ドイツ出身のギタリスト、セバスチャン・ノエルの3作目。ドキュメンタリー・フィルムや、傾倒している北インドの変拍子のリズム、尊敬する先達や、文学作品からの影響を、音楽で昇華した。

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#1321 『Ricky Rodriguez / Looking Beyond』

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プエルトリコ出身のベーシスト、リッキー・ロドリゲスの10年に及ぶニューヨークでの演奏活動の成果が結実した野心作。ラテン・ミュージックと、コンテンポラリー・ジャズが融合し、さらなる未来を見つめる。

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#1320 『橋本孝之 / SIGNAL Harmonica Improvisation Takayuki Hashimoto』

閲覧回数 21,578 回

大坂の即興音楽ユニット.es(ドットエス)の橋本孝之のソロ・アルバム第3弾。全編ハーモニカのみによる演奏は、音楽に呼吸を取り戻す肉体オーケストラである。

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#1319 『The Bill McBirnie Duo-Quartet featuring Robi Botos / Mercy』

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トロントを中心に活躍する若手ジャズ・フルーティスト、ビル・マクバーニーの新作。多彩な選曲のジャズ・フルートに酔う

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#902 第三届明天音乐节 3rd Tomorrow Festival~ 灰野敬二、ファウスト他

閲覧回数 4,549 回

中国・深センで2014年から開催されているノン・メインストリームの音楽フェスティバル<TOMORROW FESTIVAL>に潜入。オルタナティブ/アヴァンギャルド・ミュージックに関心が高まっているといわれる中国の音楽事情をレポート。

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#901 レイモンド・マクモーリン・カルテット

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レイモンド・マクモーリンがNYと東京との橋渡しとなって実現したライヴ(2016/6/10、南青山Body & Soul)。そしてジャッキー・マクリーンから連なる系譜とは。

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#900 Dave Liebman & Richie Beirach Duo

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とりすまして気取ったような「ユーロジャズ」とは一味違う本場アメリカン・ジャズの本質が見えてくる。彼らの音楽を支えてきたルーツがそこにある。

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#899 〜80歳を目指して〜舘野泉 3つのピアノ協奏曲初演

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あまつさえそのスケールの大きさでファンを魅了しつづけてきた舘野泉の音楽は、「左手のピアニスト」となって十余年、その突き抜けるような鼓動と生命力であらゆる垣根を取りはらいつつある。今後「左手」と注記する必要はないと思うほど、音楽の普遍性が湧き出ているのだ。

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#898 シャイ・マエストロ・トリオ Shai Maestro Trio

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1月ニューヨークでのWinter JazzFestでもマンフレート・アイヒャーがシャイに嬉しそうに話しかけているのが目撃されたが、類似性ではなく、独創性やスピリットという点も含め、シャイはECMの創ってきた音楽、またキース・ジャレット的なる感性の正統な継承者だと思っている。

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#897 La Folle Journée au Japon 2016 – la nature
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2016 – la nature (前編)

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ゴールデンウィークの東京・丸ノ内を賑やかにする音楽祭として定着したラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(LFJ)も今年12回、作曲家や時代にフォーカスしたテーマによる10年を終え、昨年の「Passions」に続き今年は「la nature」をテーマに自然という観点から切り込む。

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#282 『渡辺貞夫クインテット/ライヴ・イン・根室 1977』

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中音域に濃厚なサウンドバランスを集中さている意図が、見事に結果を出して、ジャズ・サウンドは、こうであらねば...。

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#281 『オノ・セイゲン/SEIGEN』

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私自身、楽器の演奏力はピアニッシモで決まる、生意気な言い方だが、と教えられた。録り方も「そうなのだ」。このCDを聴いて膝を叩いた。生であれシンセであれ、ピアニッシモが美しい。

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#280 『オリバー・ジョーンズ/アイ・リメンバー OP ~ピーターソンの想い出』

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録音の年代もまちまちで、録音の状態を語るのは難しいが、その年代のサウンドの在り方が知識になる。

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# 279 『加藤崇之/ペペタン』

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オンマイクは当然として、胴鳴りの雄大さ、響きが抜けのいい音質で捉えられ、マイクのテクニックでしか味わえないサウンドは、生とは違った世界観をもたらしている。

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#278 『川嶋哲郎カルテット/ソウル・スイート』

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音の勢いを感じさせる録音。
ミックス技術にも大胆さがうかがえる。

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#277 『森山威男 板橋文夫/童謡 おぼろ月夜』

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森山の、あの強烈、圧倒されるサウンドが、見事に捉えられている。

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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #7 追悼 ガトー・バルビエリ〜アルバム『Fenix』を聴く

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今回の楽曲解説はいつもの楽理的な立場と少し目先を変えてみたい。筆者がなぜこのアルバムを好んでいないかというと、それはこのバンドのタイム感に対して居心地が悪くてしようがないからなのである。

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#1318 『ブラッド・メルドー・トリオ/ブルース・アンド・バラッズ』

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そこにピアニストとしての、あるいは音で語り、音を織り成していく詩人としてのメルドーの、いわばメルドーらしさが、この新作に息づいているということではないだろうか。

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#1317 『川口賢哉/雨露~無伴奏尺八即興独奏~』

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ここにある尺八の演奏は、サックスやトランペットなどが切り捨ててきた領域をたしかに有しており、楽器のアドバンテージを活かした即興演奏には可能性を感じる。

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#1316 『平田王子 渋谷毅/LUZ DO SOL アヴェ・マリア』

閲覧回数 18,284 回

足かけ10年、つかず離れず程よい距離を保って活動を続けてきた二人のデュオ「ルース・ド・ソル」が練れてとても楽しい局面に入ったことを示している。
(4)<エスペランサ・ペルヂーダ>ではピアノのソロで思わずもれた渋谷のスキャットがなんとも微笑ましい、ついに渋谷がジョビンを歌った。 今回の渋谷はいつになく快活で自作の(7)<彼方へ>ではソロに合わせて口笛もきかれる。

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#1315 『カルロ・サボーヤ/カロリーナ』

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スケール感たっぷりなジョアン・ボスコの<アマゾンから来た女性>、心地良い浮遊感を味わえるジャバンの<アヴィエ―ヴォ(飛行機)>等々、その力量を窺わせるに充分な好ナンバーが並ぶが、なんといっても今作の注目はビートルズの<ハロー・グッドバイ>とスティングの<フラジャイル>という2大ヒット曲。

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#1314 『Murray, Allen, Carrington, Power Trio / Perfection』

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2016年に逝去した、オーネット・コールマン(as,tp,vln)、チャーリー・ヘイデン(b)、マーカス・ベルグレイヴ(tp)に、デイヴィッド・マレイ(ts,b-cl)、ジェリ・アレン(p)、テリ・リン・キャリントン(ds)が結成したパワー・トリオが、豪快で繊細なプレイで、トリビュートを捧げる。先人達の遺志を継ぎ、現代ジャズを新たなステージに、押し進める。

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#1313 『Theo Croker / Escape Velocity』

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アフロ・ビートと鋭いメロディが交錯するタイトなバンド・サウンドで、現代の混沌と希望をコンセプチュアルに描く、トランペットのニュー・スター、セオ・クロッカーの衝撃作。

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#1312 『New York Standards Quartet / Power of 10』

閲覧回数 15,569 回

日本でも精力的に活動しているニューヨーク・ジャズ・スタンダーズ・クァルテットの結成10周年記念作。緊密なインタープレイと、斬新なスタンダード解釈が円熟の境地を描く。

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#1311 『グンジョーガクレヨン / Gunjogacrayon』

閲覧回数 17,559 回

グンジョー色の求道者は、37年間音楽の輪廻を彷徨ったのちに、西から同類の求道者を迎え入れ、創造の神の霊感を再び受けて、音楽シーンに真を問うのである。即ちこれが<西の果てにはグンジョーあり>の理(ことわり)である。

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#1310 『Yoni Kretzmer / Five』、『Yoni Kretzmer + Jason Ajemian + Kevi Shea / Until Your Throat Is Dry』

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イスラエル出身のテナーサックス奏者ヨニ・クレッツマーは、新作2枚においてますます凄みを発散する

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#1309 『Sergio Krakowski / Pássaros : The Foundation Of The Island』

閲覧回数 17,393 回

ブラジルのパンデイロによる越境音楽

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#1308『Arthur Vint & Associates / Through The Badlands』

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アーサー・ヴィントは、アメリカの原点の一つである西部のフロンティア・スピリットを、ジャズ・オリエンテッドな音楽で描くことに挑戦する。

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#1307 『Will Vinson / Perfectly Out of Place』

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インプロヴァイザーとしては高い評価を確立していたウィル・ヴィンソンが、コンポーザー/アレンジャーとしての才能を余すところなく発揮した野心作。

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#1306 『Anne Hartkamp Quartet / Songs & Dances』(2016: Double Moon)

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バンドメンバーも自らの音を知り尽くしたヴェテラン揃い。長年組んできただけあり、抑制の効いた大人のサウンドをじっくりと聴かせる。コルトレーンやマル・ウォルドロンの名曲のなかに”The Moon a Sphere”(track.4)などの自作も遜色なく融け合う。

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#1305 『Peter van Huffel |Alex Maksymiw / KRONIX』(2016: Challenge Record New Talent)

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ピーター・ヴァン・ハッフェルといえば 「Gorila Mask」、ロックテイスト溢れるアナーキーな咆哮がすぐさま思いだされるが、ギタリストのアレックス・マキシミゥ (Alex Maksymiw) と組んだこのデュオアルバムは、一見その対極にあるかのように見える。

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#1304 『Tamara Lukasheva Quartet / Patchwork of Time』(2016: Double Moon)

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故郷のオデッサでは劇場で女優としても活躍していたというだけあり、変幻自在なヴォイスの魔力、あらゆるシーンの演出能力とその引き出しの多さに、音楽を聴いているというよりは舞台芸術を楽しんでいるような錯覚に陥る。

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#1303 『Pascal Niggenkemper le 7 ème continente / talking trash』

閲覧回数 14,024 回

昨年ソロ・アルバム『汝の耳で見よ(Look With Thine Ears)』をリリースし、21世紀の未来派芸術家として異彩を放つドイツ生まれのベース奏者パスカル・ニゲンケンペルの最新作。主戦場であるNY即興シーンの情報誌「New York City Jazz Record」から”NYシーンで最も冒険的で危険なベーシスト”と形容される。

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#1302 『Ayumi Tanaka Trio / Memento』

閲覧回数 14,092 回

ノルウェー音楽に特有の耽美な響きをまといながらも、それらを「日本的感性」とともに表現していく彼女の音楽は、卓越した演奏技術や作曲センスが輝く本盤においても、その特異なありようを随所に聴き取らせてくれる。

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#1301 『内田修ジャズコレクション 人物VOL.2 宮沢昭』

閲覧回数 14,444 回

同時期を生きたスタープレーヤー松本英彦 (1626~2000) の陰に隠れがちだった宮沢昭だが、その実力は衆目の認めるところで、このアルバムのリリースで彼の存在が再認識されるに違いない。

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#896 東京都交響楽団 第807回定期演奏会

閲覧回数 4,083 回

 当夜のプログラムはペルトとライヒの作品が2曲づつ。これではいくらクリスチャンへの注目が高まっているとはいっても入りは期待できまいと踏んだ当初の予想は、見事に外れた。

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#895 Cooljojo Open記念Live~HIT(廣木光一トリオ)

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伝説の音楽家・高柳昌行の磁場たる場が開かれた。こけら落としのライヴは高柳の弟子筋にあたるギタリスト・廣木光一。

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#894 Gilles Peterson presents 『WORLDWIDE SESSION 2016』

閲覧回数 4,154 回

90年代に<ジャズで踊る>というムーヴメントが世界各地で盛りあがった。日本では折からの渋谷系ブームとも連動し、深夜のクラブで朝までジャズやレアグルーヴで踊り明かすのがトレンドになった。そんな時代の最先端にいたのがジャイルス・ピーターソンとUnited Future Organizationの松浦俊夫だった。その二人が21世紀の最初の15年が過ぎた今、ジャズを基盤にした”大人のための都市型音楽フェス”を企画した。

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# 893 Big Phat Band

閲覧回数 3,919 回

このBig Phat Band を率いるのはゴードン・グッドウィンズという男だが、普段はピアノの椅子に座ってバンドをリードし、演奏が終わればマイクでファンと交歓しあい、喜々としてメンバーや演奏曲の紹介を通して雰囲気を盛り上げる。

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#892 パット・メセニー with アントニオ・サンチェス、リンダ・オー&グウィリム・シムコック

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ユニティ・バンド&グループで、パットのサウンドコントロールの下でステージとの間に「見えない壁」を感じてしまったのに比べて、新バンドはダイレクトでインタラクティブなエネルギーをしっかり受け止めることができ、新バンドの魅力全開とまでは至らなかったにしても、高いポテンシャルを感じさせた。

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#891 ディーナ・ヨッフェ 「ピアノリサイタル」

閲覧回数 5,848 回

この日はファツィオリ社の主催による、スクリャービンとショパンの『24の前奏曲』計48曲を1曲ずつ交互に織り交ぜて演奏するという実験的な趣向。

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#890 エグベルト・ジスモンチ・ソロ〜ナナ・ヴァスコンセロス追悼コンサート〜

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目を閉じて音楽に聴き入ると、ジスモンチの演奏にナナ・ヴァスコンセロスのビートも聴こえてくる。ジスモンチはナナを意識しながら演奏をしている。すると、演奏が静かになった時、ピアノ以外の音が聴こえてきたような気がした。ジスモンチもピアノの向こうに身を乗り出して何か捜すように演奏をしていたが、いつしか会場の拍手の音にその気配は消されてしまった。

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#85 「プライベート・マフィア 草兵」

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ここに登場するのは、そのスマッグラーの中でもなんら組織を背景としない一匹狼。ノルマや規律にしばられないフリーランスの運び屋だ。草兵、41歳。国際前科4犯。身長180センチ。彼はみずからのことを、プライベート・マフィアと呼ぶ。

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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #6 『People Make The World Go Round』

閲覧回数 15,498 回

70年代初期、ソウルグループ、スタイリスティクスによるヒットソング、<People Make The World Round>は、マイケル・ジャクソンやフレディー・ハーバードなどの手によってもカバーされた名曲。ディー・ディー・ブリッジウォーターは その名曲を自分のデビューアルバムでオリジナルとはかけ離れたモード・ジャズとして披露した。そのアレンジの素晴らしさを解析。

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#276 『Carla Bley-Andy Sheppard-Steve Swallow / Aandante eL Tempo』

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多分、ミキシングコンソールのフェーダーはエンジニアの指先の圧力で押さえ込まれ定位置のままでは。

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#275 『橋本一子 & 中村善郎/duo』

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この録音の成功の起因は音質とバランスだ。音像は広げる事なくセンターに厚く集中させたのも音圧を感じさせて心地いい。

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#274 『Nik Bärtsch’s MOBILE / CONTINUUM』

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繰り返される演奏のなかに低音部の歯切れとリバーブ効果が謎めいた空間表現を醸し出す。

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#1299 『アフリカン・ドリーム/明田川荘之~楠本卓司~本田珠也』

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ピアノとツイン・ドラムという異色の顔合わせがホットでスリリング、三者入り乱れてのリズムの応酬の中からセンチメンタルなアケタのオーラが湧きたっている。
これまでにアルバムを出すたびに自己ベストの演奏を更新してきたアケタこと明田川荘之であるが本作『アフリカン・ドリーム』(AKETA’S DISK)にもアケタのベストが記録されている。

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#1300 『矢沢朋子 / Absolute-MIX』

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今回このアルバムを聴いて、矢沢朋子の素晴らしい音色と弧を描くタイム感でこんなにもミニマルミュージックを楽しめるものなのかと思ってしまった

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#1298 『Christoper Zuar Orchestra / Musings』

閲覧回数 13,770 回

ギル・エヴァンス(p,kb,arr)、ブルックマイヤー、サド・ジョーンズ(tp,arr)らからの強い影響を語るズアーだが、先人達をリスペクトし、クリストファー・ズアーは今、コンテンポラリー・ジャズ・ビッグバンドの新たな扉を開く。

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#1297 『Grégoire Maret / Wanted』

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トゥーツ・シールマンス(harmonica)の後継者と目されるグレゴア・マレのリーダー第2作。マレ自身とテリ・リン・キャリントン(ds)の卓越したプロデュースによって、けっしてオールスター顔合わせセッション的作品ではなく、ビッグ・ネームが適材適所に起用された、コンセプチャルかつ、現代音楽シーンの縮図がみえるアルバムとなった。とキャリントンの卓越したプロデュースによって、けっしてオールスター顔合わせセッション的作品ではなく、ビッグ・ネームが適材適所に起用された、コンセプシャルで現代音楽シーンの縮図がみえるアルバムとなった。

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#1296 『Ryan Keberle & Catharsis / Azul Infinito』

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現代ニューヨーク・ジャズ・ビッグバンド・シーンにおいて、マリア・シュナイダー・オーケストラを始めとする重要ビッグ・バンドに於いてメイン・ソリストを務めるファースト・コール・プレイヤー、ライアン・ケバリー(tb)のユニット、カタルシスの第3作目。本作では自らが演奏してきた南米音楽からの影響を受けた音楽で、リスナーにとっての“審美的なイヴェント”をもたらしたいと抱負を述べる。

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#1295 『Marika Hughes / New York Nostalgia』

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異能のチェリスト/ヴォーカリスト、マリカ・ヒューズのサード・アルバム。このアルバムは「自らの出身地、ニューヨークへのラヴ・レター」と語っている。ヒューズの多彩な音楽こそ、人種と文化の坩堝、ニューヨークを象徴していると言える。

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#1294 『齋藤徹+かみむら泰一/Choros & Improvisations Live』、『齋藤徹+喜多直毅/Six trios improvisations with Tetsu & Naoki』、『ダンスとであって/矢萩竜太郎10番勝負!』

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齋藤徹による春の刺激、3作品

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#1293 『菊地雅章/黒いオルフェ』

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Live Report で「僕の胸を締め付けたのは<オルフェ>と<リトル・アビ>であった」と特筆した2曲が収録されているのは殊の外嬉しい。さらに嬉しいのは、<リトル・アビ>こと愛娘・菊地あびさん撮影のスナップが9点もブックレットに使用されていること。これはこれで立派な菊地さんのフォト・ストーリーになっており、父娘共演の珍しい1作となった。

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#1292 『ジャック・ディジョネット/イン・ムーヴメント』

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こういう紹介文を書くと、年寄りが能書きを垂れるから若者がジャズから離れていく、としたり顔で若者寄りの意見を吐く御仁がいるが、ジャズはもともと社会と密接な関係を持ちつつ発展してきた音楽だ。ロックやフォークだってそうだった。バーミンガムの教会爆破事件やコルトレーンを知らずにこのアルバムを聴くとその意義は半減するだろうし、ミュージシャンが意図するメッセージも充分に受け取ることができないだろう。

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#888 「京都フィルハーモニー室内合奏団/第203回定期公演」三陸のうた 祈り

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私たちのあの悲劇への痛切な思いが、このときの演奏と合体した。少なくとも私はそう思って身を震わせた。汗を噴き出しながら指揮した斎藤の胸中に何が去来したのか。久保摩耶子は最後に書いている。<この「三陸のうた」を聴いて自然の大惨事の風景をそこに探そうとするならば、それは間違いです>、と。

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#887 Swing MASA 爆音JAZZ

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野宿者・失業者を支援する山谷労働者福祉会館において、大阪やニューヨークで活動するサックス奏者・Swing MASAのソロライヴが行われた。

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#886 白石雪妃×類家心平DUO

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類家心平のバンド「RS5pb」(Ruike Shinpei 5 piece band)によるニューアルバム『UNDA』のリリースを機に、書とジャズとのコラボレーションが実現した。

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#885 喜多直毅クアルテット2016「挽歌」〜沈黙と咆哮の音楽ドラマ

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境界を自在に駆け巡る異才ヴァイオリニスト、喜多直毅。そのメインプロジェクトであり、今年で活動開始から5年目を迎える「喜多直毅クアルテット」が、ティアラこうとう・小ホールでライヴを行った。

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#884 JAZZ非常階段~ニヒリスト・スパズム・バンド来日公演

閲覧回数 3,354 回

人は年を取ると子供に戻ると言われるが、子供の心を持ったまま活動してきたニヒリスト・スパズム・バンドにとって18年ぶりの日本は人生の最後の一幕というよりも、地元のギャラリーでの月曜日の演奏への新たな刺激になったに違いない。

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#273 『矢沢朋子ピアノ・ソロ/Absolute-MIX』

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音響の光線軸を明瞭に捉えた録音。エフェクトのオーバーダブの空間感とピアノ・ソロの軸。空間処理と録音時の緻密な計算が窺える

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#272 『菊地雅章/黒いオルフェ』

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東京文化会館小ホールでのライブ録音。大きな波動を感じさせるマイキングで捉え臨場感が見事。奏者の特徴的な高音部における連打が、肉厚に感じられ、これは従来の菊地雅章録音にはなかった収録の技。

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 #271 『田中鮎美トリオ/Memento』

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トリオが均一な音像構成。リアルな効果的なサウンド造りと、空間感にヨーロッパ録音の特徴を聴ける。

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 #270 『Jack DeJohnette / In Movement』

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ドラムのリアルな音像展開を示した空間に、覆い被さるサックスの巨大音像が、聴く者を仰け反らす。

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#269 『平林牧子+ボブ・ロックウェル/ゴング』

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デッドな空間のリアルな直接音で迫るサックス。オンマイクのピアノが音場を濃厚に支配。若干のリバーブ効果が装飾音となっている。

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#883 La Folle Journée de Nantes 2016 “la nature” ラ・フォル・ジュルネ2016「la nature」〜ナントのレポートと東京のみどころ

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今年12年目を迎えた「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」のテーマは「la nature」。同テーマで先行した本家「ラ・フォル・ジュルネ・ド・ナント」を初めて訪れ、東京との比較と展望を試みた。

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#882 シャイ・マエストロ・トリオ – ウインター・ジャズフェスト 2016
Shai Maestro Trio – Winter JazzFest 2016

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2016年1月にマーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテットで来日直後のシャイ・マエストロ・トリオは、ニュースクール大学の“5階ホール”で演奏した。ウインター・ジャズフェストでも、自己のトリオの他、マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット、ECMでのセオ・ブレックマン・エレジーなどに出演。

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#881 ECMⓐWinter JazzFest (前編)

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年明けのニューヨーク、グリニッチ・ヴィレッジ界隈で開催されるジャズ・フェスティバル「ウインター・ジャズフェスト」、12回目となる2016年は金土曜日の2晩を中心に、計5日間、10会場で120グループ以上、600以上のミュージシャンが参加して開催された。

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#880 「ルドルフ・ブッフビンダー ピアノ・リサイタル」

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一握りの演奏家しかもち得ない生有の俊敏さ、風のように自然に湧きでる斬新な感性に魅了されるとともに、音楽が社会において重要な位置を占め続けてきた都市の、まぎれもない進化形をそこに嗅ぎとらずにはおれない

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#879 自由なる狭間に  in-between-zones

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その場に居合わせたすべての者の狭間(in between zones)に介在する、見えざるカオスや混沌を顕にしようとする彼らの試みは、破綻やほころびも呑み込みつつ、一つの確かな形象として実現されていたように感じられた

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#878 照内央晴×松本ちはやDUO 即興演奏公開レコーディング・ライブ

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自らのルーツを全身全霊で叩きつけてきた渾身のパフォーマンスだった。 閉じた「即興のための即興」ではなく、様々な音楽を前提にした汎性を問われる現代即興として、間違いなく一流。

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#877 のなか悟空 &人間国宝 新宿PIT INN/騒乱武士 入谷なってるハウス

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日本ジャズ・シーンの裏街道を暴走するドラマーが奏でるリアルジャズ

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#876 イリアーヌ・イリアス・トリオ Eliane Elias Trio

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イリアーヌの音楽が常に発散している洗練されながらわくわくする感覚、そしてブラジル音楽の持つ歓びが結びつき、最大限に発揮された素晴らしい音楽のひととき

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#084 『人生が変わる55のジャズ名盤入門』

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日本のトップ・ジャズ・ベーシストのひとり、鈴木良雄が語り下ろしたジャズ名盤55選

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#268 『ヘイリー・ロレン/ライヴ・アット・コットンクラブ』

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感服する高いクオリティーの音質とサウンドの狙いどころ

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#1291 『ジョルジュ・ケイジョ、千葉広樹、町田良夫/ルミナント』

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スティールパン奏者の町田良夫とコントラバス奏者の千葉広樹が、ポルトガルを拠点に活動する打楽器奏者のジョルジュ・ケイジョを迎えて、2014年と翌2015年に都内のジャズ・バーで行ったセッションを収録したアルバム

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#1290 『Renee Rosnes / Written in the Rocks』

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繊細なタッチを持つリリカルなスタンダード・ソング・プレイヤーという印象が強かったリニー・ロスネスが、コンセプチャルなオリジナル組曲“Galapagos Suite”に挑んでいる

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#1289 『Daniela Schächter / Vanheusenism~A. Tribute to Jimmy Van Heusen』

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歌の魅力と Daniela Schächterのアレンジ能力、高度なピアノ表現を堪能できる一枚

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#1288 『マティアス・リンデルマイヤー/LANG TANG』

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ドイツの若手トランペット奏者マティアス・リンデルマイヤーのリーダー・アルバム

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#1287 『みるくゆ/板橋文夫FIT!+類家心平・纐纈雅代・レオナ』

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板橋文夫の書く曲にはストーリー性があり、曲ごとにそれぞれの物語が浮かび上がり、そしてそれらが集まって「FIT!+special guest」の短編集が出来上がった

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#1286 『Aruán Ortiz Trio / Hidden Voices』

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キューバ出身で、様々なフォーマットの自己のグループや、ウォレス・ルーニー(tp)のグループで活躍するアルアン・オルティスが、満を持してリリースしたトリオ作品

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#1285 『Achim Kaufmann|Frank Gratkowski|Wilbert de Joode / Oblength』

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即興というものはたしかに神出鬼没の面白さに依るものがおおいが、気心しれた年季がうみだすオープンな音の磁場には、マンネリズムとは対極にある如才なき自由がある。

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#1284 『Vladimir Tarasov, Eugenijus Kanevičius, Liudas Mockūnas / Intuitus』

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ウラジーミル・タラーソフのLPレコードと本の話題

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Reflection of Muisc vol.44 ウラジーミル・タラーソフ

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ロシア屈指のドラマー、ウラジーミル・タラーソフの自伝『トリオ』(鈴木正美訳、法政大学出版局)が出た。タイトルが示すようにヴャチェスラフ・ガネーリン(p)、ウラジーミル・チェカーシン(sax)と出会い、ガネーリン・トリオ(GTChトリオ)の結成から解散に至るまでを回顧している。随分と音楽家の自伝や伝記を読んだが、この本はそれまで読んだものとは全く違う。音楽家や彼らを取り巻く人々だけではなく、KGBや国外に行ったときに同行する「外套」と呼ばれる監視要員も登場、まるでロシアを舞台としたサスペンス小説のような世界だった。

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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #4『ポール・ブレイ・トリオ/ビバップ、ビバップ、ビバップ、ビバップ』

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ポール・ブレイと言えば、我が恩師、ジョージ・ラッセルの『Jazz In The Space Age』でジョージが発掘したビル・エバンスとピアノの掛け合いをやっていたのを思うが、筆者にとってはむしろジミー・ジュフリをすぐに思い浮かべる。『The Life of a Trio』である。ジミーはジョージ・ラッセルと親しく、よく食事を共にしたのが懐かしい。ジミーとジョージの関係でポールがニューイングランド音楽学院に就任したのは1993年だったと記憶する。筆者がすでに卒業した後であった。

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#267 『ポール・ブレイ/オープン、トゥ・ラヴ』

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高音部の余韻の減衰を微細に捉えた勇気ある録音技術に喝采!

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