3/03 ミシャ・メンゲルベルク 逝く
ミシャ・メンゲルベルクMisha Mengelberg
1935年6月5日 –2017年3月3日。旧ソ連邦ウクライナ・キエフの生まれ。
30年代初めに家族とオランダへ帰住。5歳からピアノを学ぶ。建築学をかじった後、1958年から6年間ハーグの王立音楽院で音楽を学ぶ。その間、ルースドレヒト・ジャズ・フェスで優勝した他、フルクサス運動にも参加。初期の影響はセロニアス・モンク、デューク・エリントンやジョン・ケージ。ダルムシュタットではケージの講義を受講。
レコード・デビューはハン・ベニンク(ds)と共に、エリック・ドルフィーの『ラスト・デイト』(1964)。1967年、ベニンク、ウィレム・ブロイカーとICP(Instant Composers Pool)を設立、オランダのアヴァンガルド・ジャズの推進と録音に尽力。
主な共演者は、ベニンクの他、デレク・ベイリー、ペーター・ブロッツマン、エヴァン・パーカー、アンソニー・ブラクストン、豊住芳三郎、ペットの鸚鵡(おうむ)など。
2006年、彼の生涯と作品に焦点を当てた80分のDVD『Afijn』(ICP/DADA)がリリースされた。
Jazz Tokyo内のアーカイヴ;
音の見える風景 Chapter #7(望月由美)
http://www.jazztokyo.com/column/mochizuki/chapter-007.html
DVD『 Misha Mengelberg/Afijn』レヴュー(横井一江)
http://www.jazztokyo.com/newdisc/komado/295.htm
#1033『ミシャ・メンゲルベルク&豊住芳三郎/ミシャ・サブ・デュオ 逍遥遊』(望月由美)
http://www.jazztokyo.com/five/five1033.html
#1026『ミシャ・メンゲルベルク+豊住芳三郎/逍遥遊』(稲岡邦彌)
http://www.jazztokyo.com/five/five1026.html
#065『アヴァンギャルド・ジャズ~ヨーロッパ・フリーの軌跡 』(稲岡邦彌)
https://jazztokyo.org/reviews/books/post-12963/
ICPオーケストラのメンバーとして来日したのは、1982、2006、2008の3回だと思います。