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3/19 スイスINTAKTレーベルが新作2タイトルをリリース

ECMと並んで活発な制作活動を続けるスイスのINTAKTレーベルから新作2タイトルがリリースされた。
独ケルンを本拠地とする女性アルトサックス奏者アンジェリカ・ニーシャーはクリストファー・トルディーニ(b) とジェラルド・クリーヴァー(ds) を起用、『New York Trio』(INTAKT CD321/2019) をタイトルに用いニューヨークとのコネクションを強調しつつ4番目のメンバーとしてトランペットのジョナサン・フィンレイソンを加え、バンドの表現力を拡大させた。録音はNYブルックリン。ベースのトルディーニは前作『The Berlin Concert』(INTAKT CD305) 、前々作『NYC FIVE』 (INTAKT CD263) 以来不動で、ドラムスには両作ともタイショーン・ソーリーを起用している。なお、前作の『The Berlin Concert』は Downbeat誌の 2018年度最重要アルバムの1枚に選出されている。

イブ・シーラー・トリオによる『WE』(INTAKT CD324/2019)は、スイス出身のシーラーが3作目にして初めて採用した伝統的なピアノ・トリオ・フォーマットによる。アルバム。シーラーは31歳の若手らしく、過去2作では、アルトサックス(ヴォイスも)とのデュオ『Inside Innocence』(INTAKT CD218)、3番目のメンバーとしてパーカッションとドラムス担当のダリオ・シセラを加えながらも、アルトのオムリ・チーゲレにはウズベク・フルートも吹かせ、自らはアコースチスク・ピアノを捨て、キーボード、リード・オルガン、メロディカからヴォーカルまで駆使するなど野心的な挑戦を続けてきた。

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