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CD/DVD Disksヒロ・ホンシュクの楽曲解説No. 244

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #33 Marcus Miller <Untamed>

マーカス・ミラーの新譜『Laid Black』が6月1日にリリースされた。日本での発売は7月25日だそうだ。筆者にとってマーカスといえばマイルスだ。マイルスに「これからのミュージシャンはマーカスのようでなくてはならない」と言わせたほどだ。『The Man with the Horn』から始まり、『Miles! Miles! Miles!』、『We Want Miles』、『Star People』、そして『Tutu』、『Siesta』、『Amandla』だ。ライブアルバムの『Miles! Miles! Miles!』と『We Want Miles』ではマーカスのグルーヴに完璧にノックアウトされた。<My Man’s Gone Now>でわかるように、マーカスはスイングに於いてオン・トップ・オブ・ザ・ビートのウォーキングでドライブできる数少ないスラップベース(日本語でチョッパー)奏者のひとりだ。『Tutu』から続く2作ではマーカスのアルバムと言っても良いほどマーカス色だ。マーカスの作曲能力と、色々な楽器をこなす技量と、彼のプロデューサーとしての手腕を以ってマイルスはマーカスを高く評価したのだ。余談だが、マーカス・ミラーはウィントン・ケリーの従兄弟だ。こんなところでもマイルスと繋がっている。

アメリカには”Desert Island Item”という言い方がある。これは、もし孤島に流れ着いた時にこれだけは持っていたい一品、という言い方だ。筆者にとって『Tutu』は間違いなく”Desert Island Album”だ。このアルバムさえ持って入れば孤島で生き残れる、という意になる。

4弦ベース好きの筆者に大好きなグルーヴを提供してくれるマーカス・ミラーだ。サンボーンのスタジオ録画でハイラム・ビューロック(日本ではブロック)とガンガンにグルーヴしていたマーカスに痺れたあの思いは忘れられない。だが、筆者は彼を追っていたわけではない。彼のリーダー作などはほとんど聴いていなかった。例によって例のごとく、ひねくれ者の筆者にとって彼は判断し難い位置にいる。マイルスのライブで世に知らしめた彼のグルーヴと、そこで起こる音楽に対する味付け度は驚愕的だ。邪魔にならないが確実に流れを決定するフィル(日本語でオカズ)の入れ方が天才的だ。『The Miles Davis Story』でマーカスは語る。マイルスが2時間後にセッションに来いと電話して来た。飛んで参上すると、F#とGだけ弾いていろと言う。その通りにしたら「お前は一体何をやっているんだ」と言う。なんだF#とGだけ弾けと言ったのに、と思い今度は好き勝手に弾いたら、F#とGだけ弾けと言っただろうと言う。なるほど、マイルスは自分のことを試しているな。そうわかって初めて自分が考えるその音楽に最適なラインを弾いたらマイルスは満足したらしい。

『Tutu』とそれに続くマイルスの2作で彼の作曲力は確実に証明されているが、それだけでなくプロデュース能力も卓越していることも証明している。例えば彼のシンセモジュールの使い方がかなり特異だ。『Tutu』ではAlesis DM5を、このモデュールにしかないと言うような音ばかりを使用していた。『Tutu』5曲目の<Backyard Ritual>でジョージ・デュークにサンプラーで弾かせたサックスソロには度肝を抜かれた。今回の新譜、『Laid Black』のオープニングトラックである<Trip Trap>はライブ録音だが、ドラムのアレックス・ベイリー(Alex Bailey)はガンガンに気持ちいバックビートに808のサンプルを混ぜている。この時代遅れのドラムマシーンの音色を見事に新鮮なサウンドに変貌させる力があるのがマーカスだ。DM5やジョージ・デュークのソロの時のように、彼は人工的な音色を逆手に取る天才的な感性がある。しかし筆者に取って引っかかったのは、マーカスはグラスパーのような継続的な発展をして行かないところだった。マイルスの息が吹きかかっているマーカスだからそう思っているだけである。これに関してはマイク・スターンも同じように感じている。マーカスがマイルス作品で素晴らしい曲作りを披露したのは、彼の天才的なアイデアからと言うよりも、実は彼がセッションプレーヤーとして500枚以上のアルバムに参加していたり、サタデー・ナイト・ライブでのハウスバンドを務めたり、数々の映画音楽作曲などの多岐にわたる実績からの経験から生まれたものだと感じた。などとネガティブなことを書いたが、今回のこの新譜、『Laid Black 』を聴き始めてまず思ったのは、「グルーヴよければ全てよし」。スタイルが古かろうが何だろうが、気持ち良いグルーヴを提供してくれれば筆者にとって後はどうでも良いのである。アメリカではスタイルが変わらないロックに人気がある。ブルースもそうだ。カントリーもそうだ。この手の音楽は万人の心を動かすスタイルが完成されているのだと思う。筆者も、カントリーは別だが、この手の音楽がもちろん大好きで、古いとか新しいとか問わない。

筆者がなぜこんなにマーカスのグルーヴが好きかと言うと、彼のファンクでのタイム感は驚異的にビハインド・ザ・ビートにあり、それもビートの幅を繋げるゴム紐を目一杯引き伸ばしたような緊張感を持っている。このアルバムでも活躍する現在のツアーメンバーのアレックス・ベイリーのビート感がマーカスのそれとぴったり一致しているのも実に気持ちいい。これはマイルスバンドのアル・フォスターの時とは大いに違う。アル・フォスターはやはりジャズ・ドラマーで、キックがオン・トップ・オブ・ザ・ビートでドライブしてしまうだけでなく、グルーヴよりクリエイティビティーに走るドラマーだ。こういうドラマーだとマーカスの凄さが半減するのが残念である。もちろんマイルスの選択に疑問を投げかけることなどは筆者は決してしない、が。

実は筆者はマーカスとステージを分けたことがある。2002年に筆者がジョージ・ラッセルのリビング・タイム・オーケストラの一員としてヨーロッパツアー中、イタリアのジャズフェスティバルでのことだった。マーカスがトリで、我々がその前の出演だった。入れ替えの時間での会話であまりゆっくりは話せなかった雑談だった。その時彼はもう6ヶ月もヨーロッパを回っており、アメリカにずっと戻っていないと話していた。彼はツアーし続けるのが好きだと。しかもヨーロッパをバスで廻るのだ。だから2012年にそのバスがスイスで大事故を起こし、死者は運転手だけだったがマーカスを含め全員が怪我をしたというニュースを聞いた時は身が縮まった。これだけ成功しているマーカスが、常に演奏し続けたいという意思でバスツアーを続けている。この常に演奏していたいと思う気持ちは痛いほど理解できる。旅嫌い出不精の筆者もツアーだけは好きな理由である。話は戻るが、この時マーカスと舞台裏で撮った写真は、ない。当時まだ流行り始めのデジタルカメラで撮ったのだが、クラウドバックアップなどない頃で、ハードドライブのクラッシュと共に消えてしまった。みなさんバックアップはきっちりしましょう。後で思いっきり悲しみます。

『Laid Black』

Afrodeezia
Afrodeezia

マーカスの前作、『Afrodeezia(アフロディジア)』はマーカスがユネスコの平和使者に任命され、奴隷問題に焦点を当てるためにアフリカや南アメリカやカリブの音楽を取り入れた、ブルーノート移籍1作目だった。グラミーにノミネートされたこのアルバム、残念ながら筆者は4曲目<We Were There>で思わず引いてしまった。この曲はサンバで、リオ訛りのご機嫌なタンボリムをバックにご機嫌なファンクベースで始まって、これは新しいぞ、と思ったが、そのあとマーカスもサンバ、そしてアフォシェのベースラインに代わり、これはどうにも頂けなかった。グルーヴが全く合っていないのだ。ネットを徘徊すると、このアルバムからマーカスの音質が変わったことに触れるネガティブなコメントが多いのにも驚いた。これはブルーノートのせいではない。マーカスがベースの弦をDR StringsのFat Beamsからダンロップのスーパー・ブライトに変えたからだ。筆者にとっては、やはりグルーヴよければ全てよしだ。確かに音色が明るくなった。しかしマーカスはベーシストとしての役割であるドライブ感を失っていない。それで十分だ。

今作『Laid Black』も、タイトルが示唆するように黒人音楽を強くプロモートしている。もちろんお気付きのようにLaid Backにもじりを入れているので、アフリカや南アメリカと言うよりR&B系に焦点を当てており、筆者には全曲すんなり受け入れられ、かなり楽しんだ。最近の流行りであるようにゲストを多く含む。ベルギーの異彩女性歌手セラ・スー、ニュー・オリンズ・ファンクを代表するトロンボーン・ショーティー、南アフリカの人気歌手ジョナサン・バトラー、スムーズジャズで活躍するサックス奏者カーク・ウェイラム、そしてTake 6だ。セラ・スーの歌う<ケ・セラ・セラ>ファンク・バージョンは大いに楽しんだ。しかし、最近の流行りと言え、これだけ豪華な歌手やラッパーをゲストに迎えた場合、ライブは皆どうしているのだろうかと疑問が湧く。

<Untamed>

オリジナル曲だ。マーカスのライブでのMCによると、キーボードのBrett Williams(ブレット・ウィリアムス)との共作らしい。Untamedと言うのは、野生の、という意味になる。やはりサファリなどアフリカをイメージした曲なのかも知れないが、『Afrodeezia』に収録されているようなルーツ色は薄く、自然にバックビートでグルーヴする曲、なのだが、初めて聞いた時一体この曲はどうなっているのか解らなかったのだ。そんな曲はこのアルバムを通してこの一曲だけであり、即座に楽曲解説の題材にしたいと思った。なにせダウンビートがどこにあるのかわからないのだ。シーケンスのベルの音がダウンビートなのかそれとも2拍目から始まっているのか、スネアのバックビートは2に入っているのか3に入っているのか。困った筆者はYouTubeを探し漁ってアレックス・ベイリーの体の動きで判断した。なぜこんなにも迷ったかと言うと、インターリュード(間奏)前後で拍が裏返っているのだ。この時点で自分が気持ちよくバックビートで体を動かしていたのが完璧に裏切られるわけだ。後述する。その他にも、マーカスのベースソロは完璧に1拍ずれており、これもダウンビートを曖昧にする手法となっている。コード進行もかなり特異で、マイナーの曲なのに長三度音を挿入し、まるでブルースのように聴こえるような工夫がされている。

YouTubeで見ることができるライブ映像ではこのアルバム収録曲と違い、インターリュードから始まり、また中間のインターリュードが7拍子に変更されているのでご注意願いたい。またコード進行も若干変更されている。

まずイントロ部分である。ご覧のようにキックドラムのピックアップがわざと不安定なパターンになっており、ダウンビートがはっきりしないような工夫がされている。

Untamed イントロ
Untamed イントロ

ご覧の通りクラッシュ・シンバルが1拍前に入り、パッドは4分の1拍前に入っているのに対し、ベルとパルスはオンビートで始まるので、頭からいきなり「えっ?!」となる。アレンジの授業でこのようなものを書けば一発でペケ。マーカスはそれをわざとやり、ダウンビートを見えなくしているのだ。言い換えれば、このトリックはあたかもベルがオフビートで始まり、スネアのバックビートが大きく取った2分の2拍子の2と4のグルーヴに聴こえないこともないのだ。だから筆者はYouTubeを見てアレックス・ベイリーがどこをダウンビートに感じて演奏しているのか確認したのだった。蛇足だがここで使われているハイハットも808だ。

コード進行を見てみよう。筆者がなぜA♭MajをG#Majではなく、またD♭7をC#7としなかったか。まず理論的には逆に最初のG#マイナーをA♭マイナーと書いた方が正しい。この曲は3度音をブルース3度に聴こえる工夫がしてあるからだ。ただ、マーカスはソロの時点でフレットレスに持ち替えており、筆者には彼がシャープ系のペンタトニックを軸にしているとしか聴こえなかったからだ。それにしてもこのコード進行はよく出来ている。マーカスがジョージ・ラッセルのリディア概念で作曲しているとは思えないが、仮にそのリディア概念で分析して見ると、コードの動きは、外向3ステップ > 内向3ステップ > 外向1ステップ > 内向1ステップ、という動きだ。マーカスは全体的にG#マイナーのペンタトニックを基準にしているので、二つ目のA♭Majで3度音が上がり「これはブルース・スケールだったのか」と思わせる。4つ目最後のコード、D♭7ではG#マイナーのペンタトニックと音列は同じだが、A♭Maj同様外向進行なので上がって聴こえてくる。

ちなみにYouTubeで見るライブではベース音が変更されており、進行は以下の通りだが、機能は全く変わっていない:

1-1 1-2 3-1 3-2
オリジナル G#- A♭Maj G#- D♭7/F
ライブ G#-/D# F-7 G#-/F# D♭/A♭

次にヘッド(テーマ)の採譜だ。

Untamed ヘッド
Untamed ヘッド

このヘッドの筆者の採譜した譜面を見て頂くと、マーカスの意図が少しはっきり見えてくると思う。勘違いしやすいが、フラット系に移行するのは下がると言う意味ではない。前述のリディア概念でも言及したように、この進行の場合は外向、つまり調性重力に逆らうので上がるのだ。実際聴いて頂ければ容易にご理解頂けると思う。

さて、問題のインターリュード(間奏)部分だ。

Untamed インターリュード
Untamed インターリュード

8小節のヴァンプを挟んでヘッドが2回繰り返されたところで、シーケンスされたベル音がピッチベンド・ダウンされる。上図1小節目だ。実にお洒落。このまま聴いているとインターリュードの最初の音はピックアップ(アウフタクト)に聴こえるのだが、4小節後に入るドラムマシーンのビートが鳴り出すと1拍ずれている。つまりヘッドの最後のベルは4分の3拍子に変更されており、ピックアップと聴こえた最初の音は、実はダウンビートだったと気がつく。ところが14小節目から再び入るベル音がまたさらに1拍ずれている。つまり、入る前に足りなかった1拍に対し、ここで4分の5拍子を挿入して帳尻を合わせているのだ。この手の込んだ仕掛けをいかにも自然に聴かせるところが実に素晴らしい。つまり、何も考えずにバックグラウンドミュージックとして聞き流していると、このインターリュードが終わってベルが始まった時、あれ、ベルがいつの間にかオフビートになっている、と驚くのであるが、実はベルはずっと定位置におり、インターリュード自体がズレて配置されていたのである。恐るべしマーカス。

ただ、ひとつ難を言えば、このインターリュードは <Tutu>と酷似したメロディーで、筆者にとっては耳についてしまった。なにせコード進行はマーカスがアルバム『Tutu』で披露した要素をそのまま継いでいるからだ。こういうマーカスの短絡性が筆者には引っかかるのだ。

コード進行前半はEメジャーからA♭メジャーに外向4ステップ飛びで、ヘッドの外向3ステップ飛びを発展させていて意図がわかりやすい。後半にはお洒落に手が入っている。この曲の調性であるG#マイナーから考えると、1ステップ外向位置から始まり内向で立ち位置に戻り、再び1ステップ外向に移動し、最後に2ステップ内向移動し立ち位置より1ステップ下で終わる。つまりインターリュードの終わりは最初に戻った時のインパクトを強めるため下げて終わらせているのだ。理にかなっている。実にお見事。このインターリュードの構築には思わず唸ってしまった。

最後にマーカスのソロの前半を採譜して見た。

Untamed マーカスソロ
Untamed マーカスソロ

なぜ筆者が通常使うインプロという言葉を使わないかというと、YouTubeをいくつか見ていてマーカスは殆ど決まったソロを演奏しているのがわかった。アウトの仕方まで毎回同じなのだ。だがこれは気にすることではない。ジャズで重要なのは即興演奏ではない。グルーヴだ。あのエラ・フィッツジェラルドのスキャットソロだって書き譜だったが、誰もそんなことを中傷したりしなかった。マーカスのソロのタイム感はすごいものがある。一体どんなフィンガータッチなのか、全て一音一音切り離してグルーヴしている。このアルバムの3曲目、<7-T’s>などでは想像もつかないテクニックを披露している。繰り返していうが、筆者は音数や速弾きのテクニックではなくグルーヴのことを言っているのだ。音数や速弾きは練習すれば真似できるが、こんなグルーヴ感はよっぽど才能がないと真似できないであろう。

さて、問題は、マーカスはインターリュードでズレた1拍を修正していないように聞こえるのだが、実はそんな簡単なものではない。インターリュードで1拍足りないので、マーカスは全てのフレーズを1拍先に演奏しているのかと思いきや、譜面を見てお分かりのように、コードに対する音選びは殆ど1拍遅れているのだ。意図的にだ。またしても恐るべしマーカス。どこまでも故意に不明確性を通している。このソロセクションで気が付いたのだが、4小節フレーズのこのシーケンス、2小節目と4小節目ではコードが鳴っておらず、ソロするマーカスが必要であれば自由に変更できるようになっている。

もう一つ面白いのは、ここでは4つ目のコードをD♭7ではなくただのD♭トライアッドにしているので、マーカスはA♭Maj同様ここでもCを演奏してブルース感をかっこよく出している。つまりヘッドと違い3ステップ外向に行ったり来たりする単純進行が可能なように変更されている。色々並べ立てたが、このアルバムはぜひ純粋にマーカスのグルーヴを存分にお楽しみ頂きたい。

ヒロ ホンシュク

本宿宏明 Hiroaki Honshuku 東京生まれ、鎌倉育ち。米ボストン在住。日大芸術学部フルート科を卒業。在学中、作曲法も修学。1987年1月ジャズを学ぶためバークリー音大入学、同年9月ニューイングランド音楽学院大学院ジャズ作曲科入学、演奏はデイヴ・ホランドに師事。1991年両校をsumma cum laude等3つの最優秀賞を獲得し同時に卒業。ニューイングランド音楽学院では作曲家ジョージ・ラッセルのアシスタントを務め、後に彼の「リヴィング・タイム・オーケストラ」の正式メンバーに招聘される。NYCを拠点に活動するブラジリアン・ジャズ・バンド「ハシャ・フォーラ」リーダー。『ハシャ・ス・マイルス』や『ハッピー・ファイヤー』などのアルバムが好評。ボストンではブラジル音楽で著名なフルート奏者、城戸夕果と双頭で『Love To Brasil Project』を率い活動中。 [ホームページ:RachaFora.com | HiroHonshuku.com] [ ヒロ・ホンシュク Facebook] [ ヒロ・ホンシュク Twitter] [ ヒロ・ホンシュク Instagram] [ ハシャ・フォーラ Facebook] [Love To Brasil Project Facebook]

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