#366 『アストラ・ピアソラ&ザ・ニュー・タンゴ・クインテット/ラ・カモーラ~情熱的挑発の孤独』

閲覧回数 3,287 回

「及川公生の聴きどころチェック」今月の9枚



American Clave/Muzak MZCA-1350 \2300(税抜)
*高音質UHQCD*オリジナル・デザインE式ダブル紙ジャケット仕様

アストラ・ピアソラ&ザ・ニュー・タンゴ・クインテット;
アストル・ピアソラ (bandoneon)
フェルナンド・スアレス・パス (violin)
パブロ・シーグレル (piano)
オラシオ・マルビチーノ (guitar)
エクトル・コンソーレ (bass)

1.孤独*
2.ラ・カモーラⅠ*
3.ラ・カモーラⅡ
4.ラ・カモーラⅢ
5.フガータ
6.スール:夢
7.スール:蘇る愛*
All music written and arranged by Astor Piazzolla

Recorded May 1988 at Mastersound, Astoria, NYC
Mixed at Mastersound, Astoria and RPM and Sound Ideas, NYC
Engineers:Jon Fausty, David Stone and David Baker
Mastered at Sterling Sound, NYC
Engineer:Greg Calbi
Produced by Kip Hanrahan

 

バンドネオン他の楽器のエネルギーを勢いよく録音にまとめた優秀録音。演奏の勢いから出るサウンドに、技術の限界の抑制がない。音源の優秀録音が、UHQCDが持つ素材の優れた音質再現能力を得て興奮をもたらす。

影にあるピアノ、ギターがピリッと輪郭を明確に聞かせる録音はさすが、と感嘆あるのみ。ヴァイオリンは、奏法の雑音が浮き立つサウンド。これが命なんだとタンゴ録音経験が評価に役立つ。オリジナル録音の素晴らしさに圧倒されながら、マスター・クオリティに極めて近いと表記されている資料に納得。

Share Button
及川公生

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

↓ ロボットでないかお知らせください。 * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.