#381 『Todd Neufeld / MU’u』

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「及川公生の聴きどころチェック」今月の7枚

Ruweh Records Ruweh 005

Todd Neufeld: electric guitar
Thomas Morgan: acoustic bass
Tyshawn Sorey: drums, bass trombone (5 and 7)
Billy Mintz: drums, congas (2)
Rema Hasumi: voice (2, 5, 7, 8)

1. Dynamics
2. Echo’s Bones
3. Entrance
4. C.G.F.
5. Contraction
6. Taunti
7. Novo Voce
8. Kira
9. Nor

All compositions by Todd Neufeld except 3 and 9 by Neufeld and Mintz
Produced by Todd Neufeld
Executive Production by Rema Hasumi and Todd Neufeld
Recorded October 09, 2016 at Sear Sound, NYC
Engineered by Aya Merrill
Mixed by Owen Mulholland
Mastered by Luis Bacque
Design by Karol Stolarek
Photograph by Jesse Wakeman
Artwork from Swindon Viewpoint


アコースティック空間に浮遊する良質のサウンド。この心地よさは何だ。答えは録音スタジオにある。資料にSear Soundとある。このスタジオの空間音響と設備の持つ特質的サウンドの結果がこれだ。勿論エンジニアの腕も大きい。

エレクトリックギターのエッジの明確さは容易に作ることができるが、輝きとか音質の透明さは設備が大きく作用する。曲に合わせてきつい印象になったり、ゆるい印象になったり...。

底辺をドロドロ這うベースも、曲によって少し距離感をもたせて奥に退いたり。細工が面白い。
ドラムのエッジも興奮する。こうあるべきだと、鋭い音色の加工が突き刺さる。音像を独り占めの瞬間が現れる痛快さ。
ヴォイスの扱い方が印象に残る。ヴォーカルとは違うサウンドの造り方がある。ささやきの雰囲気、エッジの曖昧さが気持ちいい。

楽器の特徴、演奏の表現を見事なサウンドで聴かせたディスクだ。

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及川公生

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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