#380『TON-KLAMI / Prophecy of Nue』

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「及川公生の聴きどころチェック」今月の7枚

NoBusiness Records NBCD 102

Midori Takada 高田みどり (marimba, perc)
Kang Tae Hwan 姜泰煥 (as)
Masahiko Satoh 佐藤允彦 (p)

1. Prophecy of Nue
2. Manifestation
3. Incantation

Recorded live on the 27th May, 1995 at Design Plaza Hofu, Yamaguchi, Japan by Takeo Suetomi / Concert produced by Takeo Suetomi
Mastered by Arūnas Zujus at MAMAstudios
Photos by Akihiro Matsumoto, Takeo Suetomi and Yuko Tanaka
Liner notes by Takeo Suetomi and Koji Kawai
Design by Oskaras Anosovas
Produced by Danas Mikailionis and Takeo Suetomi (Chap Chap Records)
Release coordinator – Kenny Inaoka (Jazz Tokyo)
Co-producer – Valerij Anosov


サウンドの陰影で音像を構築した優れた録音表現。アルトの倍音が強烈パワーで突き刺さる。あらゆる音域のなかでの表現は、長い録音経験でも出会うことの無かった発見の音。そこには摩擦音に似た不快なサウンドも。その中でピアノと打楽器が、遠いサウンドスケープを造っている。筆者仰天の仕掛けである。資料には楽器バランスがPAの関係から現場で整えられなかったと記されていたが、これがピアノと打楽器が鮮明、オンマイクで表現されたら、音像が造る音楽の表情が鮮明なだけに失敗に終わる。ライブ感触も巧く捉えられている。

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及川公生

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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