#300 『ミュンシュ+日フィル/ベルリオーズ:幻想交響曲&リハーサル』
Octavia/EXTON OVCL-00599 ¥2700(税別)
シャルル・ミュンシュ(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団
ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
<リハーサル風景>
幻想交響曲 + ダフニスとクロエ第2組曲より
ミュンシュの楽員への挨拶
1962年12月28日 東京文化会館にてライヴ収録
録音:若林駿介
故若林駿介氏の収蔵テープからマスタリングを経てCD化された極めて貴重な音源。
1962年12月26日東京文化会館ステレオ・ライブ録音。
重厚な感触で濃厚な塊の音を聴く。デジタル録音に馴染んだ耳には違和感として収まる。だが、時が経つにつれ、あ〜アナログ録音って、このサウンドだよ...と、記憶が蘇る。アナログ録音が持つ特有の重厚さを満喫。
若林氏のオーケストラ録音手法はワンポイント・メインマイクに補助が3本くらい。このワンポイントの的確な位置決定が神がかっている。見事なバランス。
奥行き感の表現が豊かで、奥行きの楽器の位置の想像が楽しい。左右広がり感は抑え気味だが、濃厚さがそれを意識させない。