『ディスアポイントメントーハテルマ』の季節
竹田賢一のライナーノートに呼応する形で by 土取利行

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あまりにも多くのことが展開した70年代、間章の死を契機に彼のもとに集まっていた個々の者たちは、80年代に入り独自の道を歩みだしていた。

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坂本龍一 〈Ex-Jazz 〉by 矢澤孝樹(音楽評論家)

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要するに坂本龍一はジャズそのものを否定しているのではなく、クリシェ化したジャズを批判していたのだ。

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我が最愛の音楽家、坂本龍一さんご逝去に寄す by 木内秀行(弁護士)

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坂本さんは「坂本龍一」としかジャンル分けのしようのない、しかも時空を超越した音楽を創造した偉大な音楽家です。

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RIP Ryuichi Sakamoto by Oscar Deric Brown
追悼 坂本龍一 by オスカー・デリック・ブラウン

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僕にとって坂本はいつも可能性の源泉と言える。坂本に対する喪失感はとてつもなく大きい。

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坂本龍一さんのこと by 金 利惠(韓国伝統舞踊家)

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深く考え、信念に従って行動し、静かに語る、良心を求める真摯な人だと私は思っていた。

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スコット・ジョンソンの憶い出
Memories of Scott Johnson (May 12, 1952 – March 24, 2023)

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去年(2022年)、私が主宰しているAbsolute-MIXというプロジェクトのコンサートで取り上げたロック・ギタリスト/作曲家のスコット・ジョンソンが亡くなった。本人から知らせが来るわけがない訃報ではあるが、今生の別れというのはやはり突然で悲しい。

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#2243 『渋谷毅&仲野麻紀/アマドコロ摘んだ春 〜 Live at World Jazz Museum 21

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Bluesy、Funky、GroovyというAmericanなテイストとは違った静謐で知的な空間が拡がる本盤

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#1259 徹の部屋ふたたび 不在の在
~『齋藤徹の芸術 コントラバスが描く運動体』出版記念

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尽きぬ問いを不在人の残した音や言葉、気配から読み取る、そんな温かい会でした。

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加納奈実『Magico/Charlie Haden, Jan Garbarek & Egberto Gismonti』
『マジコ/チャーリー・ヘイデン、ヤン・ガルバレク&エグベルト・ジスモンチ』

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どの曲も美しく、時に怪しげで湿度がある感じが好きです。Egberto Gismontiに出会った1枚でした。

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東かおる『Charles Lloyed / The Water Is Wide』
『チャールス・ロイド/ザ・ウォーター・イズ・ワイド』

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テナーサックス奏者のチャールス・ロイドの屈指のバラード集。

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松本佳祐『Jakob Young / Forever Young』
『ヤコブ・ヤング/フォエヴァー・ヤング』

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ECMの数多くの作品の中でもここまで穏やかで、ストレートに心温まるようなメロディを聴かせる作品はめずらしいのではないか。

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石井 彰『Keith Jarrett / Standards Live』
『キース・ジャレット・トリオ/星影のステラ』

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おばちゃん二人で店をやっていたんだと思う。「ラルフ・タウナーはこっちやで」「アバークロンビーは確かこっちやったかな」「キースの新譜はまだ入ってきてないわ」何を隠そう「ダン」はECM専門店だったのだ!

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米田泰久『Pat Metheny Group』
『パット・メセニー・グループ/思い出のサン・ロレンツォ』

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いわゆるジャズ・ギターに馴染んでいた耳にはPMGの音楽は衝撃と言えるほど新鮮だった。

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神子直之『Eberhard Weber / Silent Feet』
『エバーハルト・ウェーバー/サイレント・フィート』

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様々な差別等の不条理よりむしろ、それも含めて今を肯定する強い精神力が根底にある、そういう表現だと思える。

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西嶋 徹『Gary Burton, Chick Corea / Crystal Silence』
『チック・コリア&ゲイリー・バートン/クリスタル・サイレンス』

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このアルバムを聴くたびに過去と現在が重ね合わされたような、不思議な感覚に陥る。

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鈴木大介『Pablo Márquez / Gustavo Leguizamón: El Cuchi Bien Temperado』
『パブロ・マルケス/エル・クチ・ビエン・テンペラード』

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こんなにも慈愛に満ち、そして原曲に息づく社会へのプロテストや達観をも含みながら、ただひたすらに美しいギターソロの音楽を僕はほとんど知らない。

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伊東佑季
『Miroslav Vitous, Jan Garbarek / ATMOS
』
『ミロスラフ・ヴィトウス、ヤン・ガルバレク/アトモス』

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管楽器とベースのデュオのあり方を覆された。
単音楽器同士とは思えぬ音の広がり、空間に紡がれる音を聞き、しがらみから解放された感覚になった。
初心に帰りたい時に聞く1枚。

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山田吉輝『Keith Jarrett Trio / Whisper Not』
『キース・ジャレット・トリオ/ウィスパー・ノット』

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高校生の時にフュージョンを中心に聴いていた自分がアコースティックなジャズを聴くきっかけになったアルバムです。

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大村幸則『Egberto Gismonti / Dança Das Cabeças』
『エグベルト・ジスモンチ/輝く水』

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ジスモンチのギターやピアノがナナの超個性的パーカッションと溶け合って生まれる色彩豊かな音世界の凄さにたじろいでしまう

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須田晶子『Keith Jarrett / The Melody At Night, With You』
『キース・ジャレット/ザ・メロディ・アット・ナイト、ウィズ・ユー』

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飾らないけど様々な感情を巡らせ、遂に辿り着いた純粋であたたかい彼の心がこの音の一つ一つに散りばめられたような作品だと思います。

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原田和典『Rainer Bruninghaus / Freigeweht』
『ライナー・ブリューニングハウス/遊』

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ドラムを絵筆化して空間をカラーリングしていくようなヨン・クリステンセンに心を掴まれた。

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芳垣安洋『Jack DeJohnnette New Directions / In Europe』
『ジャック・ディジョネット・ニュー・ディレクションズ/イン・ヨーロッパ』

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今だからこそ認識できる、ディジョネットにしかできなかった、その後の彼が創造してきた音楽が、初めてくっきりとその輪郭を現したのがこのNew Directionsだったと思います。

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RIO『Pat Metheny / Bright Size Life』
『パット・メセニー/ブライト・サイズ・ライフ』

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初めて聞いた時、その温かく、ブライトなのに切ない不思議な音色に魅了されました。こんな音がウクレレで出せないかも研究しました。

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副島 綾『Momo Kodama / Point and Line – The Piano Études of Debussy & Hosokawa』
『児玉 桃 / 点と線 〜ドビュッシー&細川俊夫:練習曲集』

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音源が擦り切れるのではないかと思えるほど、繰り返し聴いてしまうアルバムがある。それが児玉 桃の「Point and Line」だ。

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鈴木禎久『Pat Metheny Group / Travels』
『パット・メセニー・グループ/トラヴェルズ』

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シンプルな中に魅力がある前期PMGの集大成と呼べる1枚。小編成バンドだからこそ生まれるエネルギーがあって、パットの抜きん出たメロディーセンスと作曲力もより鮮明に堪能できる。

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大沢知之『Ralph Towner / Solstice』
『ラルフ・タウナー/ソルスティス』

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Towner 作曲の秀逸な構成とギターの浮き立たせ感が尋常ならざる雰囲気を作り出す稀に見る作品。

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甲斐正樹『Christian Wallumrød Ensemble / The Zoo Is Far』
『クリスチャン・ヴァルムルー/ザ・ズー・イズ・ファー』

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心を通り過ぎていく微細な感情を集め、混ぜ、順番を入れ替え、それをそのままパックしたような音楽。

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森下周央彌『Nik Bärtsch’s Ronin / Llyrìa』
『ニック・ベルチェ:ローニン/リリア』

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考え抜かれた展開、構成美が聴くたびに新しい発見をもたらすスルメイカなアルバム。もう何度シガんだかわからない。

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星 向紀『Keith Jarrett,Gary Peacock,Jack DeJohnette / Bye Bye Blackbird』
『キース・ジャレット,ゲイリー・ピーコック,ジャック・ディジョネット/バイ・バイ・ブラックバード』

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本作を機に、僕はECMという新世界へ踏み出していく。

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壷阪健登『Gary Peacock Trio / Tangents』
『ゲイリー・ピーコック・トリオ/タンジェンツ』

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スタンダードもインプロも全てが溶け切った世界。いったい何が起きているのかも分からず、終始夢心地だった。

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石沢功治『Ralph Towner / My Foolish Heart』
『ラルフ・タウナー/マイ・フーリッシュ・ハート』

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ピアノライクなクローズド・ヴォイシング、そこにギターならではのハーモニクスの効果的使用など、タウナーの熟成した奥深い表現力には、ただただ酔いしれるばかりである。

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Marta Karsz-Ashida 『Marcin Wasilewski Trio w/ Joakim Milder / Spark of Life』
『マルチン・ヴァシレフスキ・トリオ with ヨアキム・ミルデル/スパーク・オブ・ライフ』

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このアルバムは素晴らしい映画と同じです。初めて出会った時に驚くべき印象を与え、その後も更なる神秘を私たちに開示し、私たちに反省を促し、日常の騒がしさの中で一時停止するよう促します。

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乙部雅志『Chick Corea / Septet』
『チック・コリア/セプテット』

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音楽もさることながら、ECMはジャケットデザインの美しさに魅了されました。そのデザインは見ればすぐにECMだろうと判断がつくほどでした。

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中西光雄『Gary Burton Quintet / Whiz Kids』
『ゲイリー・バートン・クインテット/神童』

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「神童」たちが、全く遠慮のない師ゲイリー・バートンの挑発に乗って、誰も見たことのない音楽的世界を出現させるという壮大な物語。

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永武幹子『Masabumi Kikuchi Trio / Sunrise』
『菊地雅章トリオ/サンライズ』

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このアルバムの凄さの一つは、一貫してシリアスな雰囲気があるのになぜかずっと心地良く聴いていられるということである。

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寺島靖国 『Tord Gustafsen Trio / The Ground』
『トルド・グスタフセン・トリオ /ザ・グラウンド』

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ECMに美旋律なし。以前からのECMに対する見方でしたが、トルド・グスタフセンによって見事にくつがえされました。

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みどりん『Mal Waldron / Free At Last』
『マル・ウォルドロン/フリー・アット・ラスト』

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ピアノの音と音の間にある沈黙と躍動の波が、ミニマリズムを通してサディスティックかつ執拗にプレイされる。

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原田正夫『Art Ensemble of Chicago / Urban Bushman』
『アート・アンサンブル・オブ・シカゴ/アーバン・ブッシュマン』

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このAECの2枚組ライヴ盤の内容とジャケットのデザイン、そして文字のタイプフェイスと組版にやられて、レーベルを強く意識するように

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吉岡剛秀『Joe Maneri / Tales of Rohnlief』
『ジョー・マネリ/テイルズ・オブ・ローンリーフ』

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微分音を駆使した音使いは浮遊感と不安感を誘発し、また複雑に絡み合い、加速減速を繰り返す三人の音は、その瞬間の必然性としか言い様がない。

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太田 剣『Jan Garbarek / In Praise of Dreams』
『ヤン・ガルバレク/イン・プレイズ・オブ・ドリームズ』

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『ECM:私の1枚』を選ぶのは一日二日では答えの出せない難題で、考える度に心象風景のような美しいアルバムジャケットの数々が頭の中を猛スピードで駆け巡って気が遠くなってしまう。

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宮本貴奈『Kenny Wheeler / Music for Large and Small Ensemble』
『ケニー・ウィーラー/ミュージック・フォー・ラージ・アンド・スモール・アンサンブル』

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Berklee音大在学中に出逢い、作曲家・アレンジャーとしても大きな影響と学びを頂いた作品です。

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井奥成彦『Pat Metheny Group / First Circle』
『パット・メセニー・グループ/ファースト・サークル』

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〈ザ・ファースト・サークル〉は大作にして、数ある彼の名曲の中でも最高傑作ではないだろうか。

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落合康介『Charlie Haden / The Ballad Of The Fallen』
『チャーリー・ヘイデン/戦死者たちのバラッド』

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JCOA出身の強烈なミュージシャン達の個性がおもちゃ箱をひっくり返したように飛び出してくるような面白さと、Carla Bleyの強度の高いアレンジの中でCharlie Hadenの伝えたいメッセージによる音楽的な統制の取れた作品だと思います。

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松尾由堂『Gary Peacock & Ralph Towner / Oracle』
『ゲイリー・ピーコック&ラルフ・タウナー/オラクル』

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音符に表される以上の質感、ニュアンスの豊かさが素晴らしい。改めていま聴くとアンサンブルの緊密さにも本当に驚かされる。

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中島香里『Keith Jarrett / The Melody at Night, with You』
『キース・ジャレット/ザ・メロディ・アット・ナイト、ウィズ・ユー』

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キースが紡ぎ出す音楽はまさに静寂そのものだが、淡々としかし確固たる意思を持って紡がれる物語の中で時折放たれるハッとする一音に心を掴まれ、刺され、揺さぶられる。

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工藤 遥『Eleni Karaindrou / Eternity And A Day』
『エレニ・カラインドルー/永遠と一日』

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自分の中でのECMのイメージを決定づけたのは、このアンゲロプロスとカラインドルーのタッグに他ならない。

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松下美千代『Keith Jarrett / The Melody At Night, With You
』
『キース・ジャレット/ザ・メロディー・アット・ナイト,ウィズ・ユー』

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一音一音に愛が込められすぎて余計な音が一切なく、ただただシンプルにメロディを紡ぐ。キースが弾くとこんな素敵な曲なんだと再認識し直すことが多い。

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青澤隆明『Meredith Monk w/ Robert Een / Facing North』
『メレディス・モンク w/ ロバート・エーン/フェイシング・ノース』

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北は心の問題だ。北国生まれでない私にとっては、心の方角なのである。精神の志向、というふうに言いかえてもいい。

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則武 諒『Anders Jormin / Xieyi』
『アンデルス・ヨルミン/シェイー』

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深遠なベースソロ曲の合間に入るブラスの曲が、さらに作品に奥行きを与えてくれているのと同時に、緊張感をほぐしてくれる感じがします。静かな夜に聴くのがおすすめです。

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佐々木毬奈『Pat Metheny Group』
『パット・メセニー・グループ/想い出のサン・ロレンツォ』

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ジャズの中に親しみやすいポップな味付けもあり、その奥にジャズの叡智が埋め込まれ、散りばめられているPat Methenyの音楽は、ジャズもポップスも自分の音楽として表現していきたいと思うようになった礎でもあります。

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鈴木瑤子『Keith Jarrett / The Köln Concert』
『キース・ジャレット/ケルン・コンサート』

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Keithさんの自分の音や音楽を信じ、地図のない道を歩んでいく音楽は、変わらず私の心を掴み、自由の波に解き放してくれます。

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脇 義典『Steve Kuhn / Promises Kept』
『スティーヴ・キューン/プロミセズ・ケプト』

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協奏曲的あるいはビッグバンド的に明確な構成を取るのではなく、ピアノとストリングスが最初から最後まで寄り添うように音を紡いでいく。ジャンルの境界を跨ぐ音創りという意味で極めてECMらしい一枚。

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市野元彦『Keith Jarrett Trio / Tribute』
『キース・ジャレット・トリオ/トリビュート』

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自分と音楽の間を隔てる壁のような距離感が全くなく、その歌心にスッと共感できた初めてのアルバムでした。

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瀬田創太『Keith Jarrett / Facing You』
『キース・ジャレット/フェイシング・ユー』

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例えば明日このアルバムが発売されたとしても、めっちゃやばい新感覚のピアニスト出てきたな、とジャズ業界に震撼が起きると思う。

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粂川麻里生『Keith Jarrett / My Song』
『キース・ジャレット/マイ・ソング』

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もっとも美しい音楽は、もっとも深い音楽でもあり得ることを、ずいぶん長い時間をかけて私は知ったように思います。

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石渡久美子『Egberto Gismonti & Nana Vasconcelos / Duas Vozes』
『エグベルト・ジスモンチ&ナナ・ヴァスコンセロス/ふたつの声』

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小雨の中、ナナ・ヴァスコンセロスは白いレインコートを着て、両足にはスーパーマーケットのビニール袋を履いていた。

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太田朱美『Chick Corea / Return to Forever』
『チック・コリア/リターン・トゥ・フォーエヴァー』

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印象的なローズとフルートのブレンドは、美しく軽やかなだけでなく狂気をも感じさせ、「表裏一体」の文字が頭に浮かびます。

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眞壁えみ『Paul Motian / I have The Room Above Her』
『ポール・モチアン/アイ・ハヴ・ザ・ルーム・アバヴ・ハー』

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アルバムを入手してからは聞かずにはいられないほどアディクトして聞きました。

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小沼ようすけ『Ralph Towner & John Abercrombie / Five Years Later』
『ラルフ・タウナー&ジョン・アバークロンビー/ファイヴ・イヤーズ・レイター』

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ECMギターアルバム、数あるギターデュオアルバムの中で一番好きです。

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八島敦子『Keith Jarrett / Belonging』
『キース・ジャレット/ビロンギング』

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憧れのレインボースタジオは、ひっそりと、でも堂々と存在していた。ドアを開けるとアットホームな暖かい雰囲気で、音楽の魔法にかかったような心躍るヴァイヴに溢れていた。

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小森 剛『Keith Jarret / Dark Intervals』
『キース・ジャレット/ダーク・インタヴァルス』

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キースから溢れ出て紡ぎ出されるれる一音一音、絞り出す様な声と足音に心を揺さぶられ、録音された空間瞬間を必死に想像しながら聴きました。

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坂井周太郎『Chick Corea / Return To Forever』
『チック・コリア/リターン・トゥ・フォーエヴァー』

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一番嫌なリクエストがチック・コリアの『リターン・トゥ・フォーエヴァー』でした。

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佐藤潤一『Keith Jarrett / Still Live』
『キース・ジャレット/スティル・ライヴ』

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ゲイリーのメロディックな演奏に、ベーシストは伴奏者というそれまでの私の概念を覆されました。

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中川ヨウ『Pat Metheny / Bright Size Life』
『パット・メセニー/ブライト・サイズ・ライフ』

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このアルバムで、パットが重ねてきたギターへの研鑽が一つの形となった。

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古市響平『Wolfgang Muthspiel / Where The River Goes』
『ウォルフガング・ムースピール/ウェア・ザ・リヴァー・ゴーズ』

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近年のECMから1枚。(2018年作)

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大友良英『David Holland & Derek Bailey / Improvisation for Cello and Guitar』
『デヴィッド・ホランド&デレク・ベイリー/インプロビゼーション・フォー・チェロ&ギター』

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この時期のデレク・ベイリーはどれも物凄いのですが、この音源はデイブ・ホランドのスピード感もあいまって、聴いていて飽きません。

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内藤忠行『Gary Burton, Chick Corea / Duet』
『ゲイリー・バートン, チック・コリア/デュエット』

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まず、驚いたのは、彼が僕のところへ来て選んで行った写真は、日本では使われないようなものばかりだった。

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関根彰良『John Abercrombie, Dave Holland and Jack DeJohnette / Gateway』
『ジョン・アバークロンビー、デイヴ・ホランド、ジャック・ディジョネット/ゲイトウェイ』

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この3人だからこそ実現しうる、ギタートリオアルバムの最高峰の1つ。聴く度に新しい発見がある。

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相原 穣『John Potter / Amores Pasados』
『ジョン・ポッター/アモレス・パサドス(過ぎ去りし愛)』

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ECMのアルバムは1枚を手に取ることは、アイヒャーから入念に指定された時間と空間の交差点に立つようなものだ。

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扇谷研人『Pat Metheny Group』
『パット・メセニー・グループ/想い出のサン・ロレンツォ』

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歌のない音楽で、シンプルな4リズム編成で、これだけの音楽的表現・色彩感覚・ポップさを持って訴えかけられるオリジナルな世界があることに感銘を受けました。

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青木ひかる『Egberto Gismonti / Dança das Cabeças』
『エグベルト・ジスモンチ/輝く水』

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作品の序幕は耳を澄まし目を閉じれば、瞑瞼の奥に光彩陸離たる桃源郷が広がる。コングスハウクはサウンドの遠近法を駆使し、光彩と空間を操り、柔和神秘的な自然を描写をする様にどこか形而上学的を想わせるアプローチで魅了する。

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原 雅明『Keith Jarrett / Spirits』
『キース・ジャレット/スピリッツ』

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素朴な楽器とカセットデッキで、エンジニアも使わずに自宅で録音されたアルバムは、聴き始めるといまもついつい聴き通してしまう。

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後藤雅洋『Matthias Eick / Midwest』
『マシアス・アイク/ミッドウエスト』

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21世紀もECMはジャズ・シーンに斬新なインパクトを与え続けていますね。

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柳原由佳『The Melody At Night, With You』
『ザ・メロディ・アット・ナイト,ウィズ・ユー』

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大変美しく、まるで映画を見ている様なピアノソロアルバム。シンプルに曲の良さを最大限活かしたこのアルバムはいつ聴いても心にしっくり来る。

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André Mehmari『Charlie Haden, Jan Garbarek & Egberto Gismonti / Folk Songs 』
『チャーリー・ヘイデン, ヤン・ガルバレク&エグベルト・ジスモンチ/フォーク・ソング』

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シンプルなのに力強く、オンリーワンでありながら普遍的で、世界で最もマジカルなこの音楽に誰しもが感動せずにはいられない。

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石田俊一『The Music Improvisation Company』
『ザ・ミュージック・インプロヴィゼーション・カンパニー』

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Jamie MuirがKing Crimson加入以前に参加したことで気になったアルバム。これでECMを知り、ECMレーベルの全作品を揃えたいと思ったものでした。

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藤本一馬『John Abercrombie & Ralph Towner / Sargasso Sea』
『ジョン・アバークロンビー&ラルフ・タウナー/サルガッソーの海』

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ラルフ・タウナーとジョン・アバークロンビーのギタリスト二人の存在に演奏家として作曲家としてその世界観にとても大きな影響を受けました。

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工藤一幸『The Paul Bley Quartet』
『ポール・ブレイ・カルテット』

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静謐な中に鋭く研ぎ澄まされた感性のぶつかり合いが脳に染み込んでいくといった感じのフリーなサウンド

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栗林すみれ『Keith Jarrett / The Melody At Night, With You』
『キース・ジャレット/ザ・メロディ・アット・ナイト、ウィズ・ユー』

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こんなにもプライベートな音楽を、彼の家族でも友人でもない私達が聴けるって、すごいことかもしれない。

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片山士駿『Pat Metheny / Watercolors』
『パット・メセニー/ウォーターカラーズ』

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音楽の内容も勿論の事ながら、アルバムの音の作り方が先に挙げたアルバム達と異なる、何か「特別なもの」であるという事も、何もわからないながらに感じた憶えがあります。

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阿部真武『Pat Metheny / Bright Size Life』
『パット・メセニー/ブライト・サイズ・ライフ』

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どの演奏も瑞々しさに溢れていて本当に素晴らしいと思います。オーネットのブルースが好きで、この音楽がどうやって生み出されているのか強い興味を持ちました。

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佐藤浩一『Valentin Silvestrov / Bagatellen und Serenaden』
『ヴァレンティン・シルヴェストロフ:バガテルとセレナーデ集』

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日常に溶け込む優しい音楽、真夜中の暗闇でひっそりと聴くのにもちょうど良い。不眠気味の身体にじわりと染み渡り、これこそ身体が欲していた音だと気付く。最高級のピアニッシモの音楽。

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小沼純一『Keith Jarrett / Solo Concerts』
『キース・ジャレット/ソロ・コンサーツ』

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何の用意もなくおこなわれたインプロヴィゼーション。日付と場所が変わると、音楽が変わる。

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五野 洋『Jakob Bro, Joe Lovano / Once Around The Room – A Tribute To Paul Motian』
『ヤコブ・ブロ,ジョー・ロヴァーノ/ワンス・アラウンド・ザ・ルーム~ア・トリビュート・トゥ・ポール・モチアン』

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これほどのトリビュート・アルバムはECMの長い歴史の中でも他に類例がないのではないか

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