和泉宏隆さんの隣にいた日々 by サックス奏者 太田 剣

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ピアノを弾く手技はいついかなる時も微動だにさせず、無心に なって、美しく叙情的に流れるメロディの次の『音』だけを追い続ける。それを無意識のところにまで高めるために、キーボードという 異なる機構の楽器から遠ざかったのは、あの音色を聞けば頷けるところだ。

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【ミルフォード・グレイヴズ追悼】 ひとつの音、一人の人

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ミルフォード・グレイヴズ(1941-2021)の訃報を聞いて、「世界からひとつ音が消えた」という感慨に襲われた。気取った言い方かもしれないが、それだけ強烈な印象を残した音と人だった。

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追悼 ジョン・ラッセル

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ベイリーもジョンさんのギターの音は鋭さも勿論なのだが、倍音が豊かな美しい音を大事にしているのだ。

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RIP Ennio Morricone from Gruppo di Improvvisazione Nuova Consonanza, 1976

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1976年、エンニオ・モリコーネがコンポーザー/トランペッターとしてGruppo di Improvvisazione Nuova Consonanzaに在籍時代の貴重な写真。

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RIP 追悼ジェネシス・P-オーリッジ

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それだけならまだしもジェネシス・P-オーリッジは、性転換してしまったのだ。それを非難するつもりは無い。僕だって時々オンナだったらなと思う事がある。

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ウィルス禍の向こうに見る世界〜社会構造の変動と音楽〜

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私は、焼け野原となった地に芽吹くものを聴くだろう。それがどんな音楽なのか。育ててみないと、花が咲かないとわからない。

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R.I.P. Giuseppi Logan
追悼 ジュゼッピ・ローガン

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ジュゼッピ・ローガンとヘンリー・グライムスは、ニューヨーク市での Covid-19 感染拡大による犠牲者となり、生まれた年も同じ1935年であるという以外に、その経歴に多くの共通点がある

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アマルコルド・ハル・ウィルナー

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コロナウィルスの犠牲者のなかにハル・ウィルナーの名を発見して愕然とした。プロデューサーとして紹介されるが、その名から想像される業務とは別格のアーティストとして敬意を払ってきたからだ。

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好漢・柴田浩一の死を悼む

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また彼の人柄、功績を偲んで、闘病中の彼を励ますため今田勝さんを呼びかけ人に、親しいミュージシャン、シンガーが20名ほど集まり、1枚のアルバムが先日発表された。

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デレク・ベイリーを論ず(4) 金野 Onnyk 吉晃

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ベイリーはヴェーベルンを研究し、自らの語法とサウンドを確立した頃、それを確認するかのように幾つかのソロを録音した。それらは決して冗長なものではなく、曲ごとの意識の違う短い演奏を編集したものだった。

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デレク・ベイリーを論ず(3) 

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作曲者の死後も存在し続ける楽曲と、演奏者の消滅とともに消え去る即興。しかし、その両者の目指すところは永遠性として合致していた。両者の合間にデレク・ベイリーはいた。

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デレク・ベイリーを論ず(2) 金野吉晃

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デレク・ベイリーは、西欧音楽の理念的発展と、抑制しがたい即興性の葛藤の間に出現し、その「引き裂かれた音楽」を他の誰よりもそれを如実に示している。

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齋藤徹ちゃんへ  今井和雄

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きみの演奏は多くの人に様々な力を伝えたようだ。そして、きみのベースアンサンブルのメンバーがきみのメロディーを力いっぱいに弾いていく姿を見ると、きみのスタイルが伝わっていることが分かる。そういう演奏をするベーシストはきみ以外はいなかったからね。しかし、最後は急ぎ過ぎたかな、お疲れ様でした、徹ちゃん。

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「デレク・ベイリーを論ず(1)」金野onnyk吉晃

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ベイリーは、「曲」がほんの数小節まで凝縮されてよいのなら、即興演奏もまたそうあっていい筈だと思ったのではないか。

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「越境する存在、遍在する即興」-フレッド・フリス小論- 金野吉晃

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彼はどこにも帰属すべき場所やレーベルを残さないし作らないのである。作品においては凝縮し、存在においては拡散する、それが彼のスタイルであろうか。

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追悼「小杉武久逝く。『和而不同』の行為観」(中編)「音楽のピクニック」読解1

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小杉は、アノニマスな音が良いのだという。だから求心性を否定して、多面性のある音を選択する。

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小説「ゴースト」(中)

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コルトレーンは最高のサックス奏者だ。だから、アイラーがサックス奏者以上の何かであるのをわかった。彼は今猛烈にそれを嫉妬している。

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小説「ゴースト」(上) 金野吉晃

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「ジョン・コルトレーンだ。よろしく」。相手は、それが誰だか分かると、さっと立ち上がり手を差し出した。「アルバート・アイラーです。お目にかかれて光栄です」。

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「Jazz。豊穣の海。」

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この過程はテイラーだけのものではない。日本に孤高のギタリストが居た。ボサノヴァでプロデビューし、トリスターノの研究からクール派の演奏を成就し、タンゴを異形な演奏で示し、漸次投射/集団投射の方法論で日本独自のフリージャズを顕現させ、遂にはそのギターソロが轟々たるノイズの壁を屹立させるに至る。高柳昌行、その人である。

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「追悼。CT考」

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 私は声にしなければならない。
「いでよ、今一人の異端者!今一人のセシル・テイラー!」

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「全ては電子音楽だ」 アトミック〜スペース〜コンピュータによる20世紀音楽の思い出

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1957年に生まれた私ができるのは、過去の物語を語り継ぐことであり、記憶の彼方にかすむ、幻影の歌う電子の声に耳を澄ますのみなのだ。

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ヒストリカル・フィクション 「君が代マアチ〜明治36年のスウィング・ガールズ〜」

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この小説は、実在した「吾妻婦人音楽連中」(邦楽をやるときには東婦人音楽連中と表記)という芸妓のブラスバンドをモデルにして書かれました。

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座頭市の話 

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座頭市は盲人であり、按摩を生業としているのが設定だ。「座頭の市さん」である。しかし、本来の字は「座頭」ではなく「座当」であるべきだ。

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特別寄稿 「CDからラッカー盤まで聴き比べ」レポート 山田野案山子

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その次にLPレコードをかけたのですが、同じ音源かと思うほど、まったく入っている音が違い、これには驚きました

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特別寄稿 「良い音、忠実な音、心地よい音、太い音、細い音、歪と飽和の識別原理」

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アーチストが発信する音が先ず一番の基本となります、それらが例え歪んでいようと、飽和してようと、多少音程が外れていようと、もしアーチストがこれが自分の求めている音であり満足の行くものであればそれを修正する必要はない事になります

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特別寄稿「リトアニアのジャズについて」by ヨナス・リムサ

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1990年にリトアニアが再び独立を勝ち取ると、ジャズやその他のジャンルの演奏家にとって演奏したり、学んだり、さまざまなプロジェクトを創造する可能性がさらに広がっていった

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「リトアニアのジャズについて」
ヨナス・リムサ

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1990年にリトアニアが再び独立を勝ち取ると、ジャズやその他のジャンルの演奏家にとって演奏したり、学んだり、さまざまなプロジェクトを創造する可能性がさらに広がっていった。

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「トマシュ・スタンコ・クァルテット」アジア・オーストラリア・ツアー・レポート

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会場は大勢のゲストで埋め尽され、ポーランドからのジャズ大使をひと目見ようと階段は立見客やら座り込む客で鈴なりとなった。

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