#21 リアルとストリーミングのはざまで
〜コロナ禍の2020年を振り返って

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音楽の聴取形態が変わったとしても、そのベースとなるミュージシャンのリアルな音楽活動なくしては音楽は成立し得ない。まだ先は見通せないが、コロナ禍が収束する時期がくることを願うのみである。それまで生き延びれるように必要な支援策をとってほしいところだ。

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#01 『Kondo IMA21/Live Typhoon 19』

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しかし、カッコいい古稀がいるものである。近藤等則の功績のひとつを考えたとき、ジャズメンの姿から暗さや小難しいイメージを開放し、理屈抜きに「カッコいい」と一般に知らしめたことも外せない。そのプレゼンスそのものがひとつのアイコンであり、宇宙であった。

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#02 『浦邊雅祥 / Mobilis in Mobili』

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浦邊にとって音の鳴り方と魂の震え方に違いはない。両者が同じ振動で波打つことが、浦邊雅祥の音楽の魅力であり怖さなのだと思う。

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#03 『山田貴子トリオ/Remembrance -記憶-』

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自分は ずっとこのような音を脳髄の奥底できっと無意識のうちに待ち焦がれていたのだろう。だからこの作品が確実に私のなかに決して消え去ることのない”記憶という名の楔”となり、また一つそして深くこの身に打ち込んでくれた。

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#04 『Great 3:菊地雅章|ゲイリー・ピーコック|富樫雅彦/コンプリート・セッションズ1994』
『Great 3:Masabumi Kikuchi|Gary peacock|Masahiko Togashi/Complete Sessions 1994』

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絶頂期にあった3者がテーマから予断を許さない展開を見せるスリルと傑出した内容に何度聴いても惹き込まれるのだ。

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#05 『福盛進也/アナザー・ストーリー 月・花』
『Shinya Fukumori / Another Story – Moon – Flower』

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ECMからデビューしミュンヘンを拠点に活躍するドラマー福盛進也が設立した新レーベル「nagalu」の初リリースとなる2枚組アルバム。藤本一馬、林正樹、佐藤浩一をはじめ個性的なアーティストが集結し、新しい物語が動き始めた。

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#07 『Great 3:菊地雅章|ゲイリー・ピーコック|富樫雅彦/完全版 セッションズ 1994』
『Great 3: Masabumi Kikuchi|Gary Peacock|Masahiko Togashi / Complete Sessions 1994』

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(ライヴ盤)キレのいいピアノのサウンドと、ベースが音像を固める。パーカッションはやや音像を引いている。ここは私の判断で、かぶりを避けた。

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#09 『Sabu Toyozumi+Mats Gustafsson / Hokusai』

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豊住もグスタフソンも、そのプレイは独自の身体の方法論に基づくものであり、アスリート的なものでも、音楽の職人的なものでもない。本盤を聴くと、ふたりが互いの音に呼応しあうプロセスを追体験することができる。

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#01 『Sun Ra Arkestra / Swirling』
『サン・ラ・アーケストラ/渦を巻く』

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『クトゥルフ神話』や『スター・ウォーズ』や『グイン・サーガ』の異端音楽版とも呼べる、壮大なるSun Ra Mythology(サン・ラ神話)が着実に語り継がれていることが証明された。

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#02 『The David Liebman Trio with special guest John Ruocco / Lieb Plays The Beatles』
『デイヴ・リーブマン・トリオ w Special Guest ジョン・ルオッコ/リーブ・プレイズ・ザ・ビートルズ』

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現代ジャス界の求道者:デイヴ...。おいちゃんのなかではもう「あのかた」を遥かに超えた存在である。

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#03 『Masayuki Takayanagi=Nobuyoshi Ino with Masabumi PUU Kikuchi / Live at Jazz inn Lovely 1990』
『高柳昌行=井野信義 with 菊地雅章 /ライヴ・アット・ジャズイン・ラブリー』』

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高柳が没する半年ほど前の井野信義、菊地雅章との演奏だが長年連れ添った井野がコントロール・タワー的役割を演じている。

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#04 『Tigran Hamasyan / The Call Within』
『ティグラン・ハマシアン / ザ・コール・ウィズイン』

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音楽の地平を切り拓く存在として、ジャズミュージシャンたちの尊敬を集める、アルメニア出身の鬼才ピアニスト、ティグラン・ハマシアンが、自身の夢のような内面世界を探求する旅へ向かう。

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#05 『アントニオ・アドルフォ/ブルーマ〜ミルトン・ナシメントに捧ぐ』
『Antonio Adorfo / BruMa』

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アントニオ・アドルフォのナシメント集を彼の功績を称える意味でも、今年のベスト作に推奨したい。

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#07 『Hard To Understand/Jaromír Honzák (ヤロミール・ホンザーク)』

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全般に存在しない映画のための映画音楽のような曲が多い。チェコを代表するこのベーシストの作品をまだ聴いていない人に、まず聴いてほしい一枚だ。

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#09 『Marcin Wasilewski Trio, Joe Lovano / Arctic Riff』
『マルチン・ヴァシレフスキ・トリオ、ジョー・ロヴァーノ/アークティック・リフ』

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アイヒャーはラヴァーノとヴァシレフスキ・トリオから音楽のエッセンスをあっというまに掬いとってしまう。そうして5分を少し超えるほどの11のトラックに封じ込め、キュレートしてみせているのは神業に近い。

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#01 喜多直毅クァルテット『異土』

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深層から絞り出されるメロディの儚(はかな)さはリアリティへの絶望を映す鏡だ。なぜ沈黙や郷愁の残滓に心震えるのか。それを意識して改めて気づく薄ら寒い現況がある。

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#02 2020年 不失者コンサート

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かつてハードロックの突然変異と呼ばれた不失者は、決して特殊な異端者ではなく、音楽表現の在り方としては正統派に他ならない。それはコロナ禍が完全に収束しない中、演奏するのが待ちきれないとばかりに出演を快諾したゲスト・ミュージシャンの満足そうな笑顔を見れば明らかだ。

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#03 Theo Croker, Blue Note NYC【ライブ配信】

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パンデミックで3月からライブが皆無だった2020年、ライブ配信のおかげで普段見ない、または見られないようなアーティストのライブを、無料もしくはお手頃な値段でたくさん鑑賞する機会に恵まれた。そんな中でやはり筆者のお気に入りのTheo Croker(シオ・クローカー)のステージは最高だった。いつ聴いてもこんなにドキドキさせてくれる音楽はマイルス以来だ。

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#05『JAZZ ART TRIO』with 沖至

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開催直前に病没した沖至の姿は会場には見かけられなかったが、沖至のソウルと音楽はまちがいなく会場にみなぎっていた。フェスティバルのプロデューサ−3人が組んだユニット「Jazz Art Trio」に沖はスクリーンから参加した。

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#06 小曽根 真 Welcome to Our Living Room
〜 自宅から53夜連続のピアノソロ配信

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ジャズ、クラシックなどのジャンルを超え世界で”ボーダーレス”に活躍するピアニスト小曽根 真が、2020年4月9日から5月30日まで53夜にわたってピアノソロ配信を敢行し、ジャズファン層を拡大し音楽を発展させ、以降のライヴ再開に向けても大きな力と影響を与えることになった。

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#07 NYC Winter JazzFest 2020 – Mark Guiliana etc
NYCウインター・ジャズフェスト 2020〜マーク・ジュリアナ他

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ニューヨークの20会場で、150グループ、600人以上のアーチストが出演する世界最大級のジャズフェスティヴァル。最先端のジャズが生まれる瞬間を楽しめる特別なイベントは2020年1月かろじて開催された。

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#10 清水くるみトリオ plays Porgy and Bess

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ステージは、終始くるみさんの極めて強靭なタッチとキレのある明快な主張、さらには米木・原両氏の確かな技巧等に依る間口・奥行き共に広く大きな世界観を感じさせる立体感のあるものであった。

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#12 SAVE THE CLASSICS FOR THE NEW ERA Vol. 1, 2, 3

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ピアニストの林正樹は公園通りクラシックスの存続を願い、オンライン・イベントを3回に亘って主催した。コロナ禍で海外ミュージシャンのとの交流がリアルでは難しくなっている昨今ゆえ、出演者は日本在住ミュージシャンがほとんど。プログラムからもわかるようにローカルシーンの豊かさと日常の大切さを改めて気づかせてくれた。

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#13 挾間美帆 Neo-Symphonic Jazz 芸劇 2020

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あの巨大な東京芸術劇場のステージに勢ぞろいした50名を超えるジャンルを超えた巨大な演奏者たちを見事にコントロールし、テキパキと指示を出し、カッコよくまとめ上げた指揮ぶりには好感が持てた。

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Oneloveland 21 #01 キース・ジャレット再起不能か?

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2度の脳卒中の後遺症としての左半身の麻痺。ピアニストとしての再起は危ぶまれているが、作曲家など音楽家としての再起の可能性はないのだろうか。

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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #62 Chick Corea <Matrix>

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前回のWesに続き、今回も筆者のジャズ初心者の頃に戻ってみた。まだマイルスを知らない頃の話だ。『Three Quartets』でチック・コリアに魅了され、次に何度も何度も聴いた<Matrix>の分析と、当時マイルスのバンドのフリージャズのスタイルに多大な貢献を残したチックの解説を試みてみた。

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ジャズ・ア・ラ・モード #41. ルイ・アームストロングの白いハンカチーフとソックス

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世界中の人達に愛された超一流ミュージシャン、ルイ・アームストロングの白いハンカチーフとソックスについて。

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小野健彦の Live after Live #124~#128

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コロナ禍の中、感染対策怠りなく、そして休むことなく都内近郊にステッキ1本に巨躯を預け今夜も出向くライヴ行脚。

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#2047 『Ivo Perelman & Pascal Marzan / Dust OF Light|Ears Drawing Sounds』
『イヴォ・ペレルマン&パスカル・マルツァン/ダスト・オブ・ライト | イアーズ・ドローイング・サウンズ』

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ペレルマンも、マルツァンとのデュオでは、かなり微分音を意識して演奏している。が、ジョー・マネリの軟体動物、蠕動の如きフレージングではなく、やはり彼らしい勢いのある水流が迸る。

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#2046『Ensemble Shippolly / Dancing Shippolly』
『アンサンブル・シッポリィ/ダンシング・シッポリィ』

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「息のかさなり」の繊細さが、大胆に、遊び心とともに伝わってくる。器楽的なアンサンブル感覚よりも、ここちよい社交空間で信頼する友人とやさしく話しているナチュラルな感覚。

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#2045 『ヒカシュー / なりやまず』

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本作に通底する言葉にできないほどヘヴィなメッセージには、マイナスをプラスに転化しようとする意志と希望が込められている。世界にどんなことが起ころうと、ヒカシューがやるべきことはただ一つ、鳴り止まない音楽を奏で続けることだけなのだから。

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#2044 『.es (Takayuki Hashimoto & sara) + Satoshi Hayashi / Atlas』
『ドットエス(橋本孝之&サラ)+林聡 / アトラス』

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意識の塊のようなドットエスの二人の演奏に、”たまたま落ちていた音。たまたまそこにあった音”を重ねることで、疑似アンビエント空間に放り込み、デュシャンの「泉」のように聴き手の価値観の攪乱を意図したのである

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#2043 『.es (Takayuki Hashimoto & sara) / Vessel of Catastrophe』
『ドットエス(橋本孝之&サラ)/ カタストロフの器』

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抽象と具象、無意識と有意識、無為と有為、Catastrophe(崩壊)とCreation(創造)。ジャクソン・ポロックが導くドットエスの表現行為はまさしく「アクション・インプロヴァイジング・ミュージック(行為としての即興音楽)」と呼ぶのが相応しい。

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#2042 『Takayuki Hashimoto / CHAT ME』
『橋本孝之 / チャット・ミー』

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ポップスの世界では、一人きりの寝室で宅録によって作った音楽を「ベッドルーム・ポップ」と呼ぶが、『CHAT ME』はいわば「ベッドルーム・インプロヴィゼーション」と呼べるだろう。

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#641 『The David Liebman Trio with special guest John Ruocco / Lieb Plays The Beatles』
『デイヴ・リーブマン・トリオ w Special Guest ジョン・ルオッコ/リーブ・プレイズ・ザ・ビートルズ』

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通常はエッジの効いたサウンドに向かうはずだが、ここでは透明感に向かっている。

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#640 『Bill Laswell / Against Empire』
『ビル・ラズウェル/アゲインスト・エンパイア』

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ドラムの音量バランスをこれでもかの強烈な表現。バシバシっと響くスピーカーの反応に耐える自分がいる。

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#214 .es(橋本孝之&sara)+林聡インタビュー:アートと音楽の未来へ向けて

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大きな社会環境の変化が、次々と起こる時代だからこそ、アートの力が、ますます重要になってくると確信しています。既成の価値観や意識を変革することで人を救うことが、アートや文化の大きな役割だと考えるからです。ですので、ドットエスの表現活動を通じて、少しでも世の中に良い影響を与えてゆければと思います。(橋本孝之)

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#97 チャーリー・パーカー(続 2) <バップをめぐるパーカーとガレスピー>
Charlie Parker #2

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バップ(ビバップ)はパーカーやガレスピーの音楽を通して発揮された革新性を通して、その作業が自発性の文化としての特性を持つにいたったのだ。

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Reflection of Music Vol. 77 林栄一

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今年(2020年)の元旦、林栄一が古希を迎えた。それを祝して、新宿ピットインでは「俺たちの栄ちゃん Happy 70th Birthday Live」と題した 2 days が1月10日と11日に行われ、そのライヴCD『林栄一 Mazuru Orchestra  / Naadam 2020』も秋にリリースされた。

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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #61 Wes Montgomery <Days Of Wine And Roses>

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筆者のアイドル、ウェス・モンゴメリーの解説を試みた。たった1年で習得したギターをもって、意図せず生まれたグルーヴ満載の特殊奏法と、卓越したライン構成から歴史に大きな刻印を残したウェス。モーツァルト同様シンプルに聞こえるのに技術的な難易度が高い部分とグルーヴ重視のボイシングを解説。

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ある音楽プロデューサーの軌跡 #53 「Great 3:菊地雅章・ゲイリー・ピーコック・富樫雅彦」

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僕の長いジャズとの関わりのなかでも知り得たジャズ・トリオの演奏としては5指に入るのではと自負している。

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ジャズ・ア・ラ・モード#40  ジャコ・パストリアスの『ボヘミアン・ヒッピー・ルック』

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史上最高のエレクトリック・ベース奏者ともいえるジャコ・パストリアスのファッションは、9月にCOVID19の感染により亡くなった日本人ファッション・デザイナー高田賢三がルーツ。

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小野健彦のLive after Live #117~#123

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コロナ禍の中、感染対策を第一に、そして休むことなく都内近郊にステッキ1本に巨躯を預け今夜も出向くライヴ行脚。

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Gallery #40「 Great 3:HS-DAT~ビギン・ザ・ビギン/テネシー・ワルツ」

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ここで取り上げた「Great 3」のHS-DAT2作は、パイオニアのHS-DATデッキD-05用に製造・販売されたソフト。

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#103 中野宏昭著『ジャズはかつてジャズであった』

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自らの死を予期しながら、若き日の思いで、ユーモアも交え、そして「ジャズをレコードで聴く」という事を一つの道、戦い、創造的手段として選んだ人がいたという事実を強く感じ、老いた青年の僕はこの書を閉じた。

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#2041 『福盛進也/Another Story 月・花』
『Shinya Fukumori / Another Story ~ Moon・Flower』

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『アナザー・ストーリー』の物語性はタフでストレート。語りくちはおだやかに聴こえても挑発的な緊張感を内に秘めた音楽なのだ、とあらためて気づく。

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#2040 『Great 3:菊地雅章|ゲイリー・ピーコック|富樫雅彦/コンプリート・セッションズ1994』
『Great 3:Masabumi Kikuchi|Gary peacock|Masahiko Togashi/Complete Sessions 1994』

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この『コンプリート・セッションズ1994』は文字通りジャズ史における「世界遺産」に認定をされて然るべきだとまで、私は考えている。

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#2039『中牟礼貞則/Detour Ahead~Solo Guitar at AIREGIN』
『中牟礼貞則/デトゥアー・アヘッド〜ソロ・ギター・ライヴ・アット・エアジン』

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つつましくも往年の意欲的な演奏を聴く者の瞼に描かせる演奏には、いささか突拍子もない言い方になって恐縮だが素直に” 参りました”と軍門に下るしかあるまい。

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#2038 『Sun Ra Arkestra / Swirling』
『サン・ラ・アーケストラ/渦を巻く』

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ニューオリンズ、スウィング、ビバップ、フリージャズ、R&B/ゴスペルからエキゾチカ、サイケデリック、スペースロック、電子音楽まで地上のあらゆる音楽を坩堝化したサウンドは、世界文明を攪拌・濃縮したミックスジュースのように馨しい。

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#2037 『Takatsuki Trio Quartett / Live in Hessen』

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旅と開かれた共演とを前提とした即興演奏グループ。底知れない遊びの感覚もばら撒かれており、とても魅力的だ。

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#2036 『近藤等則/月刊 Beyond Corona 1~5』

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「ライヴができないなら動画配信」が主流になってきた昨今、日本の一都市・川崎の片隅で、極めてアナログな流通形態にこだわりながら日々発信し続けた近藤等則のミュージシャン魂と矜持、その無窮(むきゅう)の音世界は、かけがえのないギフトとして今こそ深く心に刻まれるべきだ

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#2035『The David Liebman Trio with special guest John Ruocco / Lieb Plays The Beatles』
『デイヴ・リーブマン・トリオ w Special Guest ジョン・ルオッコ/リーブ・プレイズ・ザ・ビートルズ』

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現代ジャス界の求道者:デイヴ...。おいちゃんのなかではもう「あのかた」を遥かに超えた存在である。

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#2034 『Angelo Verploegen / The Art of Traveling Light』
『アンジェロ・フェルフーヘン/アート・オブ・tラヴェリング・ライト』

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一音一音共演者に投げかけるべき言葉を吟味して奏でるその淡々、飄々とした芸風は他のどのトランペット奏者とも異なる唯一無比の格別の味わいがある。

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#2033 『Han-earl Park, Catherine Sikora and Nick Didkovsky / Eris 136199 : Peculiar Velocities』
『パク・ハンアル|キャスリーン・シコラ|ニック・ディドコフスキー/Eris136199:特異速度』

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左チャンネルのハンアル、右チャンネルのディドコフスキーの2つのギター・ノイズと、中央に立つシコラの対照的にメロディアスなサックスが脳内で衝突・融合し、神経を活性化して脳全体を刺激する快感を与えてくれる。

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#2032 『Mike Sopko, Bill Laswell, Tyshawn Sorey / On Common Ground』

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絶えざるグルーヴが身体を揺さぶり続けるが一向に疲れない。むしろ響きの渦へと没入してゆく覚醒感が静謐さを生むほど。/ Incessant groove keeps swaying our body, but it never makes us fatigued. Rather, a sense of awakening toward the core of the sonic vortex invokes stillness.

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#2031 『浅利史花/Introducin’』
『Fumika Asari / Introducin’』

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気鋭のギタリスト浅利史花のファーストアルバム。レジェンド中牟礼貞則から同世代のミュ−ジシャンまで多様なセッションを行い、自らのサウンドを心地よく探究し拡張していく。

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#1155 ベートーヴェン生誕250周年記念 岡田将のべートーヴェン!

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広大な岡田の世界が「すでにそこにあり」、そこから自然に音を引き出しているかのような自在さがある。詩情と体力をなみなみと湛えたこうした俯瞰力は得難い。将来、枯淡の境地に至った岡田将の「嘆きの歌」(第三楽章)を是非とも聴いてみたいと思う。

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#1154 マクイーン時田深山+神田綾子

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ヴォイスの神田綾子と箏のマクイーン時田深山。ふたりともシンプルなものをコアに置いて表現を拡張しており、デュオの即興演奏がその模索にふさわしい形のひとつだということを示すライヴとなった。

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#637 『Great 3:菊地雅章|ゲイリー・ピーコック|富樫雅彦/完全版 セッションズ 1994』
『Great 3: Masabumi Kikuchi|Gary Peacock|Masahiko Togashi / Complete Sessions 1994』

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2曲のベースのソロ、センターにドスの効いた効果で表現される。エンジニアとして、仕掛けたサウンドである。

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#636 『IKue Mori|Satoko Fujii|Natsuki Tamura / Prickly Pear Cactus』
『イクエモリ|藤井郷子|田村夏樹/プリックリー・ペア・カクタス』

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従来のピアノの録り方から脱皮。録音の技に頼る仕掛けは聴いていて愉快。

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#634『Ivo Perelman & Pascal Marzan / Dust OF Light|Ears Drawing Sounds』
『イヴォ・ペレルマン&パスカル・マルツァン/ダスト・オブ・ライト』

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テナーの陰で、アコースティック・ギターの生々しい音に、ほっとする楽しみを感じた。

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#633 『Ramon Lopez|Satoko Fujii|Natsuki Tamura / Mantle』
『ラモン・ロペス|藤井郷子|田村夏樹/マントル』

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ピアノの中高音域の重厚なサウンドは、マイキング手法から得られたと言える。余韻が気持ちいい。

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Interview #213 「福盛進也〜レーベル・オーナー、プロデューサーとして」

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日本のミュージシャンと共演して世界に通用するミュージシャンが多いことを知りました。

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#96 宮澤縱一著『傷痕』に寄せる黒沼ユリ子さんの思い

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日本を代表するヴァイオリニストの黒沼ユリ子氏が、今日の若い人びとの必読書の触れ込みで「かけ替えのない文字と行間に詰められた貴重な思いを、後世の日本人に残してくださったことには、感謝以外の言葉を私には何も見つけられません」と推薦の言葉を送っている。

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Tak. TokiwaのJazz Witness #04 マリア・シュナイダー、 ニュー・アルバム『Data Lords』を語る。

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マリア・シュナイダー・オーケストラの5年ぶりのニュー・アルバムとなった『Data Lords』は、”The Digital World”と”Our Natural World”で、陰陽を描く2枚組の大作となった。来年度のグラミー賞ラージ・ジャズ・アンサンブル部門の最有力候補である本作を、マリア・シュナイダー自らが熱く語る。レコーディング直前の、NY大でのリハーサルの写真を公開。

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近藤等則 自筆履歴書

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海外ミュージシャンの招聘活動も積極的に行い、その数はのべ23名にも達する。特に82年には、オランダを拠点にするインターナショナルグループ「ICPオーケストラ」を招く。

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BANZAI E.E.U. trumpeter 近藤等則

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E.E.U.は、こうして、今、グループとしての活動を終える時期に来た、と僕は思う。

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追悼 近藤等則 JamRice 岩神六平

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僕のような旧世代人にはせっかく生楽器の良い音を持っている人のエレクトリック化は、勝手な一ファンに立ち還ってみればマイルスをはじめどうも受け入れがたいこともあるものなのだ。

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「近藤等則さんの追悼のために」 improvisor 金野onnyk吉晃

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若く、ナイーヴな近藤等則がここにいる。71歳の老水夫のなかに、即興演奏の大海に漕ぎだしたばかりの若者がいた。さようなら。いやボンヴォヤージュ。

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時代を駆け抜けた近藤等則 chap chap Records 末冨健夫

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その後、エレクトリック・トランペットを演奏しTVで特番が放送されたりと、常に変化をし続ける姿は、歳を重ねる毎に益々輝いて見えた。

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Toshinori Kondo Remembering. percussionist Andrea Centazzo
近藤等則追憶 percussionist アンドレア・ツェンタッツオ

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じつはこの9月にデュオ・ツアーとレコーディングを計画していたのだが、パンデミックのためすべての可能性がつぶされてしまった。最後の会話は、再演を2021年に延期しようということだったのだが..。

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Message from Alexander von Schlippenbach

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As a member of the Globe Unity Orchestra, we have been works together for many years and I remember him as a great player.

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近藤等則の活動アーカイヴ〜ICPオーケストラ editor 稲岡邦彌

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彼が終生名乗っていた IMAは International Music Activity のイニシャルで(僕は密かにIMAは故郷の今治市の今と、現在の今にも通じると思っているのだが)、まさに音楽事業も彼の音楽活動の一環であることを表しているとおもう。

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『近藤等則は、チベタンの青空と太陽のニューラルネットワークへ』 artist オノ セイゲン

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コンちゃん!まさかの信じられないニュースやなあ。お釈迦さまのところへ、か。チベタンの青空と太陽のニューラルネットワークからいつでもどこでも交信できる。

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追悼 近藤等則 Tom’s Cabin 麻田 浩

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日本では珍しいボヘミアン的な感覚を持ったミュージシャンだった。日本が誇る貴重なアーチストがまた一人亡くなってしまった。

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