ECM: OPEN, TO LOVE: PAUL BLEY 1932-2016

閲覧回数 35,877 回

オープン、トゥ・ラヴ:ポール・ブレイ 1932-2016
モダンジャズの歴史において変わらずもっとも創造的なインプロヴァイザーのひとりであったピアニストのポール・ブレイが逝った。享年83。

続きを読む

Steve Swallow / スティーヴ・スワロウ

閲覧回数 37,424 回

ポール・ブレイの意識は私の知る誰よりも抜きん出て活発で、物事をなんでも分解することを止めず、時には分解したものを元の状態に戻すこともあれば、そのままに放置しておくこともある。

続きを読む

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #4『ポール・ブレイ・トリオ/ビバップ、ビバップ、ビバップ、ビバップ』

閲覧回数 90,121 回

ポール・ブレイと言えば、我が恩師、ジョージ・ラッセルの『Jazz In The Space Age』でジョージが発掘したビル・エバンスとピアノの掛け合いをやっていたのを思うが、筆者にとってはむしろジミー・ジュフリをすぐに思い浮かべる。『The Life of a Trio』である。ジミーはジョージ・ラッセルと親しく、よく食事を共にしたのが懐かしい。ジミーとジョージの関係でポールがニューイングランド音楽学院に就任したのは1993年だったと記憶する。筆者がすでに卒業した後であった。

続きを読む

#70 (Archive: Part 1) – PAUL BLEY (pianist)

閲覧回数 49,887 回

去る2008年10月25日、フィラデルフィアでポール・ブレイとドラマーのリチャード・プール(www.richardpoole.com) のデュオ・コンサートが催されると聞き思い切ってインタヴューを申しこんだ。

続きを読む

#71 (Archive: Part 2) – PAUL BLEY (pianist)

閲覧回数 50,323 回

「成功できる」人は “天才”だよ。成功の秘訣は、失敗の熟知にある。最初から成功を目指すのではなく、失敗を目指した方が手っ取り早い。これが、私の提案だよ

続きを読む

3/04~08 ニコライ・ヘス・トリオ「ラプソディ」コンサート

閲覧回数 61,308 回

2月24日に新作『ラプソディ~ハンマースホイの印象』(Cloud) をリリースするデンマークのピアニスト、ニコライ・ヘスがイェンス・スコウ・オルセン(b)と池長一美(ds)によるトリオでCD発売記念ツアーを行う。

続きを読む

2/20 セロニアス・モンク国際ジャズ・コンペティション「ヴォーカル部門」プレゼンテーション

閲覧回数 33,918 回

2015年度セロニアス・モンク・インターナショナル・ジャズ・ジョンペティション「ヴォーカル」部門のファイナリスト(1~3位)によるプレゼンテーションがトライベカ・アート・センターで行われる。

続きを読む

1/12 メールス市の2016年度インプロヴァーザー・イン・レジデンスはキャロリン・ポーク

閲覧回数 35,752 回

メールス・ジャズ祭でよく知られるドイツ、メールス市の2016年度インプロヴァーザー・イン・レジデンスはキャロリン・ポークに決定。

続きを読む

#875 ノーマ・ウィンストン – ウィンストン/ゲーシング/ヴェニエル トリオ Norma Winstone – Winstone / Gesing / Venier Trio

閲覧回数 32,496 回

ノーマ・ウィントン・トリオが2014年9月に続いて2年連続で来日してくれた。いや、大沢知之氏(Office Ohsawa)が頑張って招聘してくれた。

続きを読む

#874 マーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテット Mark Guiliana Jazz Quartet

閲覧回数 29,290 回

マーク・ジュリアナは1980年生まれ、現代ミュージックシーンで最も注目すべきドラマーのひとりだが、2016年1月6 日にリリースされたデヴィッド・ボウイの遺作『★ Blackstar』にドニー・マッキャスリンらとともに参加していたことで、デヴィッドの訃報とともに世界的に注目を浴びることとなった。

続きを読む

Vol.27 Nakama Records

閲覧回数 35,905 回

ノルウェーにて新しいレーベル ”Nakama Records” が立ち上げられた。率いるのはPaal Nilssen-Love Large UnitやArild Andersenとのデュオなど日本でも知名度のあるミュージシャンとの共演で知られる今ノルウェーの若手で注目される最もアクティブなミュージシャンの一人であるベース奏者Christian Meaas Svendsen (27)。

続きを読む

Chapter42 川嶋哲郎

閲覧回数 89,009 回

ジャズ・ミュージシャンは日々演奏の場で昨日演奏した曲を今日も演奏する。同じ曲でも昨日の演奏と今日とでは全く違うところがジャズとクラシックの大きく異なるポイントである。そして明日もまた次なる極みを求めて演奏の場に向かう。

続きを読む

ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま 第1回 伝統と前衛をつなぐ声 ― アナイス・マヴィエル

閲覧回数 50,361 回

アナイス・マヴィエルは、数年前にニューヨーク・アンダーグラウンドそして特にブルックリンの即興シーンに彗星のごとく現れた。彼女はハイチ系のフランス人で、AACMに傾倒し、その伝統を引き継ぐ意志を持つ若手の音楽家のひとりだ。

続きを読む

連載第10回 ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報

閲覧回数 50,619 回

スウィート・バンディットリー Sweet Banditryは、ルイーズ D.E.ジェンセン Louise D.E. Jensenをリーダーとして、ギタリストのブランドン・シーブルック Brandon Seabrook、ベーシストのトム・ブランカート Tom Blancarte、ドラマーのケヴィン・シェイ Kevin Sheaからなるカルテットである。

続きを読む

#31. 「反逆のジャズ」シリーズ

閲覧回数 36,845 回

僕ら(原田和男、故丸茂正樹、稲岡邦弥)が旧トリオレコード(後にケンウッド・レコード)をホームグラウンドに、70年代初期から約10年間にわ たって自主制作、あるいは海外から取得したアルバムのなかから15作を「Rebel Jazz=反逆のジャズ」のコンセプトの下に選び出し、シリーズとして11月5日にCD発売されることになった。

続きを読む

47. チャック・へディックス氏との “オーニソロジー” : チャーリー・パーカー・ヒストリカル・ツアー 〈Part 2〉

閲覧回数 36,838 回

“オーニソロジーPart 2” は、カンザス・シティの街で、チャーリー・パーカー(以下バード)が関わっていたクラブやエンターテインメントの場所を中心に、カンザス・シティ・ジャズを語るに欠かせない場所を紹介していく。

続きを読む

#1280 『Protean Reality (Chris Pitsiokos, Noah Punkt, Philipp Scholz) / Protean Reality』

閲覧回数 44,799 回

2015年初頭クリス・ピッツイオコスはヨーロッパを訪れた。1月7日Tabori、1月8日Dr. Seltsamにてノア・プント(b)とフィリップ・ショルツ(ds)とのトリオでライヴを行った。「Protean Reality(変幻自在の現実)」と命名されたそのトリオで1月8日の昼間にレコーディングされたのが本作である。

続きを読む

#1277『大友良英スペシャルビッグバンド/ライヴ・アット・新宿ピットイン』

閲覧回数 38,246 回

昨2015年は「新宿ピットイン」の50周年にあたり、なにごとにも「ピットインイヤー」であった。 その50周年を記念して「新宿ピットイン50周年記念・新宿フェスティバル2015」が昨年の12月26,27日の2日間、のべ12時間にわたって新宿文化センターで繰り広げられた。

続きを読む