No. 239 – JazzTokyo

15年近くも新作発表がなかったエルメート、昨年2017年に急に２作発表。その２作目『Natureza Universal』はビッグバンドもの。鬼才エルメートの凄さ満載。その一曲＜Pirâmide＞はエルメートのちからのショーケースとなっているばかりでなく、参加ミュージシャンの脅威的に高い水準も容易に理解できる作品。このアルバムに深く感銘をうけた筆者が楽曲解説。

Column ある音楽プロデューサーの軌跡　稲岡邦弥 No. 239

ある音楽プロデューサーの軌跡 #43 「“偉大な興行師” 鯉沼利成さんとの仕事」

2018年3月3日2018年3月5日稲岡邦彌 0件のコメントセシル・テイラー、キース・ジャレット、ポール・ブレイ、坂本龍一、サムルノリ、鯉沼利成、あいミュージック、鯉沼ミュージック、チャールス・トリヴァー、SXL、ビル・ラズウェル、ライヴ・アンダー・ザ・スカイ

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「鯉沼さん、プロモーターとしてやり残したことはないでしょう？」「プロモーター？俺は興行師だよ！」。大興行師・鯉沼利成と音楽人としてのキャリアの一部を共有できたことは光栄かつ名誉なことである。

Hear, there and everywhere 稲岡邦弥 No. 239

Hear, there and everywhere #10 「 I ❤ Vinyl」

2018年3月3日2019年2月14日稲岡邦彌 1件のコメント小橋敦子、吉沢元治、姜泰煥、Vinyl、LP、NoBusiness Records、ヴァイナル、アナログレコード、デニス・ジャナー、バール・フィリップス、Rhapsody Analog Recordings、Carmen Gomes Inc

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ちなみに、「I ❤ Vinyl 」のVinylは「ヴァイナル」と発音し、アナログレコードのこと。欧米では一般にアナログレコードの原料がビニール樹脂であることからVinyl ヴァイナルと呼ぶ。

Jazz à la Mode　竹村洋子 No. 239

ジャズ・ア・ラ・モード #8. レスター・ヤングのポークパイ・ハット

2018年3月3日2018年3月6日竹村洋子 0件のコメントチャーリー・ミンガス、レスター・ヤング、イリノイ・ジャケイ、ジョニ・ミッチェル、ポークパイ・ハット

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レスター・ヤングのポークパイ・ハットはあまりに有名で、彼のトレードマークとなっている。ポークパイ・ハットを被った姿多くの写真が残されており、アルバムカバーにもなっている。

GUEST COLUMN No. 239

ヒストリカル・フィクション「君が代マアチ〜明治36年のスウィング・ガールズ〜」

2018年3月3日2018年3月28日金野 "onnyk" 吉晃 0件のコメント君が代マアチ、スウィング・ガールズ、吾妻婦人音楽連中、君が代行進曲

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この小説は、実在した「吾妻婦人音楽連中」（邦楽をやるときには東婦人音楽連中と表記）という芸妓のブラスバンドをモデルにして書かれました。

CD/DVD Disks No. 239

#1500 『福盛進也トリオ / フォー・トゥー・アキズ』

2018年3月3日2018年3月31日神野秀雄 0件のコメント菊地雅章、マンフレート・アイヒャー、児玉桃、細川俊夫、加古隆、福盛進也、マテュー・ボルデナーヴ、ウォルター・ラング、フォー・トゥー・アキズ、星めぐりの歌、愛燦燦、満月の夕、児玉、小椋佳

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『For 2 Akis』は、ECMと日本を巡るさまざまなストーリーの広がりと収束を秘めた特別なアルバム

CD/DVD Disks No. 239

#1499 『Norma Winstone / Descansado – Songs for Films』

2018年3月3日2018年3月3日神野秀雄 0件のコメント ECM、映画、ノーマ・ウィンストン、グラウコ・ヴェニエル、ジョン・テイラー、マンフレート・アイヒャー、ジャン＝リュック・ゴダール、ケニー・ホイーラー、アジマス、クラウス・ゲーシング

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“In memory of John & Kenny”—−このアルバムは、ジョン・テイラー(1942年9月25〜2015年7月17日)とケニー・ホイーラー(1930年1月14日〜2014年9月18日)の思い出に捧げられている

CD/DVD Disks No. 239

#1498 『Peter Kuhn Trio / Intention』

2018年3月3日2018年3月3日剛田武 0件のコメント free jazz、ドン・チェリー、地下音楽、AACM、william parker、improvisation、坂田明、ornette coleman、frank lowe、avantgarde、ハン・ベニンク、loft jazz、Rent Romus、west coast、西海岸、レント・ロムス

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地獄から復活したクラリネット奏者ピーター・キューンの活動の核を成すトリオの新作にあふれる無為自然の意図は、レント・ロムスと共振する西海岸即興シーンの奇跡的な超越的集合体を産み出した。

CD/DVD Disks No. 239

#1497 『姜泰煥 Kang Tae Hwan / Live at Café Amores』

2018年3月3日2018年3月4日横井一江 1件のコメント姜泰煥、Kang Tae Hwan

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姜泰煥ほどポリフォニックな奏法を駆使するサックス奏者はいない。独特な音の上下動で表出されるダイナミズム、そして繊細な表現から導き出される叙情性といい、本盤は姜泰煥の持ち味を見事に捉えている。

CD/DVD Disks No. 239

#1496 『John Surman, Nelson Ayres & Rob Waring / Invisible Threads』

2018年3月3日2018年3月3日多田雅範 0件のコメントジョン・サーマン、ネルソン・エアーズ、ロブ・ウェアリング、Invisible Threads

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新作『Invisible Threads』8曲目以降の、孤独で切ないサーマンという被り物を脱ぎつつあるような美意識でもって、そうさなあ、２CDライブ盤を制作してみてはどうだろう

CD/DVD Disks No. 239

#1495 『ASUNA x Fumihito Taguchi／100×100』

2018年3月3日2018年3月3日金野 "onnyk" 吉晃 0件のコメント Asuna、田口史人、100x100、円盤

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まあ即物的と言えば言えますが、ここまでのアナログ・サウンドを今、どれだけの人がやれるでしょうか。

CD/DVD Disks No. 239

#1494 『石田幹雄 / 時景』

2018年3月3日2018年3月3日定淳志 0件のコメント石田幹雄

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石田幹雄の「真骨頂」をとらえた、待望のソロピアノアルバム

CD/DVD Disks No. 239

#1493 『Kit Downes / Obsidian』

2018年3月3日2018年3月3日多田雅範 0件のコメント Sun Chung、Time is a Blind Guide、キット・ダウンズ、Kit Downes、Obsidian、タイム・イズ・ア・ブラインド・ガイド

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教会オルガンの音色が必然的に持ってしまう文化的な文脈、その抑圧といったちからとの相克、サン・チョンとダウンズが創ったこのサウンドを聴くわたしたちリスナーは試されているようだ、

CD/DVD Disks No. 239

#1492 『Alex Cline, Dan Clucas, Peter Kuhn, Dave Sewelson, Scott Walton / Dependent Origination』

2018年3月3日2018年3月3日定淳志 0件のコメント free jazz、Peter Kuhn、Dave Sewelson、Alex Cline、Dan Clucas、Scott Walton

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復活したピーター・キューンによる、「因縁生起」という名のスペクタクルなフリージャズ。

CD/DVD Disks No. 239

#1491 『Rieko Okuda / Paranorm』

2018年3月3日2018年3月3日齊藤聡 0件のコメント奥田梨恵子、Rieko Okuda

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ベルリン在住の奥田梨恵子によるピアノソロは、フィードバックの偶発性を意図的に利用し、トーナルなものを執拗に追及した、驚くべき作品である。

CD/DVD Disks No. 239

#1490 『お酒の子守唄』

2018年3月3日2018年3月28日金野 "onnyk" 吉晃 0件のコメント天音、大場陽子、お酒の子守唄、鈴木広志

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「天音」は、実はお酒の名前でして、この音楽を聴かせながら発酵したという代物。

CD/DVD Disks No. 239

#1489 『豊住芳三郎&ジョン・ラッセル／無為自然』

2018年3月3日2021年1月20日望月由美 0件のコメント豊住芳三郎、ちゃぷちゃぷレコード、SABU、ジョン・ラッセル、無為自然、二胡、胡弓

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根底にある二人の心根の優しさが時を越えてありのままのエモーションを語りかけてくる。

Concerts/Live Shows No. 239

#1003 Kurt Elling（カート・エリング）

2018年3月3日2018年3月3日悠雅彦 0件のコメントクルト・エリング、Dedicated to You、Solo Improvisation、スキャット唱法、Kurt Elling

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少なくともこの瞬間に立ち会えた私自身の喜びがないまぜになった感動で、胸が異常なまでに高まるのをしばし抑えられないほどだった。

Concerts/Live Shows Interviews No. 239

#1002 1971年新宿～2018年札幌。阿部辰也の過去と現在、２つの「フリージャズ最前線」をめぐって

2018年3月3日2018年3月5日定淳志 0件のコメント free jazz、佐藤允彦、富樫雅彦、阿部薫、副島輝人、翠川敬基、沖至、吉田野乃子、高木元輝、吉沢元治、原尞、阿部辰也、藤川義明

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1970年代初頭、伝説の新宿ピットイン・ニュージャズ・ホールで若き日を過ごした阿部辰也。2018年、吉田野乃子らとともに「札幌 Free Jazz 最前線」と題したイベントに出演した彼の現在の演奏と、フリージャズへの思いをきいた。

Concerts/Live Shows No. 239

#1001 ケヴィン・ヘイズ＆グレゴア・マレ

2018年3月3日2018年3月3日神野秀雄 0件のコメントケヴィン・ヘイズ、グレゴア・マレ、North、Grégoire Maret、Kevin Hays

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終盤で演奏された、多分、＜Senhorinha＞の頃には、もう身も心も溶けていくような、本当に素晴らしいライブだった。

Concerts/Live Shows No. 239

#1000 蓮見令麻トリオ

2018年3月3日2018年3月3日剛田武 0件のコメント Paul Bley、菊地雅章、free jazz、improvisation、jazz right now、avantgarde、ピアノ・トリオ、piano、ボサノヴァ

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ニューヨークの変容するジャズの世界を生き抜くピアニスト蓮見令麻の歌を中心にしたトリオ演奏は、高潔な美意識の内側に漲る母性と慈しみに触れる心温まる一夜だった。

及川公生の聴きどころチェック No. 239

#411 月刊藤井郷子#2『KAZE / Atody Man』

2018年3月3日2018年3月3日及川公生 0件のコメント田村夏樹、KAZE、藤井郷子、クリスチャン・プリュヴォ、ピーター・オリンズ、月刊藤井郷子、Atody Man

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録音テクニックの優れた表情が、表現を盛り立てる。

及川公生の聴きどころチェック No. 239

#410 『福盛進也／For 2 Akis』

2018年3月3日2018年3月31日及川公生 0件のコメント福盛進也、For 2 Akis、ウォルター・ラング、マチュー・ボーデナヴ

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ピアノの美しさには、とどめを刺された。

及川公生の聴きどころチェック No. 239

#409 『Thomas Strønen Time Is a Blind Guide / Lucas』

2018年3月3日2018年3月3日及川公生 0件のコメント田中鮎美、トーマス・ストレーネン、Time is a Blind Guide、Lucas

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音楽の表現を見事に捉えた音場に引き込まれ、不思議な空間感に誘われる。

及川公生の聴きどころチェック No. 239

#408 『Bobo Stenson / Contra La Indecisión』

2018年3月3日2018年3月3日及川公生 0件のコメントアンデルス・ヨルミン、ボボ・ステンソン、ヨン・フェールト、Contra La Indecisión

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録音技術が音楽表現を一層強めたと言えよう。エンジニアの感性が濃厚に現れる。

及川公生の聴きどころチェック No. 239

#407 『Kit Downes / Obsidian』

2018年3月3日2018年3月3日及川公生 0件のコメント Kit Downes、Obsidian、Tom Challenger、Time is the Blind Guide

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電子楽器からは得られない開放感と重量感は、贅沢としか言い様がない。

及川公生の聴きどころチェック No. 239

#406 『Evan Parker– Barry Guy – Paul Lytton / Music for David Mossman~Live at Vortex London』

2018年3月3日2018年3月3日及川公生 0件のコメントエヴァン・パーカー、バリー・ガイ、ポール・リットン、David Bossman、Vortex London

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オンマイク手法と遮断が、このディスクの聴きどころなのだ。

及川公生の聴きどころチェック No. 239

#405 『クニ三上／ムーン・リヴァー: Live At アートルーム新紀元』

2018年3月3日2018年3月3日及川公生 0件のコメントクニ三上、池田聡、橋本学、ムーン・リヴァー

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ピアノが、巧く浮かびあがるバランスもあって、響きの柔らかさと強さが、音像として耳に残る。

12/9, 11, 14 今井和雄３デイズ
マージナル・コンソート、今井和雄カルテット、今井和雄トリオ

2023年11月28日

今井和雄が活動を続けてきたコンセプトの異なる3グループの公演が「今井和雄３デイズ」と題して、12月に開催されるYPAM（横浜国際舞台芸術ミーティング）のプログラムの一環として行われる。
[配信] カーラ・ブレイ追悼特集〜大友良英のJam Jamラジオ／ジャズ・トゥナイト

2023年11月25日

2023年10月17日に87歳で亡くなったピアニストで作編曲家のカーラ・ブレイを偲んで、カーラを深く敬愛していた大友良英によるふたつのプログラムが放送された。期間限定で配信で聴くことができる。
12/02（土）Composers Showcase Tokyo @ 南青山Baroom　池本茂貴(tb), 中林薫平(b,el-b) & 秩父英里(p,kb)

2023年11月24日

気鋭の若手コンポーザー＆アレンジャーの池本茂貴(tb),中林薫平(b,el-b),秩父英里(p,kb)の3人が、一つのラージ・アンサンブルをシェアして、三者三様のオリジナル曲を聴かせてくれる、”Composers Showcase Tokyo”が、いよいよ始動。日本のラージ・ジャズ・アンサンブル・シーンに、新たな夜明けを告げるだろう。
ヨルダン・コストフ 2023年冬

2023年11月19日

マケドニア出身のヨルダン・コストフが来日し、関東でさまざまな音楽家たちと手合わせする。
謝明諺（シェ・ミンイェン／Minyen Hsieh） 2023年12月

2023年11月19日

台湾のサックス奏者・謝明諺（シェ・ミンイェン）が、今回12月のツアーにおいて日本を代表する面々との共演を行う。どれもが全く違う音楽になるであろうことは彼の音楽性の持つ柔軟性と力強さの証であろう。日本のジャズシーンに確実なフットプリンツを残していく謝明諺の演奏を、間近で観ることができる間に是非体験して欲しい。