Jazz and Far Beyond
JazzTokyoが300号を迎えるとともに、今年はECMの国内プレス50周年でもある。
JazzTokyo300号記念特集が「ECM: 私の1枚」ということなので、この連載もECMゆかりのミュージシャンにしようと考えた。2月に福盛進也 と韓国のサックス奏者ソンジェ・ソンによる「EAST MEETS EAST 2023」公演に出かけたので、それを取り上げることにする。
キースのNHKホール、武道館はどちらもジャズ・ピアニストのソロとしては初の登場だった。
とうとう亡くなってしまったウェイン・ショーター。彼の凄さは語り尽くせない。今回は彼の哲学や思考回路を掘り下げ、ショーターの作品の中で最高傑作の一つである<Nefertiti>の素晴らしさと、この曲に含まれる数多くの謎の解説を試みた。
1940年代後半から女性シンガーたちが、ステージでも着るようになったブラウスについて。
1994年にECM創立25周年を記念して3回にわたって開催されたコンサート・シリーズのアーカイヴ。
前月号にて連載通算300本を達成したLALも昨今の変化しつつある世情を考慮し通常軌道へ。今月号では如月下旬から弥生上旬に巡った充実の現場6本をご紹介。
New Music という音楽潮流は、ニューヨークに「ダウンタウン・ミュージック」とでも言うような、新しい音楽の動きを加速させていった。
河崎の求めるのは仮構の共同体、幻想の部族であろう。それは上演であり作品ではないのだ。
さよなら、ドレイク。こんにちは、ドレリ。
瞬間に生きる即興演奏家の気迫が生々しく伝わり、“行き過ぎることを恐れない”地下音楽の本質を実感できる、まさに体験する即興ライブ・サウンド・ドキュメンタリー。テレビやパソコン画面ではなく、映画のスクリーンで観てこそリアルな体験ができるはずだ。
Satoko Fujii Tokyo Trioは日本ジャズ界で多忙を極める3人によるピアノ・トリオ。その大阪公演で、ピアニスト藤井郷子の充実ぶりをまたも実感する。須川崇志(bass)、竹村一哲(drums)という、個性も実力も傑出した2人との共演は、想像以上のスリルに満ちていた。
言葉ではいかんとも表しがたい、どこまでも広がる微光に包まれるような音響体験は、他に類を見ないもの。
2003年3月、崔善培(チェ・ソンベ)が再来日した。韓国フリージャズの創始者のひとりである。
エレクトロニクス奏者の岡川怜央は突然シーンに出現した。それが突然にみえるのは、かれが内なる声に耳を傾けて個人としての急激な進化を遂げたからである。