Jazz and Far Beyond
今年に入ってから大友良英のアルバムが次々とリリースされている。4月には昨年末の新宿ピットイン年末ライヴ「Old and New Dreams」 4 days 8公演のうち2公演もCD化された。
言われてみれば当たり前に「いい演奏をいい音で」捉えられているのです。
及川サウンド !! 、これからの音楽界こそど真ん中に置くべき音質です・音楽ファンには身体の真ん中に染み込ませていただきたい。
一発勝負のステレオ同時録音の凄技と気迫を目の前で見た。もう神業と言うしかない。
僕のBassの師匠である井野信義さんの参加作品として聴いたアルバムの殆どが、及川さんの録音でした。
独自のマイキング手法を惜しみなく披露、その自由で独自なアプローチに驚いた。
自然で温かみのある録音は、まさに先生のお人柄そのものだと感じた。
後ろから届くオーケストラの音の粒立ち、クリアーな各楽器の響き、かつて聴いたことのない素晴らしい音、天にも昇る心地良さ!
音の捉え方とその人柄で誰からも愛された及川さんのようなエンジニアを目指し、貴方が私の良いところだとおっしゃっていた、好奇心と探究心、馬力のある精神力を絶やさず歩んでいきます。天国で私達の活躍を暖かく見守ってください。
及川さんは空港からリハーサル場所であるペデルセンさんの自宅へ直行し私たちと合流。及川さんが作り出してくれる良い雰囲気がきっかけで、スタジオでの録音もスムーズに進みました。録音だけではなく、ミュージシャンの気持ちにスーっと入って来てくださる実に温かい方でした。
大阪万博で武満徹プロデュースの鉄鋼館の音響演出に及川さんが関われていたことを知りすごく嬉しい想いになりました。録音された素晴らしい音源に感謝するとともに、沢田のアルバムにも愛ある評論をいただいて感謝しています。
とても嬉しかったのは、「Jazz Tokyo」に自分のアルバムレビューが掲載されると「及川公生の聴きどころチェック」が同時に掲載されることだった。そこから気付かされたことも多く心より感謝している。
楽屋はとても和やかで、みんなが笑顔だった。気難しいと勝手に思い込んでいた、初対面の菊地もとても優しかった。
5月9日にBlue Noteからデビュー・アルバムがリリースされる若手トランペッター、Brandon Woody(ブランドン・ウディ)の音楽はかなり新鮮だ。ピアノがしっかりとバンドのサウンドを支える中全員が倍のテンポで即興する、そのエキサイティングなサウンドの解説を試みた。
及川さんとはチャレンジングな仕事の場をいくつも共有してきたが、いずれも何とかこなすことができた。
巡る季節を進むLAL。連載通算500本を射程に収めつつ3月初旬に我が身に起きた転倒・骨折・手術入院による苦渋の初休稿から1か月、まだ現場行脚は叶わぬ中、今月号では事故前の睦月中旬から下旬に巡った充実の現場7本をご紹介。
ミュンヘンに住むギタリストのカーレ・ラールとのデュオで世界を走り回った1992年のツアー
バリー・ハリス・チルドレン三原彩子の女性バッパーらしい、強靭にしてしなやかなプレイ。
この唯一無二の演奏は中牟礼が90歳、渋谷が83歳の時だというから正に至宝同士による希有のパフォーマンス。
マッズ・トーリングは、ヴァイオリンにジャズの魂を吹き込む稀有な存在だ。本作『マスター・オブ・ジャズ・ヴァイオリン』は、彼のルーツと敬意を映し出すトリビュート・アルバムである。
ルォー・ユー・チェン(陳若玗)のピアノトリオがベートーヴェン、チャイコフスキー、プロコフィエフなどのクラシック作品に取り組んだ。それは独自色の高いものであり、シューベルトとモーツァルトに焦点を当てた前作からさらに成熟度を増したようだ。
破壊の果てに残された人間の尊厳と儚さを浮き彫りにする一枚である。
関西拠点のピアニスト、関谷友加里のセカンド作。優雅なメロディーのすぐそばに、フリージャズや即興音楽への入り口があり、するりと異世界へ抜けていく。
ポーランドの現代ジャズを紹介するイベント、ライヴ、トークショー、DJの3部構成。
元「オルケスタ・デ・ラ・ルス」の創立メンバーを核にした、少し懐かしさのある強力なサルサ・バンド『オルケスタ・デラックス』がデビューした。「デラックス」というだけあり、楽しさもメンバーも超豪華だ。
アートのパワーは人々のパワーに通じている。
初めて生演奏による今回のケルン・コンサートを観賞した感想の総括としてはやはり生演奏は素直にいいものだ。
多彩な経歴の演奏者とNYでのマスタリングが音楽と音に品格をもたらせている
アキオ・ジェイムスはパワフルなドラミングをみせる一方で、つねに新たな方法論を模索する独自性をもつ。ひとつの場所に安住しない音楽家である。