Jazz and Far Beyond
言われてみれば当たり前に「いい演奏をいい音で」捉えられているのです。
及川サウンド !! 、これからの音楽界こそど真ん中に置くべき音質です・音楽ファンには身体の真ん中に染み込ませていただきたい。
一発勝負のステレオ同時録音の凄技と気迫を目の前で見た。もう神業と言うしかない。
僕のBassの師匠である井野信義さんの参加作品として聴いたアルバムの殆どが、及川さんの録音でした。
独自のマイキング手法を惜しみなく披露、その自由で独自なアプローチに驚いた。
自然で温かみのある録音は、まさに先生のお人柄そのものだと感じた。
後ろから届くオーケストラの音の粒立ち、クリアーな各楽器の響き、かつて聴いたことのない素晴らしい音、天にも昇る心地良さ!
音の捉え方とその人柄で誰からも愛された及川さんのようなエンジニアを目指し、貴方が私の良いところだとおっしゃっていた、好奇心と探究心、馬力のある精神力を絶やさず歩んでいきます。天国で私達の活躍を暖かく見守ってください。
及川さんは空港からリハーサル場所であるペデルセンさんの自宅へ直行し私たちと合流。及川さんが作り出してくれる良い雰囲気がきっかけで、スタジオでの録音もスムーズに進みました。録音だけではなく、ミュージシャンの気持ちにスーっと入って来てくださる実に温かい方でした。
大阪万博で武満徹プロデュースの鉄鋼館の音響演出に及川さんが関われていたことを知りすごく嬉しい想いになりました。録音された素晴らしい音源に感謝するとともに、沢田のアルバムにも愛ある評論をいただいて感謝しています。
とても嬉しかったのは、「Jazz Tokyo」に自分のアルバムレビューが掲載されると「及川公生の聴きどころチェック」が同時に掲載されることだった。そこから気付かされたことも多く心より感謝している。
及川さんとはチャレンジングな仕事の場をいくつも共有してきたが、いずれも何とかこなすことができた。