フルコンサート/ 配信ならではの魅力を見つけた
text: Hideharu Ito 伊藤秀治
アナログ・ディスク、CD、配信、それぞれに長短所がたくさん語られ続けてきました。
まずもって音質の問題。
未だに、アナログ・ディスクが一番だ、と言い続けている方々も。それもごもっとも。
ジャケットは?
でっかいほどいい、インテリアとしても。それもごもっとも。
CDのブックレットは制作者の思いとストーリー性も。
ライナーノーツを読みながら・・、音楽と共に過ごすひと時。
パーソネル、録音地、年月日、制作環境に触れた思いでの鑑賞。
20分毎に面倒だ、いや20分毎にホコリを取り慎重に針をの儀式が感動への導きだ。
プラスチック・ケースがなぁー、でもラックがラクで。
自分なりのプレイリストが容易く、そして安価のサブスク、でも勝手に“あなたにおすすめ”は遠慮したい。
それもそれもそれも、ごもっとも。
そんな語り合いを楽しんじゃっている自分も居て。
その中での自分流を見つけ、それが自分なので、どんな選択も自分には100点。それでいい。
大好きなジャズ・ミュージシャンをたくさん聴き、人にも勧めて。
そんなかけがいのない毎日がたまらなくいいですよね。
特にジャズを真ん中に置いていると。
そんな中、
ジャズが好きだからこそ、ついつい配信を選択の最後に置きたくなる、そういう方は少なくはないのではないでしょうか。
配信の魅力(?)、昨年ひとつ見つけました。たいしたことではありません、そんなの当たり前じゃんと言われることですが・・。
アナログ・ディスクの20分(?)、CDの50分(?)、この収録(容量)の限界にはやむを得ず従っていました。
20分、50分で、どう起承転結をつけるか、逆らうか。
そしてライブ・レコーディングの場合には、どう選曲配曲するか。
CDとしてどう聴いてもらうか、例えば、森山威男の場合、『オーバー・ザ・レインボー』と『マナ』、もう一つは『森』と『山』、それぞれ2枚ずつ別に出し、片方はバラード集、もう片方は突っ走り集にして、「今日はこっちの気分だ」と選んでもらおう、と。
LP、CD、その時代その時代、いろいろ考えたわけです。
では、配信の魅力(?)、そう、時間制限なし1本勝負ができるということです。
気づいてしまえば当たり前のことと言われてしまうことですが、・・フルコンサート ! がイケるじゃんってことです。
そこで、かつてのライブ・レコーディングのフルコンサートを聴いてもらおう、と。
ライブ盤の場合、客席にいる気分で聴いてください、なんてよく言いましたけど、今度こそ、客席にいる気分でじっくり最初から最後までを聴いてください、と言い切れる気持ちよさに気づいた次第です。
当日、ミュージシャンは、最大限楽しんでもらえるよう、選曲そして配曲、そして、1部2部の構成も考え、ベストを尽くします。
ですから、隅々まで全部を聴き取り、たっぷり感動をいただきましょう。ライブ・レコーディングの醍醐味です。
その日のお客さんの拍手の起伏も、きっと刺激してくれることと思います。
ジュニア・マンスとデューク・ジョーダンの Live at 3361*BLACK をリリースいたしました。
両者とも2度目の来訪時にレコーディング、親しみの観客も居て、故に独特なリラックス感があきらかに演奏に現れています。もっともっと多くの人にその場に居てほしかったと音を聴き返すたびに思っていました。この配信でその空気までも聴きとっていただけたら幸いです。
インターバルは、ジュニア・マンスのほうは7曲目の <Girl Of My Dreams>の後です。デューク・ジョーダンのほうは7曲目の<The Mountain Ram Blues>の後です。トイレと飲み物のおかわりは是非そこで。
[amazon music] https://x.gd/nh3Qf
[Spotify] https://x.gd/sBJXS
[YouTube Music] https://x.gd/hdvt2
『TAKE THE A TRAIN / junior mance trio Live at 3361*BLACK (Full Concert) / Junior Mance Trio 』
Junior Mance / ジュニア・マンス (piano)
Martin Rivera / マーティン・リベラ (bass)
Alvin Queen / アルヴィン・クウィーン (drums)
1. Glidin’ And Stridin’
2. Take The A Train
3. Georgia On My Mind
4. Small Fry
5. Sonny Moon For Two
6. It Might As Well Be Spring
7. Girl Of My Dreams
<interval>
8. Jubilation
9. Emily
10. I Don’t Care
11. Funky Carnival
12. Mean Old Frisco Blues
収録時間:1:49:42
サイズ合計:257.1MB
[Apple Music] https://x.gd/9W2PL
[amazon music] https://x.gd/arxYo
[YouTube Music] https://x.gd/tqb5v
『SATIN DOLL ~ SUMMERTIME / duke jordan trio Live at 3361*BLACK (Full Concert) 』
Duke Jordan / デューク・ジョーダン (piano)
Major Holley / メジャー・ホリー (bass)
Jake Hanna / ジェイク・ハナ (drums)
1. Tea For Two
2. Body And Soul
3. Satin Doll
4. Willow Weep For Me
5. Chocolate Shake
6. All The Things You Are
7. The mountain ram blues
<interval>
8. Jordu
9. Sometimes I’m Happy
10. Summertime
11. Don’t Blame Me
12. No Problem
13. April In Paris
14. Flight To Denmark
収録時間:1:30:39
サイズ合計:212.5MB
伊藤秀治 / Hideharu Itoh
アコースティック・プロジェクト。
3361*BLACKレーベル(from Paris,Tokyo,Yamanakako)はじめ、会館コンサート、イベント(Mt.Fuji Jazz Fes.)、施設プランニング(Kawaguchiko Open-air Amphitheater)、他、すべてアコースティックを基軸にプロデュース。
♬ 3361*BLACKレーベル : https://www.youtube.com/@3361BLACK
♬ レンタルスタジオ“acoustic studio REALOVE ”主宰 : https://x.gd/JRjAL
♬ 執筆 : https://note.com/itoh_hideharu/magazines




