菅原光博 Jazzを撮る! #27 ボブ・マーリー
text & photo by Mitsuhiro Sugawara 菅原光博
ボブ・マーリーの撮影は、数多くのジャズやブルース、ソウルなどのミュージャンを撮影した中でも思い出に残る特別な体験だった。
欧米では、70年代中頃にすでにその衝撃的な音楽の人気は高まっていた。
1977年には、名盤『Bob Marley & The Wailers/LIVE ! 』(Island) のライブ・レコードが出てから、日本でもその音楽の素晴らしさと人気は急激に高まっていったのだった。
1978年7月、米国カリフォルニアのバークリーで「ボブ・マーリー&ザ・ ウェイラーズ」のコンサートを初体験した。日本から友人を通してチケットを確保した。
その生の体験を通して初めて予想を遥かに超えるボブ・マーリーのその存在の大きさを実感したのだった。
1979年4月のたった一度の来日公演、その東京での全4日間計6回のライブ!のすべてを撮影できたのは、まさに一生に一度の幸運な出来事だった!
西暦2000年のミレニアムの年、20世紀の100年の歴史を代表する一枚のレコード・アルバムに、なんとボブ・マーリーのあの傑作 『EXQDUS』(エクソダス)が、さらに20世紀を代表する一曲に名曲<ONE LOVE>が選ばれたのだ。
まさに20世紀の偉大な人物の一人になった 「ボブ・マーリー」なのだ。
ボブ・マーリー Robert Nesta Marley OM 1945年2月6日 – 1981年5月11日。
ボブ・マーリー、菅原光博、One Love、Exodus、The Wailers