JazzTokyo

Jazz and Far Beyond

閲覧回数 7,724 回

特集『ECM: 私の1枚』

片山士駿『Pat Metheny / Watercolors』
『パット・メセニー/ウォーターカラーズ』

まだジャズを初めたばかりだった高校1年生の頃、当時聞いていたアルバムと言えば、Bill Evans-Jeremy Steigの「What’s New 」、Sonny Rollins「Saxophone Colossus」、Jackie McLean「Swing, Swang, Swingin’」, etc…。小遣いを貯めては買っていたCD達は、バップ一辺倒。ECMの存在すらも知りませんでした。

そんなある日、当時よく通っていた、柏のNardisでマスターが針を落としたその盤からは、これまで知らなかった色彩の音楽の世界が広がっていました。音楽の内容も勿論の事ながら、アルバムの音の作り方が先に挙げたアルバム達と異なる、何か「特別なもの」であるという事も、何もわからないながらに感じた憶えがあります。後にそれがECMというレーベルからリリースされたものである事を知り、そこから沢山の名盤に出会う事になりますが、僕の中の最初のECMは、この1枚に他なりません。


ECM 1097

Pat Metheny (Guitar, 12-String Guitar, 15-String Harpguitar)
Lyle Mays (Piano)
Eberhard Weber (Bass)
Dan Gottlieb (Drums)

Recorded February 1977, Talent Studio, Oslo


片山士駿 かたやましゅん
フルーティスト。1995年千葉県出身。国立音楽大学ジャズ専修を首席で卒業、矢田部賞受賞。Manhattan School of Musicにて修士課程を修了。2015年、第46回山野ビッグバンドジャズコンテスト 最優秀ソリスト賞を受賞。フルート奏者の受賞は大会史上初。2016年、米国フルート協会 National Flute Association主催 Jazz Artist Competition Winner Playerに選出。第20回、第21回太田市大学ジャズフェスティバルにて、ソリスト賞を受賞。2022年 The 43rd Detroit Jazz Festival 出演。現在、浅利史花(gt), 壷阪健登(pf)と結成した”キリヱ”での演奏活動の他、「映画『ルパン三世 カリオストロの城』 シネマ・コンサート! and 大野雄二・ベスト・ヒット・ライブ!」、映画「BLUE GIANT」オリジナル・サウンドトラック等、様々なライブやレコーディングへ参加。これまでに池田篤、大澤明子、斎藤和志、Donny McCaslinの諸氏に師事。YAMAHA Zアーティスト。Jazz Arts Ensemble of Tokyo副代表。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください