#05 メールス ・フェスティヴァル2021

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text by Kazue Yokoi  横井一江

 

コロナ禍が続く2021年も各地のジャズ祭はオンラインでの開催、または限定的に聴衆をいれてのコンサート+オンラインを選択せざる得なかったところも少なくない。第50回を迎えたドイツのメールス・フェスティヴァルも同様で、直前に4つの野外コンサートの許可は下りたものの、大半はオンラインでの開催となった。とはいえ、ありきたりのインターネット・コンテンツにしないための様々な創意工夫がなされる。特に印象に残ったのは、コンサート会場にはグリーンスクリーンを置き、緑色の大きな風船が浮かべ、コンサートが行われている最中、クロマティ効果を用いてそこに様々なビデオクリップを映し出すという試みで、漫然とステージを映すのと違って、視覚的に刺激的で面白かった。メディアとして普及したオンラインでのライヴ配信を逆手に、アーティステックに利用したことに、メールスの前衛精神、そのスピリットが受け継がれていると感じたのである。2022年のフェスティヴァルには多くの観客を入れて開催出来ることを心から願う。

詳しくは下記リンクをお読みください。

#26 The 50th Moers Festival 第50回メールス・フェスティバル
〜コロナ時代を経たフェスティヴァルのあり方を問う
https://jazztokyo.org/monthly-editorial/post-66136/

横井一江

横井一江 Kazue Yokoi 北海道帯広市生まれ。音楽専門誌等に執筆、 雑誌・CD等に写真を提供。ドイツ年協賛企画『伯林大都会-交響楽 都市は漂う~東京-ベルリン2005』、横浜開港150周年企画『横浜発-鏡像』(2009年)、A.v.シュリッペンバッハ・トリオ2018年日本ツアー招聘などにも携わる。フェリス女子学院大学音楽学部非常勤講師「音楽情報論」(2002年~2004年)。著書に『アヴァンギャルド・ジャズ―ヨーロッパ・フリーの軌跡』(未知谷)、共著に『音と耳から考える』(アルテスパブリッシング)他。The Jazz Journalist Association会員。趣味は料理。当誌「副編集長」。 http://kazueyokoi.exblog.jp/

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