My Pick 2014 この1枚<海外編>『Mike Nock Octet/Suite Sima』

閲覧回数 1,713 回

text by Masahiko Yuh 悠 雅彦

FWM Records FWM – 004

Mike Nock (piano)
Karl Laskowski (sax)
Peter Farrar (sax)
Phil Slater (trumpet)
James Greening (trombone)
Carl Morgan (guitar)
Brett Hirst (bass)
James Waples (drums)


この数年を振り返って何よりはっきりしたのは、レコード(CD)を聴く機会が年ごとに少なくなりつつあること。裏を返せば、さまざまな理由でCD文化が後退しつつあるということだろう。CDが売れなくなったら、レコード会社はいかなる策をうつのだろうかと心配にもなる。別に私が気を揉むこともないが、気にはなる。反対にというべきか、個人的にはますますライヴにのめり込むかのごとくまさに食べ(聴き)歩いた。本当ならCDベストは蹴って、LIVEベストだけをベストテンに拡大して選びたい気持だ。音楽はライヴに限ると日ごろから吹聴していたことからいえば、ごく自然に平均で週に3、4日はライヴを聴いて過ごした、ことになる。それもジャズのみならず、クラシックや邦楽も含む中での選出だから、ややこしいのはさておき、ベストスリーにしぼるのが実に難儀だった。そこで余計なコメントは控えて、最後にベストスリーからはみ出した優秀盤、及び秀逸ライヴを列挙して締めくくりたいと思う(なお、下記の順位は便宜的なもの)。

1.『Mike Nock Octet/Suite Sima』
2.『アヴィシャイ・コーエン/アルマ』
(parlophone~ワーナー・ミュージック・ジャパン WPCR-15557)
3.『Genzo Okabe(岡部源蔵)/Second Line』
(O.A.P. Records OAPR-1404)

* 『ジョシュア・レッドマン/トリオズ・ライヴ』
(ノンサッチ WPCR – 15881)

● 印象深かった海外ジャズ・ヴォーカルCDに、『Franck Amsallem/Songs Vol.2』(FRAM)、『イザベラ・ラングレン/Somehow Life Got in the Way』(Ladybird~Spice of Life)、『ローレン・ニュートン&佐藤允彦/Skip the Blues』(Mobys Chitei Records)がある。
● 海外CD盤で、セロニアス・モンクのアムステルダムにおけるライヴ(1961年5月)CD『Jackieーing』(Jazzarchief~55Records)。この2枚組で、全盛期のモンク・クヮルテットの素晴らしさを改めて満喫した。(悠 雅彦)

悠雅彦

悠雅彦

悠 雅彦:1937年、神奈川県生まれ。早大文学部卒。ジャズ・シンガーを経てジャズ評論家に。現在、洗足学園音大講師。朝日新聞などに寄稿する他、「トーキン・ナップ・ジャズ」(ミュージックバード)のDJを務める。共著「ジャズCDの名鑑」(文春新書)、「モダン・ジャズの群像」「ぼくのジャズ・アメリカ」(共に音楽の友社)他。

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。