#287 橋本眞由己 シンガーソングライター
Interviewed by Kenny Inaoka via Google Document, October 2024
橋本眞由己(はしもと・まゆみ)
シンガーソングライター。幼い頃より姉の橋本一子の影響で、ジャズ、ボサノバ、ロックなどジャンルを問わず洋楽に触れる。大学在学中は、東大、早稲田大学などのジャズ・サークル に在籍し、ジャズピアノを担当。後にポップスに興味を持ち曲づくりをはじめ、2000年より、本格的に活動を開始。2002年、フジテレビ系アニメーション「ラーゼフォン」のエ ンディングテーマ「夢の卵」歌唱(『ラーゼフォンOST1、2』CD及びDVDに収録)。2003年、劇場版『ラーゼフォン多元変奏曲オリジナルアルバム』で「カトゥンのさだめ」「un rev e~夢~」「夢の卵」収録。 2008年、谷山浩子の『フィンランドはどこですか』にvoice参加。2019年には劇場版コードギアス「亡国のアキト」にvoice参加。着歌サイト”Super Hits ! ”で童謡集も発表し、CMでのボイスやナレーションなど多方面で活躍する中、2008年に、1stソロアルバム『未来へ』をリリース。『風のささやき』は 、15年ぶりのセカンド・アルバム、近年、バイオリンの太田惠資、ギターの馬場孝喜、加藤みちあき、フルートの太田朱美など、個性豊かで才能 溢れるミュージシャンとのデュオでオリジナル、ジャズ、インプロなど取り混ぜて演奏活動をしている。
https://twitter.com/mayumihashimoto
Part 1:
新作はオリジナルを中心に幅広いジャンルから選び抜いた曲で構成しました...。
JazzTokyo:新作『風のささやき』のリリース、おめでとうございます。
眞由己:ありがとうございます。
JT:今回のアルバムは何作目になりますか?
眞由己:2作目です。
JT:久しぶりですね。
眞由己:はい!
JT:その間、どなたかのアルバムへの参加はありましたか?
眞由己:橋本一子のUb-X「Vega」
コードギアス「亡国のアキト」『view」で、コーラスを。
藤本敦夫 『どこにもないランド』で歌唱しています。
JT:今回のアルバムの構想は?
眞由己:ここ数年素晴らしいミュージシャンの方とDuoライブを続けてきた中で、自分のオリジナルだけでなく、あらゆるジャンルに挑戦し、その中で選び抜いた曲をアルバムにしたいと思いました。
JT:眞由己さんはシンガーソングライターのイメージが強いのですが、今回はオリジナルは何曲ありますか?
眞由己:6曲です。
JT:一子姉と藤本義兄の協力も大きかったようですね?
眞由己:はい!
JT:プロデュースもおふたりですか?大船に乗った気持ちではないですか?
眞由己:プロデュースは姉と私ですが藤本さんにはドラムやサックスをやってもらったり、アドヴァイスも貰い和気あいあいと、また、集中して進行できたと思います。
JT:眞由己さんにとって一子姉はどんな存在ですか?
眞由己:感性が鋭く追求心がどこまでもあり、尊敬できる音楽家です。
JT:藤本義兄は?
眞由己:あらゆる楽器を魔法のように操り、素晴らしい感性を持つ音楽家です。
JT:レコ発の予定はいつでしょう?
眞由己:2024年12月22日(日)、祐天寺の中目黒FJ’s で予定しています。
橋本眞由己(vo.p) 太田惠資(vln.voice) 太田朱美(fl) 馬場孝喜(gt) 加藤みちあき(gt) 藤本敦夫(sax.per.others) 橋本一子(p.vo.others)
レコーディングに参加した素晴らしいミュージシャンが奇跡的に全員集まるライブ、内容もバージョンアップすると思います。
今からワクワク楽しみです!
Part 2:
TVアニメ「ラーゼフォン」のエンディングーテーマが毎週TVから流れたり...
JazzTokyo:音楽環境に恵まれた家庭でしたか?
眞由己:はい
父がクラッシックや映画音楽、洋楽が好き、母もシャンソンが好き、ソウルやデビットボウイも好きでよく聴いていましたし、幼児の頃から姉のピアノも聴いていましたので、音楽環境には恵まれていたと思います。
JT:音楽に興味を持ち出したのはいつ頃ですか?
眞由己:小学生低学年からです。
JT:最初に楽器を手掛けたのは?
眞由己:ピアノです
JT:楽器や歌唱の専門家の手ほどきを受けましたか?
眞由己:ピアノを小学校6年迄
エレクトーンを20代に1年程です。
JT:プロとしてのデビューはいつでしたか?
眞由己:2009年リリースのファーストアルバム『未来へ』ですが、その数年前から弾き語りやバンド形式のライブもやっていました。
JT:今までのキャリアでいちばん印象に残っている出来事は?
眞由己:まずファーストアルバム『未来へ』をリリースした事。そして姉橋本一子・谷山浩子さん・藤本敦夫・など参加したレコーディングでのびのびと歌わせてもらった事です!
JT:映画やアニメの音楽の経験もあるようですが?
眞由己:はい
TVアニメ「ラーゼフォン」の劇中のヴォイスとエンディングテーマ「夢の卵」のメインヴォーカル、劇場版のイメージアルバムにもメインヴォーカルで一曲歌っています。
それと、劇場版「コードギアス」”亡国のアキト“の劇中のヴォイスです。
「ラーゼフォン」は毎週流れるTVアニメのエンディングテーマ。夢のような体験ができて、緊張しましたがとても楽しく良い経験ができました。
“亡国のアキト”のヴォイスは、姉のレコーディングについて行ったらその場で「録っちゃおう!」と言われ、その時は採用されるかわからなかったのですが、蓋を開けて見たら、戦いのシーンの後に必ず流れていたのでドキドキしながら観ましたが、とても嬉しかったです!
JT:気になる歌手やミュージシャンは誰でしょう?
眞由己:最近では、韓国の女性アーティスト『Lee Jin Ah 』 (ソングライター,ピアニスト)
コード進行、絶妙なサウンド、ピアノのテクニック、歌は可愛くてスーッと伝わる感じが好きです。
ブラジルの女性アーティスト『Tatiana Parra 』(ソングライター,ピアニスト)コード進行、ピアノも歌のテクニックも素晴らしいと思います。
JT:好きなアルバムは?
眞由己:沢山あって迷いますが
IVAN LINS(Brazillon Reese)
SERGIO MENDES BRASIL‘66
(HERB ALPERT PRESENTS)
Stevie Wander(Hotter Than July)
Herbie Hancock (Maiden Voyage )
CHICK COREA (NOW HE SINGS,NOW HE SOBS)
などです。
JT:最後に夢を語ってください。
眞由己:広い世界に向けて、心に響き宿る歌と音楽を届けたいです。