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R.I.P. 鈴木勲No. 288

鈴木勲さん(オマさん)by 纐纈雅代

text by Masayo Koketsu 纐纈雅代

どれだけ多くのミュージシャン、関係者らが鈴木勲さん(オマさん)と関わってこられたのであろう。どこへ行っても一度オマさんの話題になると次から次へとオマさんの逸話がでてきて皆んなで驚愕したり笑いころげる。そんな時にオマさんから突然「何やってんだよー」って電話がかかってくるもんだから、、「ヒョエー!さすが、、ヒカリの察知能力、、」ってさらに伝説になる。
ある時はライブハウスでひょんなことでオマさんの話なって「またそうやってオマさんの話してると現れるよ、、」って話した日には、、本当にひょっこりパトロールに現れたのでした。とにかく、オマさんは直感、第六感の非常に鋭い人でした。

オマさん語録や伝説は沢山あるので今回は音楽やステージに関わる事柄から印象に残っているものを。

「よーいどんの待ったなしだぞ、瞬間でいいことやらなくちゃいけない、考えてからやってたんじゃ遅いんだよ、瞬間でバリバリっ、バリバリってやるんだよ。」

「1音で、皆んなが、あ、この人の音だなってわかるようになる音出さなきゃな。」

「相手を活すんだよ。相手を最大限活かして自分も活きるんだよ。」

「ダメなとこは全部切っていかなきゃいけない、一瞬でもイモなことやったら、ああ、あいつわかってないって思われちゃうからな。」

「日本でメディアなんかに出てチヤホヤされたってダメなんだからな。海外行ったら音だけで勝負なんだから、向こうの連中もお金払ったらやってくれるかもしれないけど、そんなんじゃだめなんだよ。向こうから一緒にやりたい、って言ってもらえるようにならなきゃ。」

「雅代、今日は帽子かぶってるのか、帽子かぶったら上手くなるのかよ。」

「見た目もカッコよくないとダメなんだぞ。音も見た目も両方カッコよくなきゃ。俺なんかカッコいいだろ?こんな格好誰もしてないよ。自分でちょこっと切って縫ったりするんだよ。」

「俺みたいなベース弾くやつはどこにもいないだろ。」

「愛してるかい?」

「愛してるよ。がんばるんだぞ。」

物質界を脱いでヒカリの存在になったオマさんは持ち前のスピード感が最大限にアップして宇宙空間を自由自在に駆け巡るんだろうなあ。

例えどんなに闇のエネルギーさえも音に変換して光に換える、存在自体が宇宙のしくみみたいな、ほんとに、オマさんは宇宙の縮図みたいな人でした。

オマサウンドに入ると先輩から受け継がれる生首のキーホルダーってのがあったなあw

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