#01 『sara (.es) / Esquisse – Piano Improvisation』

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text by 剛田武 Takeshi Goda

未来へ向けて進化し続けるsaraとギャラリーノマルに期待。

#2178 『sara (.es) / Esquisse~Piano Improvisation』『サラ(ドットエス) / エスキース~ピアノ・インプロヴィゼーション』

初のソロアルバム・リリースの後、7月1日に白楽Bitches Brewで観たsaraのソロ・ライヴは、前年初めて弾いて「面白い子・変わった子」と評したアップライト・ピアノとの再会を楽しみながら戯れ合うように一体感のある演奏で、これまでにない温かみを感じさせた。

その2か月後の9月に銀座 蔦屋書店で開催されたギャラリーノマルの初めての東京での展覧会「Since 1989 NOMART(ノマル)-アーティスト×工房展-」のレセプション・パーティでは電子ピアノ演奏を披露。5分ほどの短い演奏だったが、ノマルの作家のアート作品に囲まれて、詩人の建畠晢からの偶然の電話の着信音とデュエットしたり、突然ブレスレットが切れてビーズが飛び散ったりするアクシデントを交えて、刺激的なプレイを聴かせてくれた。その翌週には近江八幡の酒游館で初のソロ・ライヴを敢行。

同時に大阪のギャラリーノマルを拠点に他のアーティストとのコラボレーションも再開し、その中から9月の美川俊治、10月のK2(草深公秀)、11月の山本精一との共演ライヴ音源CDが、敏腕音楽プロデューサーの宇都宮泰による「Utsunomia MIX」シリーズとして、2023年5月10日にトリプル・リリースされる予定である。

『Esquisse』=スケッチ(素描)というタイトルのソロ・アルバムから始まったsaraとギャラリーノマルの未来が、この先どのようなアート作品へと進化していくのか楽しみにしていたい。(2022年12月15日記)

LIVE情報

2023.1.7 sat NOMART NEW YEAR LIVE  詳細はコチラ

剛田武

剛田 武 Takeshi Goda 1962年千葉県船橋市生まれ。東京大学文学部卒。会社勤務の傍ら「地下ブロガー」として活動する。近刊『地下音楽への招待』(ロフトブックス)。 ブログ「A Challenge To Fate」、DJイベント「盤魔殿」主宰

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