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R.I.P. パレ・ダニエルソンNo. 315

音色に魅せられて by 沢田穣治

Text by Jyoji Sawada 沢田穣治

敬愛する音楽家がまたひとり旅立ちました。

ともに敬愛していたチャーリー・ヘイデン、ゲイリー・ピーコックが旅立ったあとパレ・ダニエルソンの存在は自分にとっても大きくこればっかりはかなり辛く寂しいです。

ECMの名盤には必ず彼のクレジットがあり
なんといっても『マイ・ソング』での
そのフォークロアな演奏スタイルと
紡ぎ出す明確に歌うフレーズに
いつも心踊らされました。

思いだせば色々ありますが
なんと言ってもパレさんの彼が彼である特筆すべきところはコントラバスの音色なんですね。
彼の奏でる美しく個性的な音色が忘れられません。

追記
かなり私的なことになりますが、
パレさんの初リーダーアルバム「Contra Post / Palle Daniesson」と沢田ジャズとしての初アルバム
「Contra Banda/ Jyoji Sawada」が奇しくも「Contra繋がり」であったとことに今更気がついてびっくりの沢田です。


沢田穣治 Jyoji Sawada
音楽家。ショーロクラブの活動を中心に映画、アニメ、舞台、エクスペリメンタル作品、アルバムプロデュースなどその活動領域は音楽が存在する場所すべてといってもよいほどに多岐に及ぶ近年は京都市立藝術大学で修復されたバシェ音響彫刻の研究にも関わり演奏家/作曲家としてロームシアターで公演。2018年には映像作家Vincent Moonとのコラボレーションも果たす。
2020年、京都を拠点に自身の新レーベルUnknown Silenceを始動。「私たちがまだ耳にしたことのない音を日本から世界へ国境を越えて発信する」ことを目的に、音楽家でありオーナーである沢田が理想とするレーベル・イメージを明確化したラインナップを展開中。
沢田穣治ライブスケジュール
Unknown Silence公式ウェブサイト

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