6/30~7/03 Jazz and Global Music Rīgas Ritmi 2021
リガ・リトミ・ジャズフェスティバル ’21(6月30日~7月3日)

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Antonio Lizana

ラトヴィアの首都リガで6月30日~7月3日に開催予定のリガ・リトミ・ジャズフェスティバルのプログラムが発表された。

同フェスは、毎年ヨーロッパ各地からファンを集める人気ジャズイベントである。今年もリガの数か所に会場が設けられる。
スペインの歌手でサックス奏者のアントニオ・リサーナ(Antonio Lizana)は、「国外ツアーは本当に久々だ。リガでの公演が本当に楽しみだよ」と熱いメッセージを送ってきた。もちろん彼だけでなく、Covid-19の影響で中止が相次ぐ音楽イベントの再開を、だれもが心待ちにしている。リガのジャズフェスの詳細発表は、世界中にとって朗報だ。

他のフェスと同様に、一番人気のミュージシャンが広いメイン会場に出演するが、少し小さな会場では、リガで活躍する新進のジャズプレイヤーたちと出会えそうだ。JazzTokyoの読者としては、リューダス・モクツーナス(リトアニア)と、アルヴィーダス・カズラウスカス(ラトヴィア)のデュオが登場するイェルシカ・レコードJersika Records)のステージが気になるところだ。注目の出演者をピックアップしたい。

Bokanté

☆まずは2020年グラミー賞にノミネートされた、ボカンテ(Bokanté)。グラミー賞獲得の常連である米国のスナーキー・パピーのギタリスト、マイケル・リーグが中心となり結成され、日本人パーカッショニスト/ドラマーの小川慶太も名を連ねる。8人組が繰り出す分厚いサウンドは、「西アフリカ音楽、デルタサウンド、レッド・ツェッペリンを合わせたもの」がベースだという。グアドループ出身マリカ・ティロリエンの歌声の回りに、世界中のグルーヴィーな音楽が広がるようだ。(7月2日、VEF Culture Palaceにて)

☆スペイン、アンダルシア州出身のサックス奏者/歌手、アントニオ・リサーナが、彼のバンド、フラメンコ・ギタリストとダンサーを連れてやってくる。(会場はVEF Culture Palace、7月3日)フラメンコのルーツと奥深いコンテンポラリージャズが共存するステージに期待が集まる。リサーナのステージのダンサブルな音楽は、初夏のフェスを大いに盛り上げそうだ。

☆7月1~3日、元映画館のDaile Music Houseでは:
・リガ・ジャズ・オールスターズがピアニストViktors Ritovsと若手シンガー、Paula Saijaと共演。
・リトアニアから、レニオード・シンカレンコ(ベース)が率いるShinkarenko Jazz 4Nが登場。
・リガ出身、1986年生まれのピアニスト、クリスタプス・ヴァナジンシュ(Kristaps Vanadziņš)が女性ヴォーカリスト、Ieva Kerevicaと共演。
👆クリスタプス・ヴァナジンシュはイェルシカ・レコードからトリオ・アルバム(LP)『(Kristaps Vanadzinsh Trio)The Love Garden Has Overgrown』を2021年6月18日リリース予定で、今回のフェスでは大注目のピアニスト。

☆イェルシカ・レコード・ステージ(Jersika Records Stage)の会場となるのは、アートセンター NOASSである。ここはリガを流れるダウガバ川に浮かぶ水上ギャラリーだ。出演者には、ラトヴィアの新興レーベル、イェルシカからレコードをリリースしたプレイヤーが名を連ねている。
7月2日:
・イェルシカ・レコードの創業者マレクス・アメリクス(Mareks Ameriks)がレコードを選ぶDJセット。
・別会場でも登場するクリスタプス・ヴァナジンシュ(p)のトリオ。
7月3日:
・2020年にアルバム『YGGDRASIL』をリリースしたギタリスト、ヤーニス・ルンギス(Jānis Ruņģis)。
・2021年3月に『PURVS』をリリースした、リューダス・モクツーナス(リトアニア)と、アルヴィーダス・カズラウスカス(ラトヴィア)デュオ(saxophonist duo Liudas Mockunas / Arvydas Kazlauskas)。
・ヴィブラフォン、キーボード奏者ミケリス・ジェヌシュカ(Miķelis Dzenuška)。アルバムは未発表のようだが、彼のポップなステージは若い世代の支持を集めそうだ。

(リューダス・モクツーナスとアルヴィーダス・カズラウスカスのデュオアルバムの解説はこちら☟)
https://jazztokyo.org/reviews/cd-dvd-review/post-62753/

☆K.K. fon Stricka villaというお屋敷を改装したイベント会場では、ドラマーのイヴァルス・アルチュニアン(Ivars Arutyunyan)などラトヴィアのミュージシャンが集まってスペシャル・ジャム・セッションを行う。

☆サテライト会場M/Darbnīca terraceでも6月30日から7月3日までコンサートが開催される。
イヴァルス・アルチュニアンなど、主にラトヴィアのミュージシャンが出演予定のようだが、7月2日にはフィンランドのピアニスト、トゥオモ・ウーシタロ(Tuomo Uusitalo)のトリオが登場する。

『(Kristaps Vanadzinsh Trio)The Love Garden Has Overgrown』

☆チケット購入、詳細情報、関連リンクなど:
Tickets for the festival concerts can be purchased at aula.lv.
More information about the festival is available on the website rigasritmi.lv.

Useful links:
Festival website: http://www.rigasritmi.lv
Festival tickets: https://www.aula.lv/en
Festival playlist on Spotify: https://ej.uz/rigasritmi21
Festival photo galleries on Flickr: https://www.flickr.com/photos/rigas_ritmi_festival/

岡崎凛

岡崎凛 Ring Okazaki 2000年頃から自分のブログなどに音楽記事を書く。その後スロヴァキアの音楽ファンとの交流をきっかけに中欧ジャズやフォークへの関心を強め、2014年にDU BOOKS「中央ヨーロッパ 現在進行形ミュージックシーン・ディスクガイド」でスロヴァキア、ハンガリー、チェコのアルバムを紹介。現在は関西の無料月刊ジャズ情報誌WAY OUT WESTで新譜を紹介中(月に2枚程度)。ピアノトリオ、フリージャズ、ブルースその他、あらゆる良盤に出会うのが楽しみです。

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