12/20『阿部薫2020 僕の前に誰もいなかった』刊行

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阿部薫の新刊本が刊行され話題を喚起している。阿部薫のCDが4作品もリリースされた、いわば「阿部薫イヤー」のトリをとる形となった。阿部薫は70年代を彗星のように駆け抜けた天才サックス奏者で、伝説にとどまることなくいまだにカリスマ的人気を誇る。編集は 1990年に『阿部薫覚書』を刊行したランダムスケッチの大島彰、版元は『阿部薫 1949-1978』を刊行した文遊社で、共に阿部薫本に関わってきた両者が渾身の力を込めた出版だけに読み応えのある内容となっている。先行本では巻頭が日本のジャズ界の先達・副島輝人(1931,1.14 –2014.7.12)、新刊ではメディアを横断して活躍する現役の音楽家・大友良英 (1959~)に象徴されるように執筆陣が一世代から二世代アップデートされ、阿部薫を客観視している内容が多いことが時代の流れを感じさせる。若い読者はそれだけ伝説の「阿部薫」をより身近に感じることができるだろう。

四六判変形、上製、320頁で定価は2,700円+税。カバー写真は芥正彦。
詳細は、版元のサイトを参照;
http://www.bunyu-sha.jp/books/detail_abe2020.html
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