ECM6月の新譜2作
E.=S.トゥール『エアリス』とフレッド・ハーシュ・トリオ
「ニューシリーズ」からは、エルッキ=スヴェン・トゥールの鮮やかで表現力豊かな音楽をフィーチャーしたECMニュー・シリーズの9枚目となるアルバム『エアリス』(ECM NS2784)。トゥールの作品を長年支持してきたオラリ・エルツが、エストニア国立交響楽団を指揮し、『ファンタズマ』、『デ・プロフンディス』、そしてトゥールの10番目の交響曲『エリス』を、力強く、そして非常に集中力のある演奏を展開。でお届けします。『エリス』は、ホルン四重奏とオーケストラのための作品。タリンのエストニア・コンサートホールで録音。
ジャズからは、フレッド・ハーシュのECM3作目のアルバム『サラウンディング・グリーン』(ECM2836)。トリオ歴の長いドリュー・グレス(b) とジョーイ・バロン(ds)の共演。O.コールマン<Law years>、E.ジスモンチ<道化師>、C.ヘイデン<The First Song>のジャズ・スタンダードにガーシュィンの<エンブレイサブル・ユー>、さらには自作曲を交えたレパートリー。2024年5月、スイス・ルガーノのオーディトリオ・ステリオ・モロRSIでの録音。NYタイムスでは早くも今年のベスト・ワンの1作の高評価。
フレッド・ハーシュ、ジョーイ・バロン、ドリュー・グレス、エルッキ=スヴェン・トゥール、『エアリス』、エストニア国立交響楽団、オラリ・エルツ、サラウンディング・グリーン