5/31-6/15 布施音人トリオ『Thus Have I Heard』リリースツアー 2026〜高橋 陸、中村海斗
Text by Hideo Kanno 神野秀雄
布施音人トリオ 2nd album『Thus Have I Heard』リリースツアー2026
布施音人 Otohito Fuse – piano
高橋陸 Riku Takahashi – bass
中村海斗 Kaito Nakamura – drums
5月31日(日)20:00 沖縄・石垣「すけあくろ」
6月3日(水) 19:30 沖縄・那覇「SOUND M’S」
6月4日(木) 19:00 熊本「ラフカディオホール」
6月6日(土) 19:30 福岡「BACKSTAGE」
6月7日(日) 15:00 福山「イマノマ」
6月8日(月) 19:00 兵庫・姫路「JIVE-K」
6月9日(火) 19:30 大阪「GALLON」
6月10日(水) 19:30 名古屋「Mr. Kenny’s」
6月14日(日) 14:00 茨城・筑西「Village」
6月15日(月) 20:30 千葉・柏「Nardis」
〜ツアー後の東京公演〜
8月27日(木) 19:30 東京・中野「Sweet Rain」
9月24日(木) 19:00 東京・御茶ノ水「NARU」
気鋭のピアニスト布施音人が2025年10月にリリースしたセカンドアルバム『Thus Have I Heard』のリリース記念全国ツアー。2024年のファーストアルバム『Isolated』に引き続き、最強のメンバー、ベーシスト高橋陸と、ドラマー中村海斗を従えてのピアノトリオだ。この2人は多くのピアニストに愛され、コンビでの出演は年間約100日に及ぶという。その中でも布施を含む3人は中村海斗グループのコアでもあり、共に音楽を創っている時間が誰よりも長く、信頼を深め、お互いの呼吸まで知り尽くしている(この3人に佐々木梨子(as)、加藤一平(g)も参加した『中村海斗/Invisible Diary』も名盤だ)。
アルバムタイトル『Thus Have I Heard』は、漢訳仏教経典の冒頭に置かれる”このように私は聞いた”という意味の言葉”如是我聞”の英訳。仏教経典は釈尊自らが著したものではなく、弟子たちの伝聞となるので冒頭にこう書かれている。布施の”その時、聞こえたもの”を大切に音楽を創造していく強い意志を表している。久保智之によるアルバムレビューもご参照いただきたい。CDには、タイトルや各曲に込めた想いを綴ったエッセイを自身の撮影による風景写真と共に収めた20ページのブックレットも同封されるているのでパッケージとして手にしたい1枚だ。
布施は、東京大学大学院 数理科学研究科出身で、在学中は東京大学ジャズ研の他、慶應義塾大学ライト・ミュージック・ソサイエティに参加し、山野ビッグバンド・ジャズ・コンテストで優秀ソリスト賞、バンドで最優秀賞を受賞している。影響を受けた音楽家にライル・メイズを挙げる。今年30歳を迎え、8人編成のアンサンブル「布施音人オクテット」(次回は10月3日(土)14時 新宿ピットイン)にも取り組み、共演者の幅を広げる(7月7日(火) 池袋P’s Bar鈴木よしひさ(g)との初デュオなど)。
布施がこれだけ多くの都市でツアーを行うのは初めてと思われる。布施音人トリオのライヴは定期的に開催されているので、布施音人ウェブサイトのスケジュールページから確認されたい。この機会にライヴに足を運んで、気鋭の3人による自由で大胆かつ繊細な唯一無二のサウンドをぜひライブで体感していただきたい。
布施音人トリオ 2ndアルバム “Thus Have I Heard” リリースツアー2026
Otohito Fuse Trio – Northbound Journey – Full
♫ 本誌CDレヴュー (久保智之)
https://jazztokyo.org/issue-number/no-333/post-118454/
【布施音人 寄稿記事】
R.I.P. ライル・メイズ「計り知れない魅力を湛えた音楽に感謝」 by 布施音人
R.I.P. ジャック・ディジョネット「謎はいつまでも謎のままで」 by 布施音人
『Lyle Mays / Eberhard』 by 布施音人
【参考記事】
布施音人トリオの最新作『Thus Have I Heard』美しく繊細な表現が魂を揺さぶる新世代ピアノトリオ by 神野秀雄
(「Jaz. In」 Vol.24より)





