ダウンビート誌「国際批評家投票 2026」(第74回)結果発表
74回目を迎えた2026年度の米ダウンビート誌「批評家投票」の結果が発表された。レジェンドへのリスペクトを残しつつ、確実に世代の移り変わりを反映した結果と言えるだろう。最大のトピックは10年連続「年間最優秀ギタリスト」の座を10年連続して押さえた女性ギタリストのメアリー・ハルヴァーソンが、併せて「年間最優秀アーティスト」と「年間最優秀グループ」に選出、3冠を達成したことだろう。メアリーは昨年の「トミーカ・リード・ユニット」のグループに続いて、今年8月には自己の「アマリリス」セクステットでのブルーノート東京公園が予定されている。
新人部門では、アダム・オファリルが、「最優秀アーティスト」「最優秀トランペット」「最優秀アレンジャー」の3冠を制している。
日本人アーティストでは、いまや常連の藤井郷子が、「ピアニスト」(16位)、「作曲家」(18位)、「編曲家」 (7位)、「ラージ・アンサンブル」 (13位) の4部門で、挟間美帆が「編曲家」部門で3位、田村夏樹が「トランペット」 (16位) 部門でそれぞれランクインを果たしている。
各部門の「最優秀」受賞は以下の通り;
Hall of Fame:Sheila Jordan
*ヘンリー・スレッギルに次いでポール・ブレイが第3位。
Artist of the Year:Mary Halvorson
*ベテランではチャールス・ロイドが11位。
Album of the Year:『Mary Halvorson/About Ghosts』(nonesuch)
*ベテラン勢ではチャールス・ロイドとビル・フリゼールが5位と6位に。
Historical Album of the Year:『Keith Jarrett/At the Deer Head Inn Complete』(ECM)
Group of the Year:Mary Halvorson Amaryllis
*ベテラン勢では、チャールス・ロイド・カルテット、ブランフォード・マルサリス・カルテットがそれぞれ7、8位に。
Large Ensemble of the Year:Maria Schneider Orchestra
*べテランでは「サン・ラ・アーケストラ」が3位に。
Record Label of the Year:Blue Note
*Pyroclasticに次いでECMが3位。
Producer of the Year:Zev Feldman
*Manfred Eicher/ECMが2位に続く。
Piano:Kris Davis
Bass:Linda May Han Oh
Trombone:Michael Dease
Alto Saxophone:Immanuel Wilkins
Tenor Saxophone:James Brandon Lewis
Soprano Saxophone:Jane Ira Bloom
Clarinet:Anat Cohen
Organ:Larry Goldings
Keyboard:Craig Taborn
Violin:Jenny Scheinman
Percussion:Hamid Drake
Female Vocalist:Cécile McLorin Salvant
詳細は;
https://archive.maherpublications.com/view/1004884910/2/
