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11/04~11/14 セバスチャン・グラムス+ハラルド・キミッグ+喜多直毅
OFF/STRING ツアー

2018年11月、2回のエコー賞(ドイツのジャズ大賞)に輝き、世界各国で活躍中のベース奏者セバスチャン・グラムス、その抜群の身体性を活かしたヴァイオリン演奏のハラルド・キミッグがドイツから来日し、ヴァイオリンの喜多直毅とともに、OFF/STRINGツアーが実施される。

◉11/4(日)つくば:セバスチャン・グラムス、ハラルド・キミッグ、喜多直毅
◉11/5(月)上尾:セバスチャン・グラムス、ハラルド・キミッグ
◉11/7(水)名古屋:セバスチャン・グラムス、ハラルド・キミッグ、喜多直毅、松本泰子
◉11/9(金)大阪:セバスチャン・グラムス、ハラルド・キミッグ、喜多直毅、松本泰子
◉11/10(土)東京・代々木:ハラルド・キミッグ、喜多直毅
◉11/11(日)東京・田園調布:ハラルド・キミッグ、矢萩竜太郎、喜多直毅、藤波圭介
◉11/13(火)東京・成城学園:セバスチャン・グラムス、ハラルド・キミッグ、喜多直毅、五十嵐あさか、深山マクイーン時田
◉11/14(水)東京・赤坂:セバスチャン・グラムス、ハラルド・キミッグ、喜多直毅、久田舜一郎、黒田京子、松本泰子

各プログラムの詳細はこちらを参照。
http://ur0.work/Nb2T

●Sebastian Gramms(セバスチャン・グラムス)
コントラバス・作曲
http://www.sebastiangramss.de

2013年・2018年ECHO賞(ドイツジャズ大賞)を受賞。前回来日の際、インプロとジャズを軽々と越境し、深いパッションと素晴らしいオリジナリティを発揮した演奏は、その親しみやすい人柄とともに、多くの日本のリスナーを魅了し驚愕を与えた。
ケルン音楽大学・オスナブリュックIFM教授。25枚のCDを発表。ラジオドラマ・映画・演劇・ダンス(ピナ・バウシュも)の為の音楽を提供。アンサンブル・モデルンともコラボレーションを行う。2012年、BASSMASSEを50台のコントラバスで組織する。「Thinking of Stefano Scodanibbio」でSCHALLPLATTENKRITIK賞を受賞。ベースDUOツアーを続行中(バリー・ガイ、マーク・ドレッサー、バール・フィリップス、齋藤徹、ジョエル・レアンドル、ウィリアム・パーカー)。アフリカ・韓国・南米・インド・日本・アメリカ・ロシアで演奏。

主な共演者:
Marilyn Crispell, Aki Takase, Fred Frith, Sidsel Endresen, Tom Cora, Peter Kowald, Peter Br?tzmann, John Tilbury, Vinko Globokar, Stefano Scodanibbio,Le Quan Nihn, Zeena Parkins, Elliot Sharp, Conny Bauer, Pina Bausch, Rick Moody (author)、他。

主な参加グループ:
UNDERKARL, SLOWFOX, FOSSILE3, STATES OF PLAY

齋藤徹とはDUO CD「楽」、「BASSMASSE」、「Thinking of…Stefano Scodanibbio」で共演。「楽」(DUOでのドイツツアーから収録)ではHarald Kimmig(ヴァイオリン)とのトリオトラックがある。

●Harald Kimmig(ハラルド・キミッグ)
ヴァイオリン・パフォーマンス・作曲
http://www.haraldkimmig.de

第一線のインプロヴァイザーとしてヨーロッパで活躍中。その身体性を活かしたパフォーマンスは驚異的であり、他のジャンルのアートとインプロという方法で越境する。哲学者・医者・心理学者・ダンサー・音楽家を中心としたシンポジウムやワークショップも主催。キミッグ・シュチューダー・ジンマーマリンというトリオを組織。ジョン・ブッチャーをゲストにCD制作。「ヒューマン・ファクトリー」と名づけた企画ではAnnette Pehnt(文学者)、Axel Malik(映像作家)、Lilo Stahl, Hideto Heshiki, Michael Schumacher u.v.a.m.(ダンサー)らと共同制作。Netzwerk Neue Musik Baden-WurttembergでVillingen-Schwenningen市よりレジデンスアーティストとして招かれ制作を行う。トロッシンゲン音楽学校ではインプロを教え、フライブルグTIP(ダンス・インプロ・パフォーマンス学校)、バーゼルやベルンの音楽学校で客員教授を続ける。セシル・テイラーとの共演盤2枚。齋藤徹・セバスチャン・グラムスのドイツツアーDUOのCDでは1曲参加。

●喜多直毅
ヴァイオリン・作曲
https://www.naoki-kita.com

国立音楽大学卒業後、渡英し作編曲を学ぶ。その後アルゼンチンにてタンゴ・ヴァイオリン奏者のフェルナンド・スアレス・パスに師事。タンゴからプログレッシヴロック、アラブ音楽、フリージャズなどに演奏分野を拡大し、近年は即興演奏やオリジナル楽曲を中心とした演奏活動を行っている。2011年よりメイン・プロジェクトとして喜多直毅クアルテットを開始。出自であるタンゴと様々な音楽の融合による独自の世界を創り出している。黒田京子(pf)とのデュオでは、即興性を重視したユニークな編曲で映画音楽や昭和歌謡を演奏している。即興演奏を中心とする齋藤徹(cb)の企画へも多数参加。日本や韓国の伝統音楽奏者との共演(小鼓:久田舜一郎、箏:沢井一恵、他)、コンテンポラリーダンス作品への参加では国内のみならず欧州での演奏活動も多い(角正之、Jean Sasportes、他)。我が国に於いて最も先鋭的な活動を行うヴァイオリニストの一人である。

11/11(日)東京・田園調布
奏でるカラダ・奏でられるカラダ ~演奏と身体の美しい関係~
ライブセッション+レクチャー

ヴァイオリン演奏の身体性を追求し、ダンスの領域まで達したハラルド・キミッグ。身体の奥から湧き出るエネルギーをありありと感じさせ、場づくりにおいて比類なき力を発揮するダンサー・矢萩竜太郎。この二人を中心に、パフォーマンス・レクチャー・セッションを行う。

ハラルド・キミッグ(ヴァイオリン、レクチャー)
矢萩竜太郎(ダンス)
喜多直毅(ヴァイオリン)
藤波圭介(パフォーマンス、トロンボーン、通訳)

日時:2018年11月11日(日) 16:30開場/17:00開演
会場:いずるば(沼部・多摩川)
http://izuruba.jp/index.html
東京都大田区田園調布本町38-8  (03-3721-8760)

料金:¥3,000
※同日14:00から行われる“いずるばオープンリハーサル”参加者は¥2,000でご入場頂けます。
予約:080-3584-3315、又はstudio-info@izuruba.jp

●矢萩竜太郎(即興ダンス)

ダンスのスタイルは常に“即興”。かたちに捉われない自分自身の表現を目指し、彼の存在がその場に与えるポジティブな影響は多方面で注目されている。2014年夏、日本で6回、ドイツで4回の公演を齋藤徹、ジャン・サスポータスと共に成功させる。全10回の公演をドキュメンタリー「ダンスとであって・竜太郎10番勝負!」として発表(近藤真左典監督)。新作ドキュメンタリー「ぼくのからだはこういうこと」(みんなそのままでいい!竜太郎のダンスから本当の豊かさを感じあいたい/同監督)制作に向けてクラウドファンディングのサポーターを募集中。
https://camp-fire.jp/projects/view/93204

●藤波圭介(即興パフォーマンス・トロンボーン)

トロッシンゲン音楽大学器楽科トロンボーン専攻卒、同大学ミュージック・ウント・べヴェーグング科在籍。コンテンポラリーダンスや前衛美術、サッカー中継、工作機械等様々なジャンルとの即興演奏を経験。トロンボーンをAbbie Conant氏、即興演奏をHarald Kimmig氏に師事。

11/13(火)東京・成城学園
即興する“弦” Improvised Strings ~日独弦楽五重奏団~

OFF/STRING+五十嵐あさか(チェロ)、深山マクイーン時田(箏)
五人の弦楽器奏者による“響き”の時間

ドイツからセバスチャン・グラムスとハラルド・キミッグ、日本からは即興演奏家として活動中の喜多直毅(ヴァイオリン)、チェリスト・作曲家として声を用いて独自の世界を創出する五十嵐あさか(チェロ)、伝統と革新の間を自由自在に行き来する深山マクイーン時田の三名が即興演奏を行う。

出演:Sebastian Gramms(セバスチャン・グラムス) コントラバス
Harald Kimmig(ハラルド・キミッグ) ヴァイオリン
喜多直毅 ヴァイオリン
五十嵐あさか チェロ・声
深山マクイーン時田 箏・十七弦

日時:2018年11月13日(火) 19:00開場/19:30開演
会場:アトリエ第Q藝術1Fホール(成城学園)
https://www.seijoatelierq.com
東京都世田谷区成城2-38-16  (03-6874-7739)

料金:ご予約¥3,500/当日¥4,000
ご予約:03-6874-7739 / q.art.seijo@gmail.com / violin@nkita.net

●五十嵐あさか
チェロ・声・作曲
http://asakaigarashi.com/index.html

秋田県大仙市生まれ、船橋市出身、東京音楽大学卒業。2000 年よりエクアドルやアルゼンチンの音楽家と交流を続け国内外で演奏活動を行っている。04年、07年には企画編曲を手掛けた弦楽四重奏で聴く童謡唱歌の世界「しずく」「みなも」をリリース。2013 年ブエノスアイレスに移住、2 枚の無伴奏アルバム「mira-ミラ」「awasqa-アワスカ」をリリースし帰国、2016 年より日本での活動を再開。この6月で4回目を迎えた無伴奏の自作自演定期公演「音みる夜」では声とチェロの可能性を追求している。9月には、アルゼンチンで製作された5弦チェロ(Paula Godoy作)による無伴奏リサイタルを開催。現在は演奏活動のほか、合唱曲や室内楽等の作編曲にも力を注いでいる。

深山マクイーン時田
箏・十七弦
http://asakaigarashi.com/index.html

オーストラリア生まれ。箏を小田村さつき、沢井一恵に師事。2008年に日本に活動の拠点を移し、新作初演や即興、自作曲や編曲、古典演奏など、日本国内外で積極的に演奏活動を展開し、その自然体で豊かな表現は定評を得ている。2015年と2017年には自力で低音箏である十七絃を担いで渡欧し、多数の作品を初演し、東京でも初演する。ソリストとして日本フィルハーモニー交響楽団と共演する他、オーストラリア、フランス、ドイツ、オーストリア、カナダ、インドなどで演奏を行う。音楽祭はオーストラリアのMelbourne International Arts FestivalとMapping Melbourne、カナダのPowell Street Festival、東京JAZZ Festivalなどの音楽祭で演奏。学校公演なども通して、今を生きる楽器としての箏の魅力を伝えようとする。沢井箏曲院教師。現代音楽演奏コンクール「競楽X」第2位入賞。2019年度ACCニューヨーク・フェローシップにグランティとして選定されている。

11/14(水)東京・赤坂
OFF/STRING Special

出演:Sebastian Gramss(contrabass)
Harald Kimmig(violin)
久田舜一郎(小鼓)
喜多直毅(violin)
黒田京子(piano)
松本泰子(vo)

https://www.goethe.de/ins/jp/ja/sta/tok/ver.cfm?fuseaction=events.detail&event_id=21395262

日時:2018年11月14日(水)開場19:00/開演19:30
会場:ドイツ文化会館・OAGホール(青山一丁目・赤坂見附)
https://www.goethe.de/ins/jp/ja/index.html
東京都港区赤坂7-5-56ドイツ文化会館内 (03-3584-3201)
料金:¥4,000/¥4,500(ワンドリンクつき)

予約・問合せ先:
電話:03-3584-3201(ドイツ文化会館)
メール:violin@nkita.net

OFF/STRING は、ドイツを代表するベース奏者、セバスチャン・グラムスを中心に、日独のバイオリン奏者、ハラルド・キミッグと喜多直毅によって編成された弦楽フォーメーション。それぞれの楽器の限界を超越する過激な演奏で、パフォーミングアーツや美術家などとジャンルの境界を越えて刺激的なコラボを繰り広げるラジカリストたちだ。今年11月、この編成で首都圏各地の他名古屋、大阪を回る演奏ツアーを敢行。その最後に、東京ドイツ文化センターにて、OFF/STRING specialと題し、スペシャルゲストを交えたライブ演奏を行う。
第一部:OFF/STRINGに、内外の即興演奏家との共演も数多い小鼓の久田舜一郎、坂田明トリオやダンス・朗読とのコラボで活躍するピアノ奏者・黒田京子が加わって即興演奏を行う。
第二部:日本の現代詩の数々にコントラバス奏者の齋藤徹が曲をつけた歌曲を、実力派歌手・松本泰子を加えた出演者全員で演奏する。
この即興と音楽のスペシャルライブでは、身体的・哲学的なアプローチも加わり、実にさまざまな感じ方・触れ方が出来るに違いない。

●久田舜一郎 Shunichiro Hisada
能楽師 大倉流小鼓方 重要無形文化財総合保持者

1944年生まれ。大倉流十五世宗家、故大倉長十郎師に師事。各地で小鼓教室を主宰、指導している。関西を中心に全国の能楽五流の舞台に出演。「久田舜一郎プロデュース伝統芸能」シリーズなど 能お囃子の「音楽としての可能性」を追求した企画と公演を各地のホールで続けている。「能サウンド・ミュージアムオブアートシリーズ」として 兵庫県立美術館・大阪市立東洋陶磁美術館・大阪市立美術館などでの公演を行うほか、各地での能と能囃子の普及発展をめざした企画公演、プロデュースに力を注ぎ、他ジャンルとのコラボレーションにも取り組んでいる。2010年在トルコ日本大使館文化事業の参加ほか、 ヨーロッパ、アメリカ、メキシコなどでの海外公演にも多数出演。
http://www.geocities.jp/syougetukai/

●黒田京子 Kyoto Kuroda(ピアノ奏者)

1986年からジャズのライブ活動を開始。’80年代後半、自ら主宰したワークショップ「オルト」では、ブレヒト・ソングを素材に、演劇やエレクトロニクスの音楽家たちと脱ジャンル的な場作りを行う。’90年代はソロ、デュエット、トリオ等で活動するほか、内外の即興ミュージシャンとの共演に実績を残す。劇団の音楽監督、朗読のグループの音楽、無声映画への音楽提供も積極的に行う。2000年秋、横浜ジャズ・プロムナードのクルト・ワイルの生誕百年を記念に『音楽劇/クルト・ワイルの道』を公演。2004年からは太田惠資(vn)、翠川敬基(vc)との「黒田京子トリオ」の活動開始、2011年春からは、ヴァイオリンが喜多直毅に替わり、約1年間活動をする。2000年より12年間、坂田明トリオのメンバー。2010年春より、喜多直毅と、言葉と音楽の実験劇場『軋む音』を不定期に展開。2006年春、「オルト・ミュージック」を立ち上げ、コンサートの企画も手掛け、門仲天井ホールとカバレット・シリーズなどを企画制作。近年は即興演奏を主体とした演奏活動を行っている。国内のジャズ・フェスティバルはもとより、海外のフェスティバル(ニュールンベルグ、レバークーセン、ライプチヒなど)にも出演。
http://www.ortopera.com


●松本泰子
 Taiko Mastumoto(ヴォーカル)

幼少の頃より教会に通い聖歌に親しみ、同じ頃ピアノのレッスンを受ける。十代半ばですでにシンガーソングライターとしてライブ活動を始め、ライブハウスなどで好評を博す。大学卒業の頃ジャズヴォーカルと出会い、ジャズヴォーカリストとしてデビューし都内ライブハウスを中心に活躍。1986年UCCジャズヴォーカル新人コンテスト特別賞受賞。1990年を境に様々な民族音楽と出会う機会に恵まれ、セッションを重ね、日本の童歌・民謡をはじめアラブ古典、そして自らの作詞作曲によるオリジナル等も手掛ける。1998年「RabiSari(ラビィサリ)」を結成。2003年、和田啓、ソプラノサックスの塩谷博之、マリンバの小松玲子らと「SohLa(そら)」を結成。ボイストレーナーとしても、演劇やミュージカル俳優のトレーナーを努めている。これまでに、イタリア、フランス、ルーマニア、ポルトガル、ノルウェー、フランス、レバノンなどを訪れて公演を成功させている。

http://www.beravomusic.com

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