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ECMからデヴィッド・トーンとドミニク・ミラーの新作リリース

ECMからふたりの異色のギタリストの新作がリリースされた。
久しぶりのデヴィッド・トーンは、ティム・バーン (as) とチェス・スミス (ds) によるトリオ作『Sun of Goldfinger』(ECM2613)。1曲のみ、クレイグ・テイボーン (p) とスコーキオ・ストリング・カルテットScorchio String Quartet.が参加。それぞれが20分を超える長尺もので全3曲。トーンは自己名義で2作をリリースした後はティム・バーンのリーダー作のプロデュースなどを手がけていた。これはECMでのリーダー名義3作目にあたる。

先ごろ、ECM Artist in concertシリーズで来日を果たしたドミニク・ミラーのECM2作目『Absinthe』(ECM2614) は、若手バンドネオン奏者のサンティアゴ・アリアスSantiago Ariasとドラムスのマヌ・カチェManu Katchéに、キーボードのマイク・リンダップMike Lindup、ベースのニコラス・フィスツマンNicholas Fiszmanによるクインテット。マヌは、ドミニクが30年にわたってギタリストを務めるスティングのバックバンドの仲間。なお、Absintheアブスィンスは、ギリシャ時代から薬草として珍重されてきたニガヨモギで、ドモニクによれば、アルバムの作曲を始める前にまずこのタイトルが頭に浮かんだという。

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