5/22-24 TOKYO JAZZ +plus 詳細発表〜ハービー・ハンコック、上原ひろみ、ジョシュア・レッドマン、小曽根真、平原綾香、ディマシュ・クダイベルゲン、挾間美帆

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(Cover Photo: Hancock Archives, circa 1978)
Text by Hideo Kanno 神野秀雄

「東京JAZZ」は、2020年より「TOKYO JAZZ +plus」に改名し、2020年5月22日(金)~24日(日)に渋谷で開催される。NHKホールでの有料公演「the HALL」の出演ミュージシャンとチケット発売について発表されたので以下のようにわかりやすくまとめた。ハービー・ハンコックの詳細は後日発表予定だ。詳細と購入方法と最新情報は公式ウェブサイトをご参照されたい。この記事の末尾に関連動画をまとめたので、ぜひご覧いただきたい。

TOKYO JAZZ +plus
the HALL (NHKホール)

5/23(土) 12:30 Day time
上原ひろみ Hiromi Uehara

上原ひろみ(p)

スティル・ドリーミング with ジョシュア・レッドマン、ロン・マイルス、スコット・コリー & デイヴ・キング
Still Dreaming with Joshua Redman, Ron Miles, Scott Colley & Dave King

Joshua Redman(sax), Ron Miles(tp), Scott Colley(b), Dave King(ds)

5月23日(土) 18:00 Evening
小曽根真 Makoto Ozone featuring No Name Horses

エリック・ミヤシロ Eric Miyashiro(tp、flh)、木幡光邦(tp, flh)、奥村晶(tp, flh)、岡崎好朗(tp, flh)、
中川英二郎(tb)、マーシャル・ギルクス Marshall Gilkes(tb)、山城純子(b-tb)、
近藤和彦(as, ss, fl)、池田篤(as, fl)、三木俊雄(ts)、岡崎正典(ts, cl)、岩持芳宏(bs, bcl)、
中村健吾(b)、高橋信之介(ds)、山岸竜之介(g)

ハービー・ハンコック Herbie Hancock 80th Birthday Celebration – Classic
※メンバー後日発表


5月24日(日) 12:30 Day time
平原綾香 Ayaka Hirahara Premium Session ~Jazz Odyssey~

平原綾香(vo)、平原まこと(sax)他

ディマシュ・クダイベルゲン Dimash Kudaibergen
Dimash Kudaibergen、Maxim Varshavsky、Roman Alekseev、Alexey Polubabkin、Boris Akhmetov、Ilya Pokrovskiy、Marsel Khakimov、Viacheslav Bystrov、Carlos Enrique Veitia Hechavarria

5月24日(日) 18:00 Evening
挾間美帆 Miho Hazama m_unit

挾間美帆(cond)、土井徳浩(as)、庵原良司(ts)、竹村直哉(bs)、Jonathan Powell(tp)、林育弘(horn)、
金子飛鳥(vn)、沖増菜摘(vn)、吉田篤貴(va)、島津由美(vc)、
香取良彦(vib)、佐藤浩一(p)、Sam Anning(b)、Jake Goldbas(ds)

ハービー・ハンコック Herbie Hancock 80th Birthday Celebration – Now
※メンバー後日発表

the HALL(NHKホール)チケット購入について
プラチナ・パッケージ(オーケストラボックス席+特典):20,200円
SS席:13,100円 S席:9,900円 A席:8,000円 B席:4,000円
SS席1日通し券:25,000円(全席指定・税込)
【オフィシャルHP先行受付】 2020年1月17日(金)14:00~
【一般発売】 2020年2月22日(土)10:00~
販売窓口 :イープラス、ぴあ、ローソン ほか

ハービー・ハンコックは両日に出演し、「Classic」と「Now」セッションを。メンバーは後日発表されるので、その時点で追記したい。ウェブサイトの写真から、「Classic」は、VSOP的なもの、アコースティックものではなく、『HeadHunters』などシンセサイザー導入期を意識するのではないかと推測される。

上原ひろみはソロピアノ。スピード感と繊細さ躍動感に溢れたプレイで観客を魅了し、日本でもジャズファンに留まらず老若男女の幅広く層に愛されて東京国際フォーラムホールA(5000人)をときに3日以上満席にし、ブルーノート・ニューヨークでの1週間公演を満席にする。ザ・トリオ・プロジェクトがアンソニー・ジャクソンの健康状態のため休止となったのは残念だが、最新アルバム『Spectrum』が大好評を得ながら、世界中をライブで駆け巡っている。
ジョシュア・レッドマンは、父デューイ・レッドマン、ドン・チェリー、チャーリー・ヘイデン、エド・ブラックウェルによる『Old and New Dreams』(ECM1154, 1979)へのトリビュートである『Still Dreaming』プロジェクト。ドラマーはブライアン・ブレードに代わり、バッド・プラスのデイヴ・キングが加わる。オーネット・コールマンやキース・ジャレットのファンにも気になるサウンドになりそうだ。マフレート・アイヒャーがECM創設当時に深く関心を持っていたサウンドにも近い。ご関心のある方は上原ひろみ人気に負けないようお急ぎ購入されたい。

小曽根真は、自身のビッグバンド No Name Horses 15周年を記念し、20歳のギタリスト山岸竜之介を迎えてロックに挑む『Until We Vanish 15×15』のライブを。小曽根はオスカー・ピータソンから多大な影響を受けたことは知られているが、他方、ピアノよりもハモンドオルガンが出発点であり。高校生の頃、エマーソン・レイク&パーマー『展覧会の絵』をはじめ、プログレッシヴ・ロックに傾倒し、演奏もしていたという点にもあらためて注目したい。またメンバーのロック分野での経験も豊富であり、その積み重ねから生まれたときに重厚で自由な演奏を楽しみたい。全国ツアーも予定している。(悠雅彦によるアルバムレビュー)

平原綾香は、ホルスト<惑星>から<木星>に日本語詞をつけた<ジュピター>でブレイクして以来、シンガーとして活躍し、クラシック曲、ジャズスタンダード、さらにミュージカルまで幅広く活躍してきた。もともとは洗足学園音楽大学ジャズ科でサックスを専攻していた。父の平原まことや仲間たちも迎えて「ジャズ・オデッセイ」と題したプレミアム・セッションを。
1994年、カザフスタン生まれの天才歌手ディマシュ・クダイベルゲンは、6オクターブに及ぶ驚異の音域と美声を日本の聴衆に披露する。(Instagram)

ニューヨークを拠点に急速に世界中へ活躍の場を広げるジャズ作曲家・指揮者の挾間美帆は、自身のラージアンサンブル「m_unit」を従えて登場。グラミー賞ノミネートとなった『Dancer in Nowhere』を中心に演奏する。2017年にデンマーク・ラジオ・ビッグ・バンド(DRBB)とともに初出場だったが、今ではDRBBの首席指揮者に迎えられている。2019年7月、ノースシー・ジャズ・フェスティバルの看板公演となる、名門メトロポール・オーケストラを指揮する大任を果たすなど、アメリカでヨーロッパでアジアで快進撃が止まらない。

ただ、1コンサート2グループずつになると、以前の3グループずつだった頃に比べて、巨匠、中堅に加えての、新しい才能の新発見や多様性としては難しい感はある(挾間美帆、ディマシュ・クダイベルゲンは新人側だが)。東京国際フォーラムよりも客席が少ないだけ収益減となり縮小は理解できるが、前座的にコンパクトにでも気鋭の紹介があればよいのにと思う。2020年5月22日(金)~24日(日)に代々木公園ケヤキ並木で行われる無料野外ライブ「the PLAZA」に、それを補う多様な刺激的な公演の数々、若手の活躍を期待したく、その内容の発表も楽しみだ。

2002年に始まった日本国内最大級のジャズフェスティバル「東京JAZZ」は、いくつかの動きを経て、夏の終わりに東京国際フォーラムでの開催が長く続いた後、2018年から渋谷へ移転した。今回、「東京JAZZ」から新たに「TOKYO JAZZ +plus」へ名称を変更し、時期を5月に移したが、この時期変更は、2020年9月から始まるNHK放送センターの建替工事や、2021年3月から2022年6月(予定)まで行われるNHKホールの耐震性を高める工事などの影響によるもの。ちなみに、この期間は、NHK交響楽団は定期公演A・Cを池袋・東京芸術劇場に移す(PDF資料)。従って、「TOKYO JAZZ +plus」も2021年〜2022年は時期・会場が変動する見込みだ。

東京JAZZ 2019

上原ひろみ 『Spectrum』

Still Dreaming with Joshua Redman, Ron Miles, Scott Colley & Brian Blade

小曽根真 featuring No Name Horses 『Until We Vanish 15×15』

平原綾香 My Favorite Things

Dimash Kudaibergen

挾間美帆 Dacer in Nowhere

Herbie Hancock HeadHunters Live 1976

Old and New Dreams

神野秀雄

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。東京JAZZ 2014で、マイク・スターン、ランディ・ブレッカーとの”共演”を果たしたらしい。

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