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ECM4月新譜:M.ムースピールとA.コーエンの新作リリース

ECMからのリーダー第4作目となるオーストリア出身のギタリスト、ヴォルフガング・ムースピールの新作『Angular Blues』(ECM2655)がリリース。トリオでスタートしたムースピールが2枚のクインテット盤を経て4作目でトリオに戻った。ドラムスは長年の僚友ブライン・ブレイドだがベースはラリー・グレナディアに代わってスコット・コリーに。自身のオリジナル7曲にコール・ポーターの<エヴリシング・アイ・ラヴ>と時宜を得た<四月の思い出>のスタンダードが2曲。さらにギター・ソロも1曲。

NYから生地イスラエルに戻り旧知の仲間とクインテット「Big Vicious」を結成したトランペッター、アヴィシャイ・コーエンの新作『Big Vicious(ビッグ・ヴィシャス)』(ECM2680)。メンバーは、アヴィシャイ・コーエン(tp, electronics, synth)の他に、ウージ・ラミレス (g)、ヨナサン・アルバラック (g, b)、アヴィヴ・コーエン (ds)、ジヴ・ラヴィッツ (ds, live sampling)。アヴィシャイとバンドのオリジナルを中心にベートーヴェンの<月光ソナタ>とマッシヴ・アタック<ティアドロップ>を素材にバンドメンバーの様々なバックグラウンドを反映して、グルーヴ、ビート感を基本に、ロック、ポップ、トリップ・ホップなど多彩な色合いを見せるアルバムが完成。録音は南仏のラ・ブゾンヌのスタジオでマンフレート・アイヒャーがプロデュース。バンドはリリースと同時にツアーに出る。

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