9/26 藤倉 大〜ボンクリ・フェス 2020 東京芸術劇場

閲覧回数 1,477 回

ボンクリ・フェス 2020
”Born Creative” Festival 2019

ロンドン在住の作曲家 藤倉 大をアーティスティック・ディレクターに迎え、池袋の東京芸術劇場で2017年にスタートした”Born Creative” Festival。「ボンクリ」とは「ボーン・クリエイティブ」を略したもので「人間はみんな、生まれつきクリエイティヴだ」という意味。1977年生まれで、音楽に国境はないという言葉をそのままに、さまざまなウェブツールを駆使して、世界中のアーティストたちとボーダレスで繋がってきた藤倉によると、すべての人間は子どもの頃、「新しい音楽」や「新しい音」、子どもの言葉を借りると「変な音」が好きだが、なぜかそのクリエイティヴィティは成長するにつれ失われていくと言う。コンサートホールでの出演者が勢揃いするスペシャル・コンサートを中心に、幼児からシニアまで楽しめるアトリウム・コンサートや様々なプログラムを各所で行い、館内が1日中「新しい音」で溢れていて、9月末の土曜日を新しい刺激に出会いながら、かつのんびりと過ごせるので、ひとりで、また家族や友人との参加をぜひお勧めしたい。詳細は公式ウェブサイトを。随時新しい情報も入るので公式Twitterも参照されたい。

スペシャル・コンサート
2020年9月26日(土) 14:00 東京芸術劇場コンサートホール

1.藤倉大/Gliding Wings(日本初演)
Dai Fujikura: Gliding Wings(Japan Premiere)
吉田誠(クラリネット)、菊地秀夫(クラリネット)、アンサンブル・ノマド(指揮:佐藤紀雄)
Makoto Yoshida(Clarinet), Hideo Kikuchi(Clarinet), Ensemble NOMAD(Conductor: Norio Sato)
2.八木美知依/水晶の夢
Michiyo Yagi: Dream of the Crystal
八木美知依(筝) Michiyo Yagi (Koto)
3.ハイナー・ゲッベルス/サロゲイト-ピアノと打楽器、声のための-
Heiner Goebbels: Surrogate for Piano, Percussion&Voice
アンサンブル・ノマド、ダースレイダー(声) Ensemble NOMAD, DARTHREIDER(Voice)
4.牛島安希子/Distorted Melody
Akiko Ushijima: Distorted Melody
アンサンブル・ノマド Ensemble NOMAD
5.蒲池愛&永見竜生[Nagie]/between water and ray-グラスハープとライブエレクトロニクスのための-
Ai Kamachi&Tatsuo Nagami[Nagie]: between water and ray for glass harp and electronics live
大久保利奈(グラスハープ)、永見竜生[Nagie](エレクトロニクス)Rina Okubo(Glass harp), Tatsuo Nagami[Nagie](Electronics)
6.大友良英/新作(世界初演)
Otomo Yoshihide: New work (World Premiere)
大友良英、アンサンブル・ノマド、ノマド・キッズ Otomo Yoshihide, Ensemble NOMAD, NOMAD Kids
7.坂本龍一/パサージュ(日本初演)
Ryuichi Sakamoto: Passage (Japan Premiere)
アンサンブル・ノマド Ensemble NOMAD
8.藤倉大/Longing from afar[ライブ版](世界初演)
Dai Fujikura: Longing from afar[Live version](World Premiere)
アンサンブル・ノマド、ノマド・キッズ ほか Ensemble NOMAD, NOMAD Kids etc.

【料金(全席指定・税込)】一般 3,000 円 U25(25 歳以下) 1,000 円
東京芸術劇場ボックスオフィス:0570-010-296(休館日を除く 10:00~19:00)
東京芸術劇場ウェブサイトでの購入

以下を含むさまざまな企画が館内各所で行われる。無料企画が多いが、一部、有料や予約のものもあり、詳細は公式ウェブサイトを参照されたい。

アトリウム・コンサート
電子音楽の部屋(入退場自由) 監修:檜垣智也
大友良英の部屋(入退場自由)
藝大COIの部屋 制作協力:東京藝術大学COI拠点
ワークショップ・コンサート

COVID-19のため、アン・ランツィロッティ(Va)、ヤン・バング(エレクトロニクス)、エリック・オノレ(エレクトロニクス)、アイヴィン・オールセット(g)、アルヴェ・ヘンリクセン(tp)、ニルス=ペッター・モルヴェル(tp)、アンサンブル・スリー[ジョエル・ブレナン(tp)、ドン・インメル(tb)、ケン・ マレー(g)]の来日参加はキャンセルとなった。将来の再来日を待ち望むとともに、海外とのリモートでの企画にも期待していきたい。


L: ©Alf Solbakken R: ©Hikaru.☆

【『ボンクリ・フェス2020』開催にあたり
アーティスティック・ディレクター 藤倉 大 より】

今年は、皆さんもご存知のように、特殊な環境でのボンクリ・フェスとなります。
当初、海外から来日する予定だったアーティストには、“今年のボンクリで是非やりたい!”という内容を、そのまま来年のボンクリ・フェスまで温めてもらうことにしました。
‟あふれかえる新しい音”を例年同様1日(9月26日)に一挙にお届けします。

その代わり、この「特別な状況」を生かして、今年は日本にいる、常に新しい音を追求しているアーティストに参加していただくことにしました。

尺八奏者の藤原道山さんと道山さん率いるアンサンブル〈風雅竹韻〉による「尺八の部屋」。パンデミック直前にニューヨークのミラーシアターで世界初演された僕の「Gliding Wings」の日本初演。あとリモート演奏のために書いた「Longing from afar」をアンサンブル・ノマドがライブ版で演奏します。

また、ボンクリ・フェスにも最初から深く関わってくださった作曲家 蒲池愛さんが今年の5月に突然亡くなってしまいました。その愛さんが残した、大変ユニークなグラスハープと光(照明)のための実験作品を急遽、追悼演奏としてスペシャル・コンサートに入れることにしました。愛さんを人気アニメ音楽の作曲家として知る皆さん、コンサート音楽の作曲家として知る皆さん、是非このスペシャル・コンサートで、作品を通して蒲池愛さんとの時間を一緒に過ごしましょう!

ボンクリ・フェス ビデオアーカイヴはこちら

藤倉大 ボンクリ・フェス2019 インタビュー

ボンクリ・フェス2019の演奏曲/映画「蜜蜂と遠雷」より
Spring and Asura for piano (Akashi version)
「春と修羅」- Dai FUJIKURA (明石ヴァージョン、萩原麻未:ピアノ)

2019年9月28日 東京芸術劇場コンサートホール。

神野秀雄

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。東京JAZZ 2014で、マイク・スターン、ランディ・ブレッカーとの”共演”を果たしたらしい。

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。