[TV] 7/22 大友良英 平野公崇 清塚信也「魅惑の即興演奏 」
8/15 大友良英「武満徹の”うた”」 7/22 大河ドラマ「いだてん」総集編

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Text by Hideo Kanno 神野秀雄

7月〜8月にかけて大友良英出演/作曲の番組が数多く放映される。また8月23日には、ブルーノート東京初公演も控えている。大友は1959年横浜生れ、10代を福島市で過ごす。常に同時進行かつインディペンデントに、即興演奏やノイズ的な作品からポップスに至るまで多種多様な音楽をつくり続け、その活動範囲は日本各地から世界中におよぶ。映画/ドラマ音楽家としても数多くの映像作品の音楽を手がけ、その数は100作品を超える。「プロジェクトFUKUSHIMA!」、「アンサンブルズTOKYO」、「アンサンブルズ・アジア」、「札幌国際芸術祭」など、人を巻き込み結びつけながら音を創ってきたが、プロデューサー的取り組みに区切りをつけ、世界で自身の演奏を展開していきたいと言う。

●クラシック TV
「魅惑の即興演奏〜音楽で会話する〜」
ゲスト:大友良英平野公崇
出演:清塚信也鈴木愛理 

2021年7月22日(木) 22:00〜22:30 NHK-Eテレ
2021年8月12日(木) 10:25~10:54 NHK-Eテレ

クラシックは楽譜通りに演奏する音楽だと思われがちだが、バッハは自由な即興演奏の名手であり、モーツァルトやベートーベンは「ライバルたちとの即興合戦」を繰り広げ、自由に演奏していたという。大友良英、平野公崇(ひらのまさたか)、清塚信也、鈴木愛理が、即興演奏で音楽で会話をする魅力に迫る。サックス奏者の平野公崇がパリ国立高等音楽院で学んだ即興の極意を伝授。そして、清塚、大友、平野がセッションを行う。

●クラシック音楽館
「大友良英 presents 武満徹の“うた”」

2021年8月15日(日) 21:00~23:00 NHK-Eテレ
出演 大友良英 他

没後25年を迎える武満 徹と生前交流があった大友良英が、武満の”うた”を特集する。映画・ドラマ音楽への取り組み、そして音楽全体への姿勢について、大友は武満から大きな影響を受けたという。大友のディレクションおよび演奏と編曲で数曲出演。じっくりと武満の歌や音楽を生演奏メインで特集することになる予定。


L: © Schott Music Co. Ltd., Tokyo

●大友良英のJAMJAMラジオ
「武満 徹 没後25周年特集」

2021年7月9日(金) 深夜24:30〜25:00  KBS京都ラジオ
2021年7月12日(月) 21:30〜22:00 rfcラジオ福島
2021年7月18日(日) 深夜25:00〜25:30 SBSラジオ(静岡放送) Radikoリンク(7月25日まで)*
ポッドキャスト版で世界中からいつでも聴ける(音楽は抜いてある)。本番組に収まらなかったトークも。こちらから7月10日の「パソコンで再生する」へ
*SBSラジオのサービスエリア以外の日本国内からは、Radikoプレミアム(有料)で聴くことができる。

武満 徹の作品、うたの中でも美しい聞きやすいメロディから。石川セリの歌、鈴木大介と渡辺香津美のギターで。
【放送曲目】
映画「どですかでん」テーマ曲 / 武満徹
早春譜 / 演奏:鈴木大介(アレンジ:武満徹)
小さな空 / 歌:石川セリ
小さな空 / 演奏:鈴木大介、渡辺香津美
ラスト・ワルツ / 演奏:鈴木大介(アレンジ:武満徹)

●「いだてん-東京オリムピック噺(ばなし)」 総集編
2021年7月22日(木・祝) 13:05〜17:42 NHK総合
作:宮藤官九郎 演出:井上 剛 題字:横尾忠則
音楽(作曲、編曲、プロデュース): 大友良英 
オーケストラ、ストリングスアレンジ: 江藤直子
リズムアレンジ: 芳垣安洋
音楽スクリプト&コーディネート: Sachiko M
噺・志ん生: ビートたけし
出演: 中村勘九郎 阿部サダヲ 綾瀬はるか 生田斗真 杉咲花 竹野内豊 麻生久美子 桐谷健太
森山未來 神木隆之介 橋本愛 夏帆 小泉今日子 松尾スズキ 星野源 松坂桃李 安藤サクラ 松重豊
浅野忠信 薬師丸ひろ子 大竹しのぶ 役所広司 他
演奏者リスト(前半)

大友良英が音楽を担当した2019年大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺」の総集編を開会式前日に放映するのは、盛り上げよりも、田畑政治の台詞「いまの日本は、あなたが世界に見せたい日本ですか?」を改めて世に問いかけたいからと考えられなくもない。

2013年 NHK連続テレビ小節「あまちゃん」のチームが初の大河ドラマに挑み、脚本の宮藤官九郎、演出の井上剛、そして音楽に大友良英。”日本で初めてオリンピックに参加した男”金栗四三(中村勘九郎)と”日本にオリンピックを招致した男”田畑政治(阿部サダヲ)を軸に、1912年ストックホルム初参加から、1940年幻の東京オリンピック、1964年の実現まで、激動の半世紀を人々にフォーカスしながら、宮藤ならではのスピード感と伏線の緻密さの中で、大友のときに繊細でときにお祭り感のある音楽とともに、たくさんの人々を巻き込んで行くストーリー。結果的に、視聴率は低迷したものの、大河ドラマの可能性と視聴者層を切り拓いた点で、高い評価も受け、歴史に残ると思われる。

作曲は大友良英に加え、江藤直子とSachiko M、オーケストラ・ストリングスアレンジは江藤直子、リズムアレンジは芳垣安洋が担う。NHK交響楽団、大友良英スペシャルビッグバンド、芳垣安洋オルケスタ・ナッジ!ナッジ!を中心にしつつ、アート・リンゼイ、サンチャゴ・バスケス、渡辺貞夫など、さらに一般の参加まで、幅広い音作りを行ってきた。その音楽の数々を映像とともに楽しみたい。音楽については『大河ドラマ「いだてん」オリジナル・サウンドトラック 前編』の紹介記事を参照されたい。

大河ドラマ 「いだてん~東京オリムピック噺」オープニングテーマ

大河ドラマ 「いだてん~東京オリムピック噺」 PR動画

映画『花束みたいな恋をした』140秒予告編 (大友良英 音楽) 2021年1月29日(金)公開

大友良英スペシャルビッグバンド – LIVE @ FREEDOMMUNE 0<ZERO> ONE THOUSAND 2013

映画『その街のこども 劇場版』予告偏 (大友良英 音楽)

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。東京JAZZ 2014で、マイク・スターン、ランディ・ブレッカーとの”共演”を果たしたらしい。

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