[TV] 7/21 読響 下野竜也 藤田真央 モーツァルト ピアノ協奏曲 第21番

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Text by Hideo Kanno 神野秀雄

読響プレミア
「読売日本交響楽団 第608回定期演奏会」

2021年7月21日(水) 深夜26:39~27:39 日本テレビ (22日(水)02:39〜)
2021年7月31日(土) 朝07:00~08:00 BS日テレ

下野竜也 Tatsuya Shimono: conductor
藤田真央 Mao Fujita: piano
2021年5月21日 サントリーホールにて収録

モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
1. Allegro maestoso
2. Andante
3. Allegro vivace
モーツァルト:ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545 から 第1楽章
マルティヌー: 過ぎ去った夢 H.124 から

W. A. Mozart: 21. Klavierkonzert in C-Dur KV 467
1. Allegro maestoso
2. Andante
3. Allegro vivace
W. A. Mozart: Sonate für Klavier Nr.15 Mov.1 Allegro C-Dur
Bohuslav Martinů: Sen o minulosti / Dream of the Past H.124 ext.

藤田真央は、1998年東京生まれの22歳。2019年6月チャイコフスキー国際コンクールで第2位を受賞。ネットでも世界に配信され一躍脚光を浴びる。実は第一次予選で弾いたモーツァルト<ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330>が、聴衆の心を鷲掴みにしてスタンディング・オベーションとなり、関係者が控室に詰めかけ新聞にも取り上げられる騒ぎとなっていた。2020年には、1月〜2月のフランス「ラ・フォル・ジュルネ・ド・ナント 2020〜ベートーヴェン」(コンサートレポート参照)に出演。3月、東京音楽大学を卒業し、「第21回ホテルオークラ音楽賞」「第30回出光音楽賞」を受賞。COVID-19感染拡大の状況下でも日本、ロシア、ドイツなどでコンサートと配信を続けた。なお、藤田のベルリン ハンス・アイスラー音楽大学での師キリル・ゲルシュタインは14歳で史上最年少のバークリー音楽大学生となり、ゲイリー・バートンらの下でジャズを学んでいて、藤田はゲイリー・バートンの孫弟子にあたる。(参考まで、ハンス・アイスラー音楽大学でのゲイリー&キリルの講義動画)

藤田真央が最も敬愛する作曲家であるモーツァルト<ピアノ協奏曲第21番>を熱演。藤田自身が1週間かけて考えたというオリジナルのカデンツァにも注目したい。番組では、スタジオで藤田が楽曲を徹底解説する。2021年7月には、藤田はスイスのヴェルビエ・フェスティヴァルに招聘されており、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番、ピアノ・ソナタ全曲演奏(全5回)の、ヴェルビエ・フェスティヴァルでの藤田の全公演をMedici TVからの配信で観ることができる。5月21日はピアノのアンドレ・ラプラントがCOVID-19に伴う入国制限などにより来日できないことから、代わりに藤田真央の出演となった。また、5月25日はピアノのマリアム・バタシヴィリに代わって、ラフマニノフ<ピアノ協奏曲 第2番>を演奏した。

ボフスラフ・マルティヌー(1890年〜1959年)は、チェコの作曲家。<過ぎ去った夢>は1920年に作曲され、初期管弦楽曲の一つ。余談だが、マルティヌーには管弦楽曲<サンダーボルト P-47>(1945年)という作品もある。戦闘機名がタイトルのクラシック作品は唯一ではないだろうか。

藤田真央ピアノ・リサイタル〜全国10都市12公演を行った日本ツアー 最終公演から抜粋
2020年9月19日 東京オペラシティコンサートホール

マリインスキー歌劇場管弦楽団 ワレリー・ゲルギエフ指揮 藤田真央

藤田真央 モーツァルト コンサート
ザリャジエ・インターナショナル・フェスティバル2019
Mao Fujita plays Mozart at Zaryadye Festival

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。東京JAZZ 2014で、マイク・スターン、ランディ・ブレッカーとの”共演”を果たしたらしい。

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