10/1-2 ボンクリ・フェスティヴァル 2021 東京芸術劇場
Born Creative Festival 2021 by 藤倉 大

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Text by Hideo Kanno 神野秀雄

『ボンクリ・フェス2021』
『Born Creative Festival 2021』

会場: 東京芸術劇場
開催日: 2021年10月2日(土)
前夜祭: 2021年10月1日(金)
詳細は公式ウェブサイト プログラム冊子(PDF)

『ボンクリ・フェスティヴァル』は”Born Creative” Festivalを略した名称。名づけ親は、音楽に国境はないという言葉をそのままに、様々なツールを駆使して、世界中のアーティストたちとボーダレスに繋がり、熱い視線を受ける気鋭の作曲家 藤倉 大。すべての人間は子どもの頃、「新しい音楽」や「新しい音」、子どもの言葉を借りると「変な音」が好きだが、なぜかそのクリエイティヴィティは成長するにつれ失われていくと藤倉は言う。アーティスティック・ディレクターに藤倉 大を迎え、この日のために東京芸術劇場に駆けつけた多くのアーティストたちと届ける贅沢なフェスティヴァル。長い1日をゆったり思い思いに過ごすもよし、短めの時間立ち寄るだけでもちょっとだけ発見があるプログラムを毎年楽しんできた。

「スペシャル・コンサート」では、大友良英、東野珠実、八木美知依、山崎阿弥、ヤン・バング、藤倉 大による新作6曲のワールドプレミアとなるほか、誰もが無料で楽しめる無料プログラム(「アトリウム・コンサート」「電子音楽の部屋」「音のない〝オンガク“の部屋」)、新しい音への扉を開くワークショップ・コンサート(「笙の部屋」「箏の部屋」「ノマドの部屋」「トーンマイスター石丸の部屋」「子どもボンクリ」)、コンサートホールが巨大なリスニングルームに変身!“出演者なし”の電子音楽コンサート(「大人ボンクリ」)、豪華邦楽演奏者が勢ぞろいする前夜祭など。 一部予約が必要な無料プログラムや有料ワークショップは枠が限られているので早めの申し込みをお勧めしたい。

2021年の『ボンクリ・フェス』は、メディアにも多く取り上げられているLEO(箏)、八木美知依(箏)、東野珠実(笙)など、邦楽演奏家の作品や出演が多いのが特徴。「スペシャル・コンサート」はもちろんのこと、ワークショップ・コンサートにも多くの邦楽演奏家が出演。いまや『ボンクリ・フェス』の顔ともいえる、大友良英、アンサンブル・ノマドもフェスを盛り上げる。


©Alf Solbakken
●藤倉 大より 『ボンクリ・フェス』5周年に寄せて
ボンクリ・フェスももう5歳!もともと1回だけ、という予定でやってみたフェス。
僕が聴いてみたい音楽、もっと知りたい音楽、僕が学びたいと思うアーティストにお願いして出てもらっているこのフェス。僕は常に自分から遠い音楽の感性を持つアーティストに惹かれるので、毎年学ぶことも多い。出演してくださったアーティストは「来年も出たい!こんなのを来年したい!」と言ってくださるし、「いつか端っこで良いので出たい」と人気アーティストの方々からも言ってくださるフェスになりました。

毎年思うのが、世界にはこんなに面白い音楽が作られ、発表されているんだなあ、ということ。
世界のいろんな人が、違う文化、全く個人的なユニークな視点から、「新しい音とは」と作るのが音楽作り。そんな人たちが世界中にいて、紹介したい音楽やアーティストが多すぎて、毎日ボンクリでも良いくらい。

これからも、どんどん新しい音を追求するアーティストを紹介できる特別なフェスになれば、と思います。

Born Creative Festival アーティスティック・ディレクター 藤倉 大

●「スペシャル・コンサート」プログラム
2021年10月2日(土) 14:00〜16:00 コンサートホール
〜大友良英、東野珠実、八木美知依、山崎阿弥、ヤン・バング、藤倉 大による新作6曲のワールドプレミアを含む
1.藤倉大/『芯座』(世界初演)
LEO
2.山崎阿弥/新作(世界初演)
3.東野珠実/『円環の星筐』-笙と尺八合奏のための-(世界初演)
星筐の会<東野珠実(笙)、三浦礼美(笙)、五月女愛(笙)>
尺八アンサンブル 風雅竹韻<村澤寶山、柴香山、吉越瑛山、風間禅寿、笠原道樹、庄野文山>
4.ヤン・バング&藤倉大/『Night Pôles River』
feat.アルヴェ・ヘンリクセン、アイヴィン・オールセット (世界初演)
※電子音楽作品の上演
5.ジョージ・ルイス/『Shadowgraph 5』(日本初演)
アンサンブル・ノマド、ノマドキッズ
6.八木美知依/『桃の実』(世界初演)
八木美知依 Talon(箏アンサンブル)
八木美知依(21絃箏・歌)、磯貝真紀(箏・歌)、高橋弘子(17絃箏・歌)、木村麻耶(25絃箏・歌)
7.マリオ・ディアス・デ・レオン/『2匹の蛇の祭壇』
アンサンブル・ノマド <木ノ脇道元(フルート)、内山貴博(フルート)>
8.大友良英/新作(世界初演)
大友良英、アンサンブル・ノマド、ノマドキッズ
9.藤倉 大/『infinite string 』(世界初演)
アンサンブル・ノマド(指揮:佐藤紀雄)

●チケット情報
スペシャル・コンサート
全席指定:一般3,000円 (税込)/U25(25歳以下)1,000円
ボンクリ前夜祭(『糸と絲の部屋』)、ワークショップ・コンサート
チケット取扱  東京芸術劇場ボックスオフィス
電話 0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)
窓口 営業時間:休館日を除く10:00~19:00
ネット  東京芸術劇場ウェブサイトから

●無料プログラム「ノルウェーの部屋-Norwegian room」
アイヴィン・オールセットと、ヤン・バングのライヴ映像をワールドプレミアで。詳細はこちら

2021年10月2日(土)11:00~19:00 リハーサルルームL(B2F)
Snow Catches on her Eyelashes-~オスロ、セントラーレンからのライブコンサート~(世界初上映)
Snow Catches on her Eyelashes -live concert from Sentralen, Oslo-(World Premiere screening)
映像出演:アイヴィン・オールセット Eivind Aarset
  ヤン・バング Jan Bang
入場方法:入場料無料・入退場自由(事前申込不要)
上演時間:40分

ニルス・ペッター・モルヴェル ”Frameworks”(抜粋)-コングスベルグ・ジャズ・フェスティバルのための委嘱作品
Nils Petter Molvær Excerpt from” Frameworks”- this year’s commissioned work for Kongsberg Jazz Festival

映像出演:ニルス・ペッター・モルヴェル(トランペット) ヨハン・リンドストロム(ギター) ジョー・バーガー・ミューレ(ベース) エルランド・ダーレン(ドラム、打楽器) ハープリート・バンサル(バイオリン) ヴラディスラフ・ディレイ(エレクトロニクス)
Nils Petter Molvær(Trumpet), Johan Lindstrom(Guitar),Jo Berger Myhre(Bass), Erland Dahlen(Drums/Percussion), Harpreet Bansaal(Violin),Vladislav Delay(Electronics)
入場方法:入場料無料・入退場自由(事前申込不要)
上演時間:38分

Eivind Aarset & Jan Bang: Opening (ECM Records)

Nils Petter Molvaer Quartet – Catania Jazz 3 aprile 2019 – Teatro ABC

ボンクリ・フェス2021 八木美知依(箏・作曲) インタビュー

ボンクリ・フェス2021 東野珠実(笙・作曲)インタビュー

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。東京JAZZ 2014で、マイク・スターン、ランディ・ブレッカーとの”共演”を果たしたらしい。

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