5/13 風巻 隆 ソロCD 『ただ音を叩いている』 発売記念 ライブ+パーティ

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80年代、東京のアンダーグラウンド音楽シーンから出発し、即興のパカッショニストとして、ニューヨークやヨーロッパで活躍した風巻隆。音楽の常識を疑い、「新しい音楽」を希求する40年を超す作業の一つの結実となる17年ぶりの新作ソロCD『ただ音を叩いている/PERCUSSIO』(オフノート non-27)の発売を記念して、長年親交のあるミュージシャンとのカルテットによるライブが、成城学園前「アトリエ第Q藝術」で行われる。この新作CDは、風巻のキッド・アイラックでのラストソロの録音がベースになっていて、60年代から東京のオルタナティブな音楽シーンを創出し、2016年に多くに惜しまれながら閉館した明大前のキッド・アイラック・アート・ホールに捧げられている。なお、風巻のエッセイをまとめたブックレットも充実し、沖縄・八重山の厳粛な祭り「アカマタ・クロマタ」の体験や、ニューヨークの路上でジャズミュージシャンと共演したエピソードなど実際の経験を紹介しながら、即興論、音楽論、ジャズ論、打楽器論などをわかりやすく展開している。

*風巻 隆 ソロCD 『ただ音を叩いている』 発売記念 ライブ+パーティ
2022年5月13日(金)19:00 開場 19:30開演

出演
森 順治 (bass clarinet, flute)
吉本 裕美子 (guitar. daxophone)
新井 陽子 (piano)
風巻 隆 (percussion)

会場
成城学園前「アトリエ第Q藝術」 電話予約 tel 03-6874-7739
https://www.seijoatelierq.com/
料金:2500円 予約優先(2部のパーティに参加の場合、何か1品お持ちよりください)
予約 ・ 問い合わせ  takashikazamaki@h6.dion.ne.jp

出演者プロフィール
森  順治 Mori Junji (alto sax, bass clarinet, flute)
軽快なフットワークと自由奔放な音作りで、フリージャズや即興演奏、歌ものまで幅広い音楽活動を続けるマルチリード奏者。
1976年から、梅津和時、原田依幸らと「集団疎開」「生活向上委員会」の一員として活動しながら、渋谷アピアで友部正人、遠藤ミチロウとも共演するなど、独自の音楽活動を展開する。
1982年、人形劇団「かわせみ座」の音楽を担当し、90年代末まで続けられる。また金井勝の短編映画「夢走る」の音楽を担当し、しばらくフリージャズの現場から遠ざかる。
1990年代、ギタリストの斎藤デメと出会い、福生を拠点に活動するロックバンド「中原宙&Deme Band」に参加。
2001年頃テナー&ソプラノサックスの堀切信志とのデュオを開始し、また、ドラムの大沼志朗との出会いから、ピアノの雨宮拓とのトリオ「M.A.S.H」が結成される。
現在も上記のバンド・ユニットでの活動のほか、原田依幸の大人数ホーンによる「大怪物団」や、山崎比呂志やヒゴヒロシのユニット、宅シューミー朱美のセッションなどにも参加している。
https://ameblo.jp/lm199781/theme-10036814500.html

吉本裕美子  Yoshimoto Yumiko  (guitar, daxophone)
ロックバンドでの活動とともに、アートや実験映画の領域での活動を通して即興演奏という表現に出会う。2006年より越後妻有アートトリエンナーレのヒグマ春夫パフォーマンスへの参加をきっかけにエレクトリック・ギターの即興演奏を開始。当初はエフェクターを多用した空間的なサウンドを指向していたが、現在はエレクトリック・ギターの素の音に近いサウンドで、国内外で演奏活動を精力的に展開している。
ソロや、女性5人の即興ジャムバンド「ホイミ」、フルート/サックス/ヴォイス他の狩俣道夫との「bugs cry what」などでの演奏のほか、ダンスや朗読、映像など他ジャンルとの共演を重ね、自作音源を使用した8ミリフィルム映像作品の制作や山田勇男、寺嶋真里、山崎幹夫の映像作品の音楽に携わるなど映画との関わりも深い。2016年、ブルガリア・ソフィアでの「Water Tower Art Fest 2016」に参加。同年、リトアニアのミュージシャンとのトリオCD『Yoshimoto/Griciute/Mikalkenas』(Sculdubuldu)をリリース。
2019年、狩俣道夫とのデュオCD『bugs cry what』(jigen 020) をリリースする。
ギタリスト内橋和久のワークショップ(2015年~)に参加したことを機に、近年、ドイツのギタリスト、ハンス・ライヒェルが考案した木片を弓奏する創作楽器「ダクソフォン」も演奏に取り入れ、2021年、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース演劇公演『未練の幽霊と怪物―「挫波」「敦賀」―』の劇伴で、内橋和久とともにダクソフォンを演奏している。
放牧地帯 (yoshimotoyumiko.blogspot.com)

新井陽子 Arai Yoko (piano)
ピアノ、作曲、ジャワガムランや声明を学び、1980年代よりダンスや現代詩のパフォーマンス、演劇とのコラボレーションを行う。1990年代後半より、自身の身体感覚から音を出す瞬間を図り音楽を作ってゆくことを志し、活動を即興演奏中心に行うようになる。
2003年より、西荻のNPO法人にイベント企画参加。ギャラリー「遊工房アートスペース」にて80年程前に横浜で制作されたアップライトピアノ「Stuttgart」の修復をめぐるプロジェクトに関わるなど、即興音楽と日常とが出会う場を作るためのプロジェクトを多数行う。
2007年、韓国ソウルを訪れ、パク・チャンス氏の主催するコンサートシリーズ「The House Concert」で演奏する。
2009年、ヨーロッパを訪れ、オランダのアイントホーフェン、ドイツのベルリンで演奏を行う。
2010年にはロンドンのザ・ヴォルテックス・ジャズ・クラブで、ジョン・ラッセル等の主催する月例のコンサートシリーズ”Mopomoso”に出演。パリで、フレッド・マーティFred Martyや沖至、大島裕子などと共演する。
2016年には”Mopomoso”でロンドン・ジャズ・フェスティバルに参加する。
近年はソロやデュオ、ダンサーとの即興公演や、「ショスタコーヴィチと即興」で曲と即興のコンサートなども行う。
2018年ソロCD『Shadow Light』を埼玉・越生のカフェ「山猫軒」の山猫レーベルからリリースする。
なお現在は、音楽療法士としても活動を続けている。
https://araiyoko.jimdofree.com

風巻 隆  Kazamaki Takashi (percussion)
80年代から90年代にかけて、「新しい音楽(New Music)」と呼ばれたニューヨーク・ダウンタウンの実験的な音楽シーンとリンクしながら、ヨーロッパ、エストニアのミュージシャン達と幅広い音楽活動を行ってきた即興のパカッショニスト。ドラムを改造した独自の演奏スタイルや、タイコが音楽を記憶しているという独特な音楽観、即興の醍醐味は作品化にあるという即興観は、2005年にキッドアイラックレーベルから発表したソロCD『ジグザグ/zigzag』という作品に結実した。
革の音がする肩掛けのタイコ、西アフリカのコギリ、胴長のブリキのバケツなどを駆使し、今もまた、革新的な演奏スタイルを模索している。ジャズと現代音楽の中間領域にあたる即興シーンでも、常に独自の立ち位置を持ち、昨今は、音楽そのものを深めていくエッセイ「風を歩く」や、即興をわかりやすく読み解く考察「即興ノオト」も発表している。
90年代には、ミュンヘンのギタリスト、カーレ・ラールとのプロジェクトでニューヨークのミュージシャンをゲストに迎えたCDを3作、ヨーロッパ、エストニア在住のカーレ・ラール、クリストフ・ガリオ、エドアルド・アクリン、マルト・ソーとのEnsemble Uncontrolledで大磯、大阪やタリンで録音したCDを2作、いずれもヨーロッパのレーベルから発表している。
エッセイ「風を歩く」http://blog.livedoor.jp/takashikazamaki/

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