9/20 藤井郷子 CD100作目をNYCでライヴ録音
Hyaku:One Hundred Dreams@Cary Hall/The DiMenna Center
2年7ヶ月ぶりに渡米中のピアニスト/コンポーザーの藤井郷子が、12月9日 Libraレーベルからリリース予定の100作目のリーダー・アルバム制作のためコンサートをライヴ収録する。コンサートは、9月20日、NYCマンハッタンのThe DiMenna CenterのCary Hallで開催予定の「 Hyaku : One Hundred Dreams」で、出演は藤井が組織したオーススター・バンド。
藤井は、母校の ボストンNEC (New England Conservatory) で2本のワークショップを終えたのち、ポートランドでパートナーの田村夏樹 (tp) とデュオでコンサート、マンハッタンに入る。
オールスター・バンドを構成するのは、ワダダ・レオ・スミス (tp)、田村夏樹 (tp)、イングリッド・ラウブロック(sax)、サラ・シェーンベック (fagot)、イクエ・モリ (electronics)、ブランドン・ロペス (b)、トム・レイニー (ds)、クリス・コルサーノ (ds)、藤井郷子 (p) のノネット(9人編成)。
藤井の(コ)リーダーとしてのCDデビューは、1996年の師ポール・ブレイとのデュオ作『Something about Water』(Libra)だが、その後キャリアの節目節目で大胆な企画を敢行している。記憶に新しいのは還暦に際し、毎月1作ずつ1年にわたって計12作のCDをリリースし、50歳を記念した6作のCDリリースを倍増させた。2006年には4箇所の持つ自身のリハーサル・オーケストラの新作を4作同時発売したり、2017年の自身のLibraレコードの20周年に当たっては1年間にわたって世界各地で12回のソロ・コンサートを行うなどそのエネルギッシュな活躍ぶりには目を見張らざるをえない。しかもその何れもが世界の専門誌で高い評価を得ているのだ。
オールスター・バンドによる100作目のCDの完成・リリースが待たれるところだが、このプロジェクトは Robert D. Bielecki Foundationの助成を受け、実現したという。
Downbeatが報じるこの企画についての記事は以下の通り;
https://downbeat.com/news/detail/satoko-fujii-enlists-all-star-band-to-record-100th-album?fbclid=IwAR0nfn4FedDmXyganPy_9MGttp__7aX4p8wt73837d5iKxOg1CjtMeMouZc