11/22 矢沢朋子 Absolute-MIX presents Electro-Acoustic Quartet

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ピアニスト矢沢朋子が主宰するマルチメディア・プロジェクトAbsolute-MIXの公演が、11月22日に吉祥寺スターパインズカフェで開催される。

毎回異なったプログラムに取り組んできたAbsolute-MIX公演だが、今年のテーマ作曲家はスコット・ジョンソン。1980年代、ニューヨークのダウンタウン・シーンではジャンルを問わず、斬新な試みをする若い音楽家や芸術家が集まっていた。そのような音楽家の中でジャズ・即興音楽界隈で最もよく知られているのがジョン・ゾーンだろう。クリスチャン・マークレーもそうだ。現代音楽シーンも同様で、その一人がスコット・ジョンソン、自らもエレクトリック・ギターを弾き、ボイス・サンプリングを取り入れた野心的な作品《John Somebody 》でセンセーションを起こす。その後も自身のアンサンブルのために作品を書き、ギタリストとして演奏。また、クロノス・カルテットなどから作品を委嘱されてきた。1990年代、矢沢がニューヨークに奨学生として渡った時、既に東京で出会っていたジョン・ゾーンからスコット・ジョンソンを紹介される。そして、今回のプログラムにも入っている《Maybe You》初演時のカルテットのメンバーに誘われた。2001年にAbsolute-MIX名義で開催した最初のコンサートではスコット・ジョンソンを招聘している。(→2001年のプログラム

今回のAbsolute-MIX公演のために、矢沢は精鋭メンバーを集めてエレクトロ・アコースティック・カルテットを編成した。メンバーは、ジャンルを超えて活躍するギタリスト大坪純平、クラシックだけではなく現代音楽作品も多く演奏している注目のヴァイオリニスト成田達輝、アンサンブル・モデルンで研鑽を積んだというチェリスト北嶋愛季。ロックのスピリット、ノリを現代音楽の構造に取り入れ、記譜されたリズムとテクスチャーを彼らがどう表現するか、楽しみだ。また、今年クリスチャン・マークレー回顧展が行われ、来年はジョン・ゾーンが70歳になるということで既にBig Ears Festivalで特別プログラムが発表されるなど、80年代のニューヨークで頭角を現した音楽家/アーティトの活動に今日的な視点からスポットが当てられつつあるように見える現在、そのような視座からも注目すべきプログラムだ。

他にフランク・ザッパの作品《Ruth is Sleeping》、また、昨年開催されたAbsolute-MIX 2021公演のテーマ作曲家、平石博一のエレクトロニック・コンピュータ・ミュージックとDJ YAZAWAによるコラボレーションもライヴハウスという場に即した新たなヴァージョンで演奏される。

 

Absolute-MIX presents 2022
Electro-Acoustic Quartet

日時:2022年11月22日(火)19:30開演
会場:東京・吉祥寺STAR PINE’S CAFE

出演:矢沢朋子(Piano,Synth,DJ)大坪純平(Electric Guitar)成田達輝(Amplified Violin)北嶋愛季(Amplified Cello)

プログラム:
スコット・ジョンソン:エレクトロ・アコースティック・カルテットのための《Convertible Debts》《Maybe You 》、アンプリファイド・カルテットのための《Rock》
フランク・ザッパ:1台または2台ピアノのための《Ruth is Sleeping》
平石博一エレクトリック・ミュージック・ミックス by DJ Yazawa
(プログラムは変更になる場合があります)

料金(税込):前売3,500円+1drink   当日4,000円+1drink
(配信アーカイヴ付き)
前売:カンフェティ(→リンク)   TIGET(→リンク

配信チケット:2,500円
販売:イープラス(→リンク

主催:Absolute-MIX実行委員会
https://tomoko-yazawa.com/absolute-mix
文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業
お問合せ:absolutemix.office★gmail.com
※上記の「★」を「@」に置き換えて下さい。

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