5/4-6 ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2023〜ベートーヴェン
La Folle Journée TOKYO 2023 – Beethoven 開催決定

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La Folle Journée TOKYO 2019 Aftermovie

Text by Hideo Kanno 神野秀雄

毎年ゴールデンウィークに東京・丸の内で開催されてきた世界最⼤級のクラシック⾳楽祭「ラ・フォル・ジュルネTOKYO」(LFJ)が、COVID-19感染拡大による2020年中止から3年の空白を経て、2023年5月4日〜6日に開催されることが決定し発表された。

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2023〜ベートーヴェン
La Folle Journée TOKYO – Beethoven

開催⽇程:2023年5⽉4⽇(⽊・祝)〜5⽉6⽇(⼟)
会場:東京国際フォーラム、⼤⼿町・丸の内・有楽町 他
公演数:有料公演約 50 公演 ※ホールA・C・D7の3会場 (無料公演調整中)
LFJ チケット販売サイト先⾏発売開始:2023年2⽉中旬(予定)
チケット⼀般発売開始: 2023年3⽉中旬(予定)
主催:ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2023 運営委員会
(三菱地所株式会社/株式会社東京国際フォーラム/株式会社 KAJIMOTO)

2020年LFJの本家ナントでは「ベートーヴェン」をテーマに成功裏に終了したが(ナントのコンサートレポートはこちら)、直後、世界をCOVID-19が襲った。LFJ TOKYOは15周年を迎える2020年、開催テーマを「ベートーヴェン」として、ベートーヴェン⽣誕250周年を盛⼤にお祝いする⽇本最⼤のベートーヴェン・フェスを⽬指して準備を進めていたが、残念ながら中⽌となり、その後2021年と2022年も感染再拡⼤により開催を断念した。(なお、2022年5月3日〜5日には「丸の内ミュージックフェス メインコンサート」がホールCで開催された。)

「しかしながら、⾳楽は私たちが⽣きていく上で必要不可⽋なものであると確信し、LFJにできることは何かを⼀⼼に考え、検討を重ねてまいりました。また、この3年間コロナ禍という未曾有の事態においても多くのお客様からLFJ復活を望む声をいただきました。初開催2005年から18年、本⾳楽祭を⽀えてくださったお客様に感謝の気持ちをお伝えしたい、皆様と⾳楽の楽しみを分かち合いたいという強い想いのもと、このたび4年ぶりにLFJを復活開催いたします。」

●2023年のテーマは、やっぱり「Beethoven ― ベートーヴェン」
4年ぶりの開催となる2023年のテーマは、やっぱり 「Beethoven ― ベートーヴェン」!
ホールA・C・D7での約50公演となり、小会場での公演がなく、規模は縮小するものの、大作曲家ベートーヴェンの魅力をぎゅっと詰め込んだ、特別な3日間を目指す。交響曲やピアノ協奏曲、ピアノ三重奏曲、ピアノソナタなど傑作の数々をはじめ、ベートーヴェンへのオマージュ作品など、ラ・フォル・ジュルネならではの独創的なプログラムの数々も届ける予定だ。凝縮された”ベートーヴェン三昧”の3日間を楽しみたい。


©Marc Roger

●アーティスティック・ディレクター ルネ・マルタンからのメッセージ
ベートーヴェンの作品はヒューマニズムにあふれ、人類愛と思いやりを今もなお人々の心に届けるという意味においても、音楽史上唯一無二の存在です。ベートーヴェン自身、彼の音楽の目指すところを、このように記していたのではないでしょうか。

「心より出で、願わくば再び心に至らんことを」 -「ミサ・ソレムニス」楽譜に添えられた言葉

●La Folle Journée de Nantes 2023 – Ode à la nuit

なお、2023年2月1日(水)〜5日(日)に本家フランス・ナントで開催されるLa Folle Journée de Nantesでは、2023年のテーマは「Ode à la nuit」。「夜の抒情詩」とでも訳すのだろうか。芸術の歴史を通じて、特に作曲家・音楽家に強いインスピレーションの源となってきた「夜」にフォーカスし、その結果生まれたクラシックの名曲を追うとともに、ジャズにも注目する。ともあれ、ルネ・マルタンが直近で面白がったプログラムがあれば断片的にでも持って来たり、関連付ける可能性はあるので、ナントの2023年「Ode à la nuit」のプログラムにも今後注目したい。ルネはヴィンセント・ヴァン・ゴッホの言葉を引用してテーマ解説を締め括っている。「夜は昼よりもずっと活気があり、豊かに彩られているように思えることがよくあります…。」

Concert Folle Journée direct ARTE

La Folle Journée de Nantes 2020 – Beethoven – After Movie

以下、2023年プログラムの直接の参考とはならないが、筆者の気まぐれで以前の動画とリンクを添付させていただく。

LFJ2014 前夜祭スペシャルイベント!「みんなで第九・歓喜の歌」 ※COVID-19下ではこの種のイベント開催は難しい。

Joachim Horsley: Beethoven en version cubaine à la Folle Journée de Nantes

Improvisation jazz, Irish song n°12 de Beethoven – Paul Lay – Pianiste n°120

水野蒼生 & 水野電氣交響楽団 / Beethoven Symphony No.5 1st Movement 渋谷WWW 2021年12月20日

【参考資料】 「La Folle Journée de Nantes 2020 – Beethoven」のプログラムPDFダウンロードはこちら

飯田有抄: ベートーヴェンと“悪魔”のような即興 (ONTOMO)

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。Facebookグループ「ECM Fan Group in Japan - Jazz, Classic & Beyond」を主催。ECMファンの情報交換に活用していただければ幸いだ。

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