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6/21~24 Seigen Ono presents オーディオルーム新文芸
『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』+ 坂本龍一

新装なった池袋・新文芸坐が、録音エンジニア/アーティストのオノ セイゲンと組み  “日本一音の良い映画館”を目指し「BUNGEI-PHONIC SOUND SYSTEM」を構築、オノ セイゲンが関わった映画を中心にトークやDJを交えながらシリーズ公開している。Vol.4は、知る人ぞ知る一関の名店ベイシーのオーナー「スイフティ菅原」氏に焦点を当てた『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』、Vol.5は坂本龍一関連の映画を5本集中上映の予定。

Seigen Ono presents オーディオルーム新文芸9
Vol.4
『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』
6/21(水)19: 45 DJ SEIGEN ONO
20:10~21:55『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』
22:05~トークゲスト:星野哲也監督
6/22(木)19: 25 DJ SEIGEN ONO
19:50~21:35『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』
21:40~トークゲスト:小野寺弘滋、厚木繁伸

Vol.5
6/23(金)『Ryuichi Sakamoto: CODA 』
19:35 DJ SEIGEN ONO
20:00~21:40  上映
21:50~トークゲスト:吉村栄一
6/24(土)18:10~ 上映のみ
坂本龍一 音楽の歴史 特装版 : A HISTORY IN MUSIC
坂本龍一の2012年から5年間を追ったドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA 』公開後の反響
『Ryuichi Sakamoto CODA』予告編

坂本龍一
(こちらもオノ セイゲンが「BUNGEI-PHONIC SOUND SYSTEM」をそれぞれの作品ごとに調整進行中です!)
『シェルタリング・スカイ』
https://www.shin-bungeiza.com/schedule.html#d2023-06-21-2
(英/138分/R18+)監督:ベルナルド・ベルトルッチ 音楽:坂本龍一 出演:ジョン・マルコビッチ、デブラ・ウィンガー
6/21(水)12:40
6/22(木)12:55
6/23(金)9:46
6/24(土)9:45

『ラストエンペラー 劇場公開版 4Kレストア』
https://www.shin-bungeiza.com/schedule.html#d2023-06-21-1

6/21(水) 9:30
6/22(木)09:45
6/23(金)12:30
6/24(土)12:30
(1987・伊ほか 上映時間 B163分)
監督:ベルナルド・ベルトルッチ 音楽: 坂本龍一
出演:ジョン・ローン  ジョアン・チェン  坂本龍一
歴史に翻弄された清朝最後の皇帝・溥儀の生涯を描く大作。満州国で暗躍した甘粕正彦役として出演した坂本は撮影後、音楽も依頼され、2週間で書き上げ録音。日本人で初めてのアカデミー賞作曲賞を受賞した。キネ旬1位。作品解説:若井信二

6/24(土)15:40『戦場のメリークリスマス4K修復版』
https://www.shin-bungeiza.com/schedule.html#d2023-06-24-1
(1983・日=英ほか/123分/公式サイト)監督:大島渚 音楽・出演:坂本龍一 出演:デヴィッド・ボウイ  トム・コンティ  ビートたけし
https://www.shin-bungeiza.com/schedule.html#d2023-06-21-1
6/24(土)20:15
6/25(日)10:00
「王立宇宙軍 オネアミスの翼 4Kリマスター版 4K」上映
(1987/119分)監督:山賀博之 音楽:坂本龍一 声:森本レオ、弥生みつ

.                  photo ©武田昭彦

以下、オノ セイゲン自薦の弁を;
♫ みなさんは「新宿ピットイン」や「ブルーノート東京」には行ったことあっても、世界中からジャズファン、オーディオファンがやってくる「ベイシー」(岩手県一関市)をご存知ですか?『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』は、試写会で観たときから、これは「カッコイイ音、世界中で上映されるべき映画だ!」と個人的に思っていました。ベイシーではドアを開けると(確かにJBLから鳴っているのに)ライブの日なのかレコードかけているのか、プロでさえ区別がつきません。JBLは名機ですが、菅原さんがレコードを演奏する名人なのです。(ベイシーは現在のコロナ禍のため休業中です。)それを収録し、完成した映画作品を「BUNGEI-PHONIC SOUND SYSTEM」で再現する。だからこの企画にはぴったりなのです。「オーディオルーム新文芸坐」では、ぼくが音声トラックをリマスターしたBlu-rayだけでなく、音楽や音の素晴らしい映画も紹介していきます。ぼくの知るかぎり、日本で一番の「いい音の映画館」である新文芸坐では、真のオーディオマニア(評論家も含む)、オーディオエンジニア、VR開発者、マーケティング担当など、全ての人にとって必見の映画が続きます。これはぼくが思う理想の映画館への挑戦です。「おれはJBLの音が好きだ〜と叫んでいたい」という方にもぴったりです。一歩外に出るとここは東池袋なのかゴールデン街なのか、あるいは憧れの一関のベイシーなのかわからなくなるという体験が、6月21日(水)と6月22日(木)にあります。また、上映前25分「BUNGEI-PHONIC SOUND SYSTEM」でジャズ名盤(ぼくのリマスタリング版)DJやります!

♫ 新文芸坐、独自の音響システム「BUNGEI-PHONIC SOUND SYSTEM」は、カスタムスピーカーの設計・製作が「イースタンサウンドファクトリー」と、同館の映写・音響設備のインストーラーである「ジーベックス」のコラボレーションによる最新スピーカーシステムで、ここにしかない大型4ウェイシステムです。メインスピーカーLCRは、それぞれ4ウェイをマルチアンプ駆動。High とSuper Highはホーンの奥のユニットが同軸になっている。「QSC社」の最新プロセッサーQ-SYS及び専用のネットワークアンプQCS、パワーアンプCX-Q 8K4でドライブ。スクリーン:Severtsons社製「SAT-4K」(音の透過が非常に良い) DCPでなくても、Blu-rayディスクプレーヤー:PANASONIC DP-UB9000 2K→4Kデジタルシネマプロジェクター4K・RGBレーザー/クリスティ社製CP4430-RGB。

3/28『戦場のメリークリスマス』上映終了後に深夜まで、オノ セイゲンが、ジーベックスの松村茂さん、新文芸坐の主任映写技師梅原さんと「BUNGEI-PHONIC SOUND SYSTEM」をデフォルトから再調整。さらにそれぞれの作品ごとに0.2dB単位まで再調整してのプレミアムな上映です。目指すはラグジュアリーなオーディオルーム。
家庭でホームシアターならセンターはファンタムでもいいのですが、その場合はメインのステレオスピーカーがとても重要です。劇場ではセンタースピーカーは、どの席からでもダイアローグ(セリフ)がはっきりスクリーンから聞こえるために最重要です。5.1chサラウンドは家庭では置き場所などが難しいですが5本のつながりが重要です。

吉村栄一 (Eiichi Yoshimura)
1966年福井市生まれ。月刊『広告批評』(マドラ出版)編集者を経たあと、フリーランスのライター、編集者に。主な著書に『評伝デヴィッド・ボウイ』(DU BOOKS)、『YMO1978-2043』(KADOKAWA)、『戦場のメリークリスマス 知られざる真実』(東京ニュース通信社)など。最新の著作は2023年2月刊行の『坂本龍一|音楽の歴史』(小学館)。映画『CODA』ではリサーチャーを務めた。

オノ セイゲン (Seigen Ono)
録音エンジニア/アーティスト
坂本龍一「戦場のメリークリスマス」、渡辺貞夫「エリス」、マイルス・デイヴィスなど多数のアーティストのプロジェクトに参加。『ニュー・シネマ・パラダイス』『ヴィム・ヴェンダース Blu-ray BOX』など映画のBlu-ray化の音声トラックのリマスタリングも手がけている。スイス、モントルー・ジャズフェスには4回出演。アルバム『COMME des GARÇONS SEIGEN ONO』で2019年度ADCグランプリ受賞。

新文芸坐;
https://www.shin-bungeiza.com/

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