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6/06〜6/11 Live Edge Trio with Steve Nelson Japan Tour 2024

text by Kazune Hayata 早田和音

 

豪華な顔合わせによる来日ツアーが実現する。出演するのはLIVE EDGE TRIOとスティーヴ・ネルソン。LIVE EDGE TRIOは、ベン・マークリー(p)、セス・ルイス(b)、アンディ・ウィーロック(ds)という、アメリカ西部を中心に活動を展開する3人が結成したピアノ・トリオだ。ベン・マークリーは、アリ・ホーニグ(ds)を擁するベン・マークリー・ビッグバンドを主宰するほか、これまでにエディ・ヘンダーソン(tp, flh)、ジョエル・フラム(ts)、ブライアン・リンチ(tp)ら数多くのアーティストと共演する人気ピアニスト。ロン・カーター直系ベーシストのセス・ルイスは、マルグリュー・ミラー(p)、ルイス・ヘイズ(ds)、エリック・アレキサンダー(ts, as)からの重用を受ける超実力派。そしてアンディ・ウィーロックは、アーニー・ワッツ(ts)、チューチョ・ヴァルデス(p)、ランディ・ブレッカー(tp)ら幅広いミュージシャンからの厚い信頼を受ける一流ドラマーだ。

昨年、『Look for the Silver Lining』というスウィング感あふれる1stアルバムを発表した彼らが来日するだけでも嬉しい限りなのだけれど、今回は、5月31日にリリースが予定されている2nd作『Closing Time』にも参加しているスティーヴ・ネルソンを伴っての来日。ミルト・ジャクソン(vib)やボビー・ハッチャーソン(vib)の流れを汲む、現代ジャズシーンでトップのヴィブラフォン奏者スティーヴ・ネルソンと、スウィンギー&グルーヴィーなLIVE EDGE TRIOの共演に胸が高鳴る。今回のツアーでは、6月初頭に関西エリアで3公演を行なった後、6月11日に最終公演を南青山のBaroomで開催。東京公演はこの公演のみとなっており、本場のヴィブラフォン・クァルテット演奏を聴くことのできるまたとないチャンスだ。


LIVE EDGE TRIO with Steve Nelson: “Closing Time” Release Tour in Japan 2024

6月 6日(木) 大阪 Jazz Club GALLON

6月 7日(金) 大阪 Jazz Club GALLON

6月 8日(土) 神戸 100BANホール

6月11日(火) 東京・南青山 Baroom

出演:ベン・マークリー(p) セス・ルイス(b) アンディ・ウィーロック(ds) スティーブ・ネルソン(vib)

*6月8日の神戸公演は“meets The Big Band”と題され、以下のメンバーが共演。[広瀬未来, 中村葉月, 古川美歩, 田中洋一(tp), 礒野展輝, Nick Marshall, 細川涼介, 本橋あかり(tb), 柏谷淳, 米田あゆ, 高橋知道, 永田右京, 古山晶子(sax) 李 祥太(comp, arr, p)]

早田和音

2000年から音楽ライターとしての執筆を開始。インタビュー、ライブリポート、ライナーノーツなどの執筆やラジオ出演、海外取材など、多方面で活動。米国ジャズ誌『ダウンビート』国際批評家投票メンバー。世界各国のメジャー・レーベルからインディペンデント・レーベルまで数多くのミュージシャンとの交流を重ね、海外メディアからの信頼も厚い。

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