高柳昌行のアーカイヴから2タイトルを初CD化
ギターのレジェンド、高柳昌行のアーカイヴから2タイトルがCD化された。
阿部薫(as,etc)とのデュオ『リアルジャズ』と『ニュー・ディレクション・フォー・ジ・アーツ/プロジェクション』。発売は共にJinyaDisc。阿部とのデュオは、1970年7月、渋谷のステーション’70での録音。『プロジェクション』は、1973年7月、新宿アートシアターに於けるフェスティヴァル『フリージャズ大祭 1〜インスピレーション&パワー 14』での収録。メンバーは、高柳に加えて、井野信義(b)、山崎弘(比呂志、perc)、ジョー水木(perc)のカルテット。このフリージャズ大祭には14組が出演したが、2枚組コンピレーションの他にフル・アルバム(コンプリート)がリリースされるのは富樫雅彦と佐藤允彦のデュオによる『カイロス』に続いて2作目。
今回リリースされる2タイトルとも生前の高柳が内容に自ら太鼓判を押していたもの。歴史的にも貴重なCD 化といえよう。
『高柳昌行 阿部薫/リアルジャズ』JinyaDisc B35
高柳昌行(g) 阿部薫(as,etc)
解説:斉藤安則
『ニュー・ディレクション・フォー・ジ・アーツ/プロジェクション〜Live at Inspiration & Power 14』
JinyaDisc B37
高柳昌行(g) 井野信義(b) 山崎弘(比呂志、perc) ジョー・水木(perc)
解説:大友良英 玉井新二