Reviews on This Issue
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#50 大友良英、今年のリリース作品から
Old and New Dreams, Plays Christian Marclay, FEN今年に入ってから大友良英のアルバムが次々とリリースされている。4月には昨年末の新宿ピットイン年末ライヴ「Old and New Dreams」 4 days 8公演のうち2公演もCD化された。
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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #114 Brandon Woody <Beyond the Reach of Our Eyes>
5月9日にBlue Noteからデビュー・アルバムがリリースされる若手トランペッター、Brandon Woody(ブランドン・ウディ)の音楽はかなり新鮮だ。ピアノがしっかりとバンドのサウンドを支える中全員が倍のテンポで即興する、そのエキサイティングなサウンドの解説を試みた。
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#2383 『三原彩子/カーテン・コール』『Ayako Mihara/ Curtain Call』
バリー・ハリス・チルドレン三原彩子の女性バッパーらしい、強靭にしてしなやかなプレイ。
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#2382 『中牟礼貞則&渋谷 毅/Our Long Road ~ Live at NO TRUNKS 2023』
この唯一無二の演奏は中牟礼が90歳、渋谷が83歳の時だというから正に至宝同士による希有のパフォーマンス。
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#2381 『Mads Tolling / Master Of Jazz Violin』
『マッズ・トーリング/マスター・オブ・ジャズ・ヴァイオリン』マッズ・トーリングは、ヴァイオリンにジャズの魂を吹き込む稀有な存在だ。本作『マスター・オブ・ジャズ・ヴァイオリン』は、彼のルーツと敬意を映し出すトリビュート・アルバムである。
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#2380『Jo-Yu Chen / Rendezvous: Jazz Meets Beethoven, Tchaikovsky and More』
ルォー・ユー・チェン(陳若玗)のピアノトリオがベートーヴェン、チャイコフスキー、プロコフィエフなどのクラシック作品に取り組んだ。それは独自色の高いものであり、シューベルトとモーツァルトに焦点を当てた前作からさらに成熟度を増したようだ。
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#2379 『Merzbow + Agencement / Rilievo』
『メルツバウ+アジャンスマン / レリーフ(浮彫)』破壊の果てに残された人間の尊厳と儚さを浮き彫りにする一枚である。
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#2378 『関谷友加里 (Yukari Sekiya) / DUETS Till Now、From Here [2CD]』
関西拠点のピアニスト、関谷友加里のセカンド作。優雅なメロディーのすぐそばに、フリージャズや即興音楽への入り口があり、するりと異世界へ抜けていく。
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#2372 『中村海斗/Invisible Diary』with 佐々木梨子、布施音人、高橋陸、加藤一平
石若駿の次の世代で最も注目すべきドラマー/作曲家 中村海斗のセカンドアルバム。海斗の作曲したストーリーの上で、メンバーが自由自在かつ緻密に繰り広げる演奏は衝撃的だ。20歳のアルトサックス佐々木梨子の音楽性も恐ろしいほどだ。