#339 『Rema Hasumi 蓮見令麻 / Billows of Blue』

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「及川公生の聴きどころチェック」今月の9枚

Ruweh 004

Rema Hasumi (piano, voice)
Masa Kamaguchi (acoustic bass)
Randy Peterson (drums)

1. Vers Libre I
2. Still or Again
3. Nocturnal
4. Vapors of Voices
5. Keep My Water Still
6. In the Mists of March
7. Billows of Blue
8. Vers Libre II

Recorded June 2016 at Oktaven Audio
Engineered by Ryan Streber
Mixed by Pete Rende
Mastered by Luis Bacque

 

音像の構成力で聴くものを惹き付ける。

ピアノの中低音の豊かな音は、マイキングで得たものと推察する。左右空間に広がる透明感を伴った収録技術に衝撃的な感動を伴う。表現が豊かなのだ。
この手法はドラムにも及ぶ。大まかに捉えたドラムの音像が強弱振幅で迫る収音。サウンドの勢いが音像空間を埋め尽くす表現であり、音楽構成を強固にしている。エンジニアのこだわりとも言える。
ベースもしかり、どかんとセンター定位で重く響く。ドラムとの絡みに効果抜群。

加えて、ヴォイスがごく自然に表面に現れる感触が、また、巧いなと感じるのだ。

*CDレヴュー(多田雅範)
https://jazztokyo.org/reviews/cd-dvd-review/post-14384/

及川公生

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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