#350『池長一美+PAUSELAND/Niwatazumi』
及川公生の聴きどころチェック 今月の8本
Cloud DDCJ-4019 ¥2,500+税
池長一美(dr)
+
Pauseland / ポウズランド;
ヤコブ・ブキャナン(fgh)
クリスチャン・ヴースト(ts, cl)
ソレン・ダール・イェッペセン(g)
クラウス・ノルゴー(b)
01. アンスポークン・ラングエッジ (Jakob Buchanan )
02. トゥーサム (Christian Vuust)
03. ジェイ・エス・ビー (Christian Vuust)
04. にわたずみ〜潦 (Kazumi Ikenaga)
05. プラスチック・ムーン (Kazumi Ikenaga)
06. ナンナ (Jakob Buchanan)
07. リターニング (Kazumi Ikenaga)
08. ホイ・ヒメル (Christian Vuust)
09. バイ・ザ・ブルー・ブリッジ・トゥ・モーガン・カントリー (Jakob Buchanan)
Recorded on July 11th, 2016 at Finland studio, Aarhus, Denmark
Recorded, mixed, and mastered by Jacob Worm
根底にクラシック録音の手法を思わせる。すべての楽器に距離感がありステージ演奏を想像する。バランスの整ったミックスの中に、ベースの深い低音が周辺を被い持続する安定感を持つ。ギターがリバーブを巧く使って管楽器との空間を埋めるサウンドは印象的。ドラムの音像が時にシャープに出て、引き締まった音場が造られる瞬間が面白い。どの楽器も、サウンドの艶々した印象で録られていて、ワンポイント手法のような印象を受ける。